合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

パイの日

2008-03-14 | コドモたちの学校
今日は3月14日。3.14でパイ(π)の日なんだそうです。

・・・というわけで、8年生のウー、数学のクラスの宿題、というか、エクストラクレジット(ボーナスのような点数)で、「πの小数点以下20桁まで覚えたら、成績にプラス5ポイント、それ以降は1桁につき1ポイント」という大盤振る舞いがされるとか。まあ、お遊びですね。そういうのまったくダメな私ですが、そんな話を矯正歯科へ向かう車の中で聞いて、遊びで覚えはじめました。

ところがそれにハマってしまい・・・ウーと二人、

さんてんいちよんいちごーきゅーにーろくごーさんごーはちきゅーななきゅーさんにーさんはちよんろくにーろくよんさんさん・・・・・

車の中で叫ぶ叫ぶ。ちなみに、ここまでは電卓あるいはキーパッドを叩く指の動きをイメージすると結構楽にこられました。ここから先は5桁ずつ語呂合わせで覚えていくと、また結構イケるんです。

続きは、野菜に泣く ごーぜろにーぱっぱ 良いクない ろっくーさん苦っ苦 皆ごいれ!(「ごいる」の命令形です。「ごいる」って?そんなこと聞いちゃいけません) ゴーヤに絶句 ななよんきゅーよんよん(平安京をイメージ) ごっくん兄さんぜ…

途中からチカラワザは入るわ、意味は通じないわなのでかなり苦しいですが、こうして覚えていけば面白いように覚えられます。ちなみにここまで65ケタ。

3.14159 26535 89793 23846 26433 83279 50288 41971 69399 37510 58209 74944 59230

・・・気付けば盛り上がっているのは私ひとり。肝心のウーは私を試すのに夢中でロクに覚えちゃいません。せいぜいオットに自慢しようと、鼻を膨らませて暗唱してみせました。

それで、これって何かの役に立つ?って聞いたら、技術系のオット、「大学で解析やってた頃、『実践では円周率を”3”として計算すること』って言われたよ。何の役にも立たないね。」

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合同コンサートとベイクセール

2008-03-13 | コドモたちの学校

忙しいです・・・最近、なんとか1日2時間ピアノの時間を確保しようと画策しているのですが、そうなると結局削れるところはネットの時間か睡眠時間…週に2度、午後1番の時間に入っているバレエのクラスも見直さないとダメかな。読書の時間はストレッチしながらひねり出してます。iKnowももっとしたいし、本も読みたい、ドラマも見たい(キャプションなしの練習中)、作りたいものもあるし、地下も片づけなくちゃだし、種まきも始めないといけない。刺繍も進まず、書類も山積み、to do listの項目は一向に減りません。その上4月からはもっと忙しくなりそうです。更新滞るかも。メールのお返事もコメント返しも遅れております。ごめんなさい!


さて。今日はハイスクールで、5年生から12年生までのStrings選択の生徒全員を集めての大コンサート。その会場では、今度シカゴに遠征(という名のお泊まり会?)するハイスクーラーたちのためのFund Raising(資金集め)として、Bake Saleが行われました。Bake Saleというのは、その名の通り、各自が焼いたケーキやらクッキーやらを持ち寄ってその場で売るのです。今回はサイレント・オークション形式で。ずらりと並んだケーキに番号が振ってあり、それぞれに欲しい人が名前と金額を書き入れていくんです。一番高い金額を書いた人が競り落とせる、というわけ。



こんな感じで。




我が家も、張り切ってたくさんのクッキーやケーキを供出しましたよ。

St. Patrick's Dayが近いので緑のリボン♪


クッキーは2種類。常連ファンの多いロミアスと、今回初めて教えてもらったアメリカンなチョコチップクッキー。全部で500枚くらい焼きました。



フルーツケーキ。綺麗なのでウケるんじゃないかと思いまして。前にも反省したのに、またあんずジャムがないからって、色の濃いラズベリージャムを使ってちょっと暗くなってしまいました。そういうときは、どうしてもツヤを出したいベリー類だけをジャムのソースにどぼんと漬けて使う方がいいみたいです。



普通アメリカのケーキっていうとこんな↑色彩になるんですが(もっとすごいのを見たい方はこのあたりからどーぞ)、今回はおとなしかったです・・・と思ったら、「色つきアイシングは結構お値段が高いから」なんだそーです。目から鱗。。。


それにしても、ドコの誰が作ったのかもわからない、素人のケーキなんか買う人、いるのかなぁ、と思いきや…売れること売れること、まさに「飛ぶように」売れていました。中にはどう見ても、市販のミックスで「ただ焼いただけ」でしょー!というのもあったんですが。。。



みんな、寄付のつもりで買ってくれるのかしらん?それにしても嬉しそうに抱えてるねぇ。そういえば、先日、この資金集めの一環でブーが近所の家を一軒一軒回って、キャンドルやらキャンディやらを売って歩いたのだけど(保護者の中でそういうビジネスをしている人が斡旋してくれます)ほとんどの人が買ってくれた、って。中には「今、ワイフがいないから決められないけど、後からまた来てくれる?」と言って、その後ブーの都合が付かなくて行けなかったらわざわざ訪ねてきてくれたり…。

娘達の言うことには「とにかくみんなお金を使うのが大好きなんだよねー」…と。ううむ、謎です。私は今まで、「どうしても必要で、なくて3回困って、それでもやっぱり必要だというものしか買わない」「ものを増やさない」「余分な間食をしない」というコンセプト(というよりは理想ですね)でずっと子育てしてきて、この方向変換にはなかなか着いていけません。消費は美徳なんですかねー。でも、おかげさまでお金がよく回る社会になっているみたいです。


ところで、コンサートの方は、今年度初めての全学年合同コンサート。初めてのハイスクールに5・6年生(とその親たち)は興奮しちゃって、ものすごい騒ぎでした。そしてまた調子の外れた、どこまでも指揮や伴奏を無視して突っ走る演奏を久しぶりに延々と聴かされて、やっぱりこれをもう一度繰り返せと言われたら辛いなあ、と。今までの長い道のりを振り返ってしまいました。もちろん、5年生の親たちはその演奏にも拍手喝采ですが。

この前、チューニングの音を披露してみなさまに褒めていただいた、迷演奏歴3年目のウーですが、なんとなんと、今回1列目に出世していました。家族の暴言や無理解にもめげず、雨の日も風の日も(家の中で)来る日も来る日も、欠かすことなくひたすら練習を続けたウー、報われたね!


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チェロの1列目~!


コンサートは5年生からハイスクールまで順次グレードアップしていき、否が応でも盛り上がったところへ、最後は全員揃っての演奏です。しばらく前からウーがキャノン、キャノンと言い出していたのがこれでした(チェロのパートだと、弾いてくれても何の曲だかよくわからないんですよねー。伴奏だから)。かの有名な「パッヘルベルのカノンinD」。初めて楽器を手にして6ヶ月の5年生を含め、総勢250名ほどでの大演奏。当然ステージには乗り切れるわけもなく、ステージ下、客席の通路全部にぎっちりと生徒達が並んでの演奏となりました。しかも、この日初めて全員で合わせたっていうから、やっぱり「とりあえずやってみる。できたものをとりあえず見せてみる」のがこちら式ってことなんでしょうね。


この小柄なミセス.Bがこの人数、クラスを全部一人で教えています。指導はもちろん、コンサートの計画から構成、実行まで全部。個々の教師に与えられる裁量、権限が日本では考えられないくらい大きい。いちいち会議を開いたり、先生同士で割り当てを決めるような煩雑な仕事もない。だから思い切って好きなことをバンバンできるのだと思います。毎日ミドルスクールとハイスクールの間を何度も往復して大変ですが、やりがいあるでしょうね。でも…毎年、手塩にかけた12年生が卒業していって、また「むすんでひらいて」の5年生をゼロから指導…私にはできませ~ん。

音量注意!
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5年生、少しは指揮を見て~!

お耳汚し、失礼いたしました!




・・・というわけで・・・


「今日も出番ナシかよ。」


「楽器なんてマクラにしてやるでちよ。」


animal5animal61クリックでフード0.6杯のサイトへはこちらからどうぞ!
紫色のボタンを押してくださいね。


symbol72月いっぱい…と思っていた犬ランキングですが、事情によりもう少しお引っ越しが伸びます。クリックよろしくおねがいします。→どらどら!

前期終了祝い!

2008-01-19 | コドモたちの学校

ハイスクールの期末試験が終わり、4日間の休みに入りました!今日の金曜日は先生方の事務用予備日で生徒はお休み、月曜は、黒人人権運動の指導者、キング牧師の日です。なんだか忙しくてPCに向かう時間がなかなか取れません。


ハイスクールは2セメスター、2ターム制。つまり、8月下旬に新学期が始まり、1月下旬までが1st Semester、わずか4日間の休みをはさみ、6月上旬までが2nd Semesterとなります。そしてそれぞれのセメスターが2つに分かれ、1st Quarter, 2nd Quarter, 3rd Quarter, 4th Quarterと呼ばれるわけです。

セメスターごとにすっかり教科が入れ替わってしまいます。どうも私に理解できないのは、最初のセメスター(前期)に数学があればセカンド・セメスター(後期)にはない、というように、ほとんどの教科が半年勉強したら、あとの半年は完全になくなってしまうところ。外国語なんか6月に終わって、次に始まるのが2月だったらもう全部忘れちゃいませんか?(うちの娘達は今ブラッシュアップが大変です)体育のクラスなんかはハーフクレジットなので、年間のうち3ヶ月間だけ、毎日集中して受けて、あとの9ヶ月は全くなしです。なんだかよくわからないシステム。

今年前期が辛かったというフーは今大喜び、逆に前期は楽だったけれど、これからAP(大学の単位が取れる高レベルのクラス)のクラスも始まるというブーはちょっとどんよりです。

ま、とにかく3人ともよくがんばりました!というわけで、晩ご飯はコドモ達の大好きなヒレカツ。


これで4パウンド強(2kgくらい)



お弁当や間食用にまとめて揚げてしまいます。


こちら、とにかくキッチンが大好きなWillち。ひたすら張り付いて床のお掃除に励んでおります。生ゴミ処理はおまかせです。

「キャベツ好きでちよ。」



一体、Willさんが抜け駆けしてどんな美味しいものをもらっているのかと慌ててかけつけたチャンコさん

「おいしいキャベツ食べてるでちよ~。」
「オマエ・・・キャベツかよ・・・来て損しちゃった。」



2キロぶんのヒレカツ、完成!




たっぷり食べられました。


もちろん、その場でお腹いっぱい食べさせたら残りは速攻で冷凍です。そのまま残しておいたら翌日にはなくなってしまう。冷凍しておけばすぐカツ丼にもできるしsymbol1

ああ、なんだか最近食べ物ネタばっかりだ。気持ちだけのダイエットのフラストレーションがそうさせるのでしょうか。クリスマスにジャンクフードを飽食して以来、ほぷちゃんダイエットが完全に終了。現在未だかつて見たこともないような体重計の数字におののいております。増えた体重2kg、改めてこのヒレカツの材料と同じだけの重さだと実感しました。おそろしや~。

symbol7今日もどらどら!!!よろしくおねがいしまーす!

National Honor Society

2007-11-03 | コドモたちの学校
実は昨日またもや我が家のチンピラ君が問題を起こしまして…頭痛がしています。この話はまた後ほど。

そんな我が家にも久しぶりに明るいニュースが!

ブーが、National Honor Society(NHS)という全米の学生組織に入れてもらえることになりました!直訳すると全米栄誉会みたいな感じ??wikiさんによれば、なんと「全米優等生協会」ということになります。

ズルして日本語で情報を探していたら、いつものようにWikiさんがたくさん情報をくれました!アメリカの学校・入試システムについて。おかげさまで、今までバラバラに少しずつ寄せ集めていた断片情報が頭の中でかなりまとまった感じです。


メンバーになるための条件は学校によって違うのですが、うちの校区では、GPA(学校の成績)が3.75以上であることの他、課外活動やボランティア、リーダーシップなどの活動がノミネートの条件となり、審査されるようです。

夏前に、GPAの条件を通った学生全員に申し込みの書類が配られ、各自がそこに自分の関わってきた地域への貢献や課外活動などをアピールするのですが、全く初めてのことで、何が何やら…だったのだけど、いつの間にやら審査は進み、先週のある日、学校から一本の電話が。

「おめでとうございます!お宅の娘さん、ブー・カタスミはNHSのメンバーとして受け入れられることになりました。つきましては、来週木曜の朝、7時からセレモニー、その後、パーティをしますが、このことは本人達にはナイショのサプライズにしますから、絶対に知られないようにしてくださいね。」


…って。
私は日頃小さなことでもみんな娘達に報告しては一緒に喜んだり楽しんだりしてしまう方なので、これを隠すのはちょっと苦しかったです。

その上、数日前には、セレモニーでブーのことを紹介してくれる係の上級生から電話がかかってきて「今までブーが関わってきたアクティビティを全部教えてくれ」とか言われるし。たまたま本人がバイオリンを弾いていて電話に気付かなかったから良かったようなものの、電話の内容を聞かれたら白状させられちゃうところでした。

というわけでセレモニー当日は、いつものように寝坊してるブーを、いつになく早起きして起こす母(挙動不審)。「もう6時半よ!」と叫んでも、何も知らない本人は「まだ6時半~」なんて言ってるし。バスは6時55分頃には来るんですが。妹のフーの方は、その時間には既に身支度を整え終わって、食事も終わって、犬の食事やトイレまで済ませてメールチェックしてる。えらい違いです。ちなみにフーはオットに似たのです。時間に遅れるのが極端に怖い。「ギリギリ」ってことができない人生です。ブーちゃんは私にそっくりねー。


だからって、いくら3分あれば顔を洗って着替えてパンをくわえて、バスに乗れる、と豪語するブーちゃんでも、今日の日に寝起きのハンニャみたいな顔で講堂の舞台の上に立って表彰されるのは可哀想ってもんでしょう。一生懸命起こしましたよ。

なんとかバスに乗せて、ミドルスクールのウーも見送って、さて、オットとハイスクールへ向かいました。

一方、生徒達の方は、授業をしている教室に、NHSの現メンバーであるシニアたちが一人ずつ呼びに来るのだそうです。本当にサプライズですね。おまけに、多くのメンバーは、選ばれた新しいメンバーに、自腹の花束やら風船やらをみんなの前でプレゼントしてくれるのだとか。中には「忘れた」と言って手ぶらのシニアも。残念ながらブーの担当J君もこの「忘れた」の一人でした。だからキミ彼女もいないんだよ!


セレモニーでは、まず、現メンバーが会の趣旨や目的について話をし、一人ずつキャンドルに火を付けていきます。その後、新メンバーの一人ひとりについて現メンバーがみんなに紹介してくれるのです。「彼女のことは○年生の頃からよく知っているけれど、いつも親切で、頭が良くて、スポーツでは○○で活躍、こういうボランティア活動に熱心で、△のことにとても詳しい。とてもステキなYoung Ladyです。」といった感じで。

ホントに感心しちゃうけど、こっちの子ども達は人前で話す訓練をよく受けています。機会が多いからなのか、もともとそういう文化だからなのか、実に要領よく、ユーモアを交えて、聴衆の興味を引くように話をする、みんな上手。これは日本の学校でも是非教えて欲しいスキルだと思います。

呼ばれた生徒は壇上の名簿に署名をし、バッジと証書を受け取って正式にメンバーとなります。


ブーちゃん、署名中。かろうじて般若じゃなかった~。



今年の新メンバーたち。サプライズだったのねー、という普段着ばかり。





サプライズとはいえ、一部の生徒には情報が漏れていたようです。…というのも、都合で不在の保護者へ電話するかわりに、同級生から情報を引き出そうとしたシニアがいて、その同級生から話が伝わってしまったとか、あるいは、娘が何気なく「NHSの…(結果は何も連絡ないよね?)」って言おうとしたってだけで、お母さんが動揺して「あなたどうして知ってるのっ!」って叫んじゃってバレたとか。その間抜けさが愛らしい…。

私のESLの先生もブーのことを大層喜んでくださいました。なんと、彼女自身がNHSのメンバーだったのだそうです。大恐慌も経験しているJ先生です。NHSの歴史を感じるな~。

おめでと、ブーちゃん!

石の上にも6年目の演奏

2007-10-14 | コドモたちの学校
このスクールイヤーで初めてのハイスクール・ストリングス・コンサートでした。

近頃、ハイスクーラーの親たちが続々「今だから言うけど」と子どもに告白しているそうなので(ブー談)私も言わせていただきますが、(…というよりも、私の場合は忍耐強いアメリカの親たちとは違ってホメ殺しなどいっさいしなかったできなかったので、当時から言いたい放題でしたね…反省)ここまでよく…親の私たちが…耐えた!と思わずにいられません(爆)感無量とはこのこと。報われました!

5年生で始まる、ストリングス・オーケストラ。音楽は、歌、バンド(いわゆる吹奏楽?)、そしてストリングスのどれかを選択しますが、一番人数の少ないのがストリングスなのです。それでも最初は1学年100人近い人数が弦楽器を手にしてギコギコギュインギュインヒョイ~ンと、それはそれは阿鼻叫喚なコンサート。もう、どうしたってその場にいるだけで自然と眉間にしわが寄ってもどらなくなるんです。

そんな5年生も毎日、1時間ほどの授業と、各自家での練習で、目には見えないスピードでのろのろと、でも着実に上達していきます。6年、7年、8年と年々人数は減っていき、高校生になると今度は学年に関係なく、4学年を合わせて2つのグループに分けられます。


タテマエ上、この2つに差違はなく、「たまたま2つのグループに分かれているだけ」ということになっていますが、実態は明らかに1軍と2軍。オーディションで振り分けられる厳しい世界です。(先生は未だに「上も下もないのよ~」とおっしゃいますが、ハッキリ言ってかなり苦しそう。)もっとも、完全に実力できっぱり分けてしまうと、2軍の方が大変なことになってしまうので、一部引っ張っていける子を残してあります。かなりわかりやすいのですが、やはり教育現場なのでタテマエ優先なんでしょうね。


ま、ともあれ。毎日の授業だけで、よくぞここまでがんばってきた、と心の底から褒めてあげたくなる演奏でした。先生、すごい!ヤリガイのある仕事ですよね。


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よくぞここまで…でもプロと比べちゃダメですよ~


リジィ子さんのこの記事には大笑いしちゃったけど、いやいや、子どもたちは本当に無限の可能性を秘めています。ぶしゅこちゃんのフルートも、いつの日かリラックスして聴ける日が来るから!あきらめないでね、リジィ子さん!

過去のスクール・オーケストラ関連記事もどうぞ!(文字をクリック!)

2004/12/1 「スクールコンサート」
2004/12/9 「ストリングスコンサート5年生編」
2005/3/14 「私設クァルテット?」
2005/8/17 「新しい楽器♪」
2006/11/28 「連休最後は本屋で演奏」
2006/12/31 「クリスマス・コンサート」
2007/1/14 「エレキ・バイオリン!?」
2007/3/15 「コンサートのボランティアとは!?」


今年暖かいHomecoming weekでした

2007-10-11 | コドモたちの学校
1日記事が空いた間に季節は夏から冬へと変わってしまいました。

月曜日の最高気温は35℃で、夜も窓を全開、シーリングファンを回しても寝苦しいほど暑かったのです。こんなこと、真夏でも滅多にないこと。そして火曜日は28℃とぐっと涼しくなったのですが、水曜日、なんと最高気温が15℃でした。

こうなると、涼しいなんて生やさしいものではなく寒い!フーは、窓を開けたスクールバスの中で鼻が冷えて赤くなったというし、私は庭のウ○チ拾いで手がかじかみました。クッキーはゲ○ピーです。しかも明日の最低気温なんか1℃だって。。。。さむいよー。インパチェンスもこれで終わりかな?


先週はうちの学区のHomecomingだったのですが、この行事、毎年寒くて大変なはずなのに、今年は半袖で観戦に出かけるという珍しいゲームになりました。例年、凍えるような気候の中、毛布やフリースにくるまって観戦したり見物したりするホームカミングの行事、今年は薄着で楽しめてラッキーだったのかな?

ホームカミングというのは、アメリカの高校で行われる「母校週間」みたいなもので、各ハイスクールでは、最終日のダンスパーティーを頂点に、母校でのフットボールの試合や、日替わりの変わったドレスコードを楽しむ日、町中でのパレードなどなどを楽しむ、とにかく地元を巻き込んだ学校祭みたいなものでしょうか。高校生にとっては一大事なんです。

この時期の直前にはSprit Saleと言って、愛校グッズ(の服やら小物やら大物(?)やら)のお店もPTA主催で開かれるし、車には母校のチームへの応援が落書きされるし、モールのドレス売り場は女子高生でごった返して店員さんがクレイジーになる。

なんたって、一人が数十着のドレスを試着室に持ち込み、ほとんど誰一人としてそれを片づける子はいない。みんな床に脱ぎ捨ててまた次のドレスを取りに行くんです。あまりの徹底ぶりに、「これがアメリカの試着室のマナーなのね」とうちの娘ブーはすっかり誤解していました。私はさすがに、「それはないだろう」と思ったものの、ちょっと自信がなくなるほどの惨状。キレた店員さんが「Ladies!!」←ほとんどイヤミね(笑)と叫んで、脱いだドレスはきちんとハンガーにかけて元に戻すようにと呼びかけたので、そこで初めてフレッシュマン(9年生)たちはマナーを知るわけです。

とはいえ、ハイになったティーンネイジャーはもう完全にout of controlで、もう店員さんもあきらめ顔で黙々とドレスを片づけます。中学・高校の先生たちってすごいなーと思う瞬間。

ともあれ、着飾ってダンスパーティへ向かう前に、女の子十数人で出かけた食事会の写真をお見せしましょう!


いいな~、みんなお肌がぱつんぱつん。


親の世代は「私たちの頃はドレスの胸がこんなに開いてなかったわ~」と愚痴ってました。でもこんな楽しい高校生時代があっただけでうらやましいけど?


華やかですね~。あれ?男の子は??
この年代になると、ダンスパーティはデートになる子と、ひたすら同性のグループとがかなりくっきり分かれるようで、幸か不幸か我が娘たちは女の園を存分に楽しんでいる様子です。フーに至っては、フットボールのゲームは応援に行ったものの、ダンスパーティなんかパスしちゃってました。友達もみんなお互いに「あなたが行くなら行くけど~」というノリの悪い集団。類は友を呼ぶんでしょうか。楽しそうなのにねえ。



こちら、もう一つの山場、フットボールのゲーム。マーチングバンドやチアリーダーたちが活躍します。


最近ブーがおぼろげにルールを理解しつつあるフットボール


パレードでは街の中心を地元学校の体育会の子たちが練り歩き、お菓子をばらまくんだそうです。私は渋滞が怖くてまだ見に行ったことがないんですけどね。だいたい完全に道路を封鎖しちゃうから、川を渡って向こう側へも行けなくなってしまうのです。でも、ばらまいたお菓子の残骸が翌日ゴミとなって道路に散らばっている、なんて聞くとやっぱりガッカリしちゃう。モノを、特に食べ物を大切に、なんて発想がないんでしょうが、それはやっぱりすごーく良くないことだと思うよ、私は。

ところで、ホームカミングの一週間は、毎日学校で「スクールカラーの服を着てくる日」とか「全身一色でそろえてくる日」とか「パジャマで登校しちゃう日」とか「服を裏表(inside out)に着てくる日」とかのお遊びがあるのですが、この「indide out」というのがクセモノ…。いや、これはもちろん、シャツやパンツ(ズボンね)を裏返しにひっくり返して身につける、という意味ですが…これを逆手に取る発想をした子がすごいなーと思うんだけど…去年はこの日に、服の組み合わせを文字通りinside outに来て颯爽と現れちゃった子たちがいたのだそうです。つまり…内側にシャツやパンツを着て、一番外側にブラジャーとアンダーショーツ…確かにinside outですわね…orz 

若く美しく、そしてうんと厳しい女性の校長先生が怒ったのなんのって…nose6

今年、inside outの日はなくなってました。

まあ、そういうおバカな遊びができるのも若いウチよね、ってことで。ちなみにその主犯?の子、ストリングスの練習で我が家に来たこともありますが、普通の明るくて可愛い女の子でしたよ。楽しそうな高校生活。行事も勉強も、学科内の音楽活動も課外活動も充実しています。

↓ホームカミングやドレスショッピングについての過去記事もどうぞ!↓
2005/10/3 「ドレス!ドレス!!ドレス!!!」 
2005/10/10 「ホームカミングとスピリットウェア」
2006/10/17 「ホームカミングへ」


寄付金集めのアメリカ横断

2007-09-08 | コドモたちの学校
この夏、我が町の中学校教師、ミスターVは、自転車でアメリカ大陸横断の旅を成し遂げました。



ミスターVは歴史の熱血教師。歴史をまるで自分たちがその時代に生きているかのように生き生きと想像させてくれる授業が人気です。もちろん、教える方が熱心だから、子どもへの要求も高く、生徒達はいつも宿題やレポートの量に、ひーひー言っています。

出される宿題もユニークで、去年の総仕上げ、グループプロジェクトは、仲の良い子同士で、何ヶ月もかけて休みの日に誰かの家に集まってはコツコツと仕上げていました。ウーたちのテーマは、ローマ帝国の政治の仕組みをスターウォーズの世界になぞらえてビデオを作ること。はあ?

テーマはなんでも良かったそうです。その年に歴史の授業で習ったことをもとに、ポスターを描いても、レポートを書いても、ジオラマやボードゲームを作っても、なんでもいい。で、彼らは自分たちが人物に扮して、ビデオを撮った。まあ、そういうユニークな授業をする先生です。


その先生の息子さんが若年性の糖尿病にかかってしまい、先生はこの病気をもっと研究してもらうよう、研究資金を寄付したい、と考えました。ここからがすごい!ところなのだけど、自分にできる、寄付を集める方法…ミスターVは考えた!


「集まった寄付金、1ドルにつき1マイルを、この夏自転車で走ります!」


こう宣言したのです。そして、先生は生徒を通じて保護者に、この寄付金集めの主旨を伝えました。目標は5000ドルだったそうです。距離にして5000マイル(8047km)を、この夏休みに自転車で走る!と。



糖尿病救済のための寄付金を集めて、Mr.Vをアメリカ横断5000マイルの旅に送り出そう!


60代(かも)のミスターVです。5000マイルって、並み半端な距離ではありません。そんなことって可能なの?本当にやるのかしら?誰もが驚いたものだけど、いざ、実際にそれが始まると、こういうところはさすがアメリカ!お金はじゃんじゃん集まりました。

自転車乗りのオットは、この話を聞いて「無謀じゃないの?」と心配していました。「日頃から鍛えているならともかく、普通の人が50日間連続で毎日100kmの距離を走るってものすごいことだよ」と。本人にもemailで様子を聞いたみたいだけれど、「とにかくやってみる」とのこと。我が家もささやかながら応援することにしました。



このグラフはミスターVの旅路。



距離と町の名前に加え、寄付してくれた人たち一人一人の距離(つまり金額)と名前、そしてその人についてのコメントが、ミスターV自身の手で書き込まれています


「彼女はとってもクリエイティブだ!」とか「ミセス◎◎はいつもカッコイイ!」とか。我が家のウーの名前が書かれた上には[Man! This guy work hard in History!](彼は歴史のクラスがんばったよー)だって。こういう心配りのできる先生なんですね。

ミスターVは、この他、寄付をした全員にThank Youカードを送り、サインだけではない、心のこもったメッセージを書いてくれました。そして当初の目標5000マイルはあっという間に集まり、それどころか、金額はどんどん伸び続け、なんと…


集まった12226ドル!若年性糖尿病の研究に寄付します!
そして、ミスターVは4088マイルを走り、25パウンドも体重を落としました。



もし1ドルにつき1マイル走るとしたら、ほとんどいい旅チャレンジ20000km!の世界ですが、いくらなんでもそれはあり得ない数字。とはいえ、最大で5000マイルと思っていたであろう目標額なのに、思いがけない金額になってプレッシャーがかかったでしょうね。残りのマイルはまた次の休みに消化するとのこと。いや、そんなにがんばらなくても~。

先日のparents nightの時には「ぼくは活字中毒なので、自転車の旅を続けながらも本屋に立ち寄っては本を買い、夜読んでは家に送りつけていました」と話して笑いを取っていました。

その後、オットと二人、「50日も走り続けるなんて」「4日で1200kmなんて」とお互いにホメ合っていたのがちょっと笑えたりして。

それにしても、一人の先生がこういう志を持って、協力を募り、学校を上げて応援できるって、すごいことじゃないですか?ワタクシ、感動してしまいました。これをさらっとやってのけちゃうんだから、ミスターVかっこいいっ!気前よくじゃんじゃん寄付しちゃう周りの人々もすごい!

文化の違いでしょうが、アメリカの寄付事情はまったくお見事。今まで、寄付について触れた記事をいくつか書いてきているのでご参考までに。

2004/12/17 「penny銅貨を集めよう!」

2004/11/15 「ペットマートのdonation」

2005/1/18 「飼い主の私たちが知るべきこと」

2005/3/25 「オットのお迎えで迷走。ペットマートのお世話になる。」


その他寄付に関する記事、まとめてこんな感じ。


ミドルスクール・オープンハウス

2007-09-06 | コドモたちの学校
中学校のオープンハウス(Parents Night)へ行って来ました。
ブログに書くのも、もう何回目かしらん?アメリカの学校ってどんな感じ?と興味のある方は過去LOGもどうぞ。

さて、内容についてはもう毎年似たようなものなので、今回は写真を載せてみまーす。(日本の学校については北から南まで「日本では」とひとくくりで言えることが多いのですが、アメリカは州ごとに、いや、地域ごとにまったく違うシステムになっているらしいので、これが一般的ではないかもしれません)



これがウーたち、8年生の教室の前のホール。幼稚園みたいでしょ?


学年はいくつかのチームに分かれて、それぞれ呼び名がつけられています。チームは日本で言うところの「学級」のようなまとまりですが、ホームルームはまたその中のもう少し小さなカタマリということになります。

学年>チーム>ホームルーム
だけど、ミドルスクールでは個人が各自のカリキュラムに沿って教室を移動するので、ホームルームのまとまりというものは特にないかもしれません。


これがミドルスクール(7,8年生)の見取り図。この図の左側にインターミディエイトスクール((5,6年生)のビルディングがくっついていて、音楽室は共用です。


日本の学校とは違い、どの教室も特に窓に面した作りにはなっていません。むしろ、日当たりの良い南側は全面壁に覆われた廊下になっていたりして。日当たりを重視しないことも大きな違いですが、むしろ学校は災害や犯罪などから子どもを守るために、いざというときは、全員が窓のない部屋に避難できるように考えられています。



ホールに貼ってあるポスター


アメリカでも学校でのBully、いわゆる「いじめ」は大きな問題になっています。
日本のいじめと違うのは、集団で一人を無視する、というよりはいじめっ子が誰かをいじめるとようないうケースが目立つことのようですが、いずれにせよ、弱い者いじめには違いありません。



これが今日のスケジュール


毎年書いていますが、この日、親は子どもが毎日しているように、時間割に従って教室を移動し、それぞれの先生の話を聞いていきます(時間割は毎日同じ。曜日ごとに変わったりしません。)。各教室での時間は8分。移動が4分。ラッキーなことに、今年ウーのクラスはほぼ一カ所に固まっていて、この広大な建物を4分間で教室からロッカーへ、ロッカーから別の教室へと競歩のように(走るの禁止!)渡り歩く必要はありません。ほっ

それにしても、こうして数字で見るとあらためてすごい、と思いません?でも、半端だからと言って8分を10分にしてしまったら、やっぱりその分全体の時間が15分近くも伸びてしまうわけで、…で…で…別にいいんじゃない?15分くらい伸びても~と思ってしまう私はまだ時間の使い方が下手なのかも。



一人の先生が3つのレベルの数学を受け持っているので、宿題はこのようにクラス別に与えられる。


でも今回一番びっくりしちゃったのはこのクラス。Language Art(英語・文学・詩など)のクラス。教室に入って、サイン・インし、席についてボードを見上げると…



保護者のみなさんへ:悪いけど、私は本日いませんので、サイン・インして、何かあったらemailちょうだいね~今年もよろしくぅ!…と書かれている。呆然


それで済まされちゃうんですねえ。別に他の教員やスタッフからフォローがあるでもなし、一応与えられたシラバスの紙を眺めたり、おしゃべりしたりして時間をつぶす保護者たちでした。でも先生の話を聞いている8分はウソのように短いのに、何もない8分の長いこと。短い時間を凝縮して使うってやっぱり大切なのかもしれない、と思いました。

ある先生は、教室を何やら強烈に甘い香りで満たし、「私は可愛いパピーのような生徒達にハッピーな気分で授業を受けてもらいたいんです。香りは季節によって変えるわ。もうすぐシナモンの香りの季節になるわね~」とうっとり。だ、大丈夫かな。ウー←強烈な香りに弱い人
もっとも、ダメならダメで、自分で「この香りは苦手だ~!なんとかしてくれ!」と主張できるようでないとここでは生きていけないですから、がんばって欲しいところです。

でもこうして先生方の話を聞いているとどの授業も工夫に満ちて、生き生きと面白そうで、教師に「何を教えるか」の権限が多く与えられているアメリカの教育システムが羨ましく思えます。日本のようにいろいろな知識をまんべんなく詰め込まれるのも、役に立つかもしれないけれど、興味を持ったことをどんどん突きつめていけるこのシステムの方が私は好きだな。

それにしても疲れました~、と思う間もなく、今日は、ピアノのレッスンとバレエのレッスンとWillのカウンセリングとハイスクールのオープンハウス。新学期はとことん忙しい~


青色花壇にモンシロチョウ


ブーのバイオリン購入記

2007-06-24 | コドモたちの学校
毎年グレードアップしてきたブーのレンタル・バイオリンですが、今年はとうとう自分の楽器を買うことになりまして。6月はキャンペーン月間で15%引きという戦略に見事にはまりました。



ある程度の予算レンジの中から選ぶわけですが、思った以上に大変な作業でした。ここ数日はもう他のこと何もできない状態。

お店でさんざん時間をかけて一つずつ弾き比べるのだけど、素人のブーが弾くのを素人の私が聞いても、それが楽器の個性なのか、はたまたテクニックの揺れなのかわからないしし、プロのお姉さんに弾いてもらうと迫力がありすぎて、どれもたいして違いがないように感じてしまうし。

とにかく2つを選んで、1つ分のお金をとりあえずカードで支払い、2つとも貸し出してもらって、先生のところへ持っていき、判断してもらうのです。もしもどっちも気に入らなければカードにちゃんとお金は戻されるそうですシステム上は。そんな面倒な事務手続きがスムースにできるわけないんだから、そんな事態になりませんように、と願いつつ…。


今回、ストラディバリウスのレプリカにしてみたのですが、この片方、店の人の強力なお勧めのあった方が意外なことに先生には不評だったりして…本当に個人の好みなんでしょうねえ。実を言うとこのストラディバリレプリカの片方は見た目ボロッっちい私の好みに合わず、これが選ばれたらちょっといやだなあと思っていたのです。名器のレプリカは、音だけでなく見た目も再現しているので、古さそのまま、塗装はつや消し、長年使われて後ろの部分はハゲ往年の名プレーヤーたちの神々しい手の跡やキズが…正直言ってあまり見た目がよろしくない。


楽器を見た目で考えるなんてばからしいことなのかもしれないけど、私はやっぱり美しい楽器が好き~!どうして名器が作られた当時の美しい姿を再現しないのですか~?なんてシロウト質問はさすがの私も口に出せませんでした。どなたかご存じでしたら、この猫に小判な私に教えてくださーい。


結局また店に返して別のを持ち出し先生に聞いてもらって…と、足かけ3日。高速道路を走る走る。ようやく、楽器を選ぶことができました。最終的にはやっぱりストラディ・レプリカだけど、最初のものほど古めかしさが強調されていないもの。音が他のに比べて柔らかくて綺麗なことが決め手となったようです。もちろん、先生は音のことしか気にしていなかったけれど、私はとにかくボロッちいのが選ばれなくて内心一安心。でもできれば、ほぷちゃんの背中みたいなツヤツヤのだったらもっとよかったなぁ。←結局何もわかってません




左がつやつやのレンタル楽器、右が決定したストラディバリ・レプリカ(これはまだ綺麗な方)


光の加減でよくわからないけど、わざと古い感じにしてあるのです。



楽器を選ぶのって大変ですねー。私の場合ピアノなら自分で弾いて好みの音、キータッチってわりとハッキリしてるから、悩みはお値段だけになるんだけど、全く門外漢の弦楽器は同じに聞こえてしまいます。大して変わらないのにどうしてそんなに値段が違うの!?とも。ちなみに猫の子は猫と言いますか、肝心のブーも「本当はレンタルの音が一番好き」と爆弾発言をして先生をコケさせておりました。


もっとも先生自身、「この値段レンジだと音の綺麗さを追求するか、響きを追求するかどっちかになっちゃうのよね~」なんて悩んでいらっしゃったけど、その「どっちか」で軽く1000ドルくらいの差が出ちゃったりして、不思議。だったら安い方でいいじゃん?←心の声弦楽器の値段ってピアノよりもずっと「言い値」なんじゃないかという気もします。こうなったら15%引きのキャンペーンなんてのもあってないようなもの。もっとも、私はスタインウェイよりもペトロフのグランドピアノの方が好きだったりするので、単に「わかってない」のかもしれないけど~。

まだこれからフーとウーにも選ばないといけないのね…なんだか音楽の世界は難しいです。

symbol7あとは演奏か?がんばってねーブーちゃん。応援お願いしまーす。→どらどら

今年もよくやった

2007-06-05 | コドモたちの学校

子ども達の学校もとうとう最終日。ハイスクールは今日が最終のファイナル・エクザムで、明日からは2ヶ月ちょっとの夏休みに入ります。学校によっては夏休み中にサマースクールというのをやってくれて、次の年の単位を前倒しで取れたりするようなのですが、うちのスクールにそのシステムはなし。いつもギリギリまで無理して単位を詰め込んでいます。暇な夏休みに少し振り分けてもらえたらいいのにね。


この夏、ブーは初めて日本への一人旅。大冒険ですね。双方の実家へ行って、小諸ユースホステルでのヘルパー体験をしてきます。ちょっと心配だけど、きっと良い経験。楽しんできてくれるといいな。あ、その前にバレエスクールの舞台に向けて衣装係の仕事で大忙し。眠るヒマもないみたいだけど、ファイナル・エクザム(期末テストが最終日まで続くのです)の準備は大丈夫なのかな~?



今回の舞台は「アリス・イン・ダンサーランド」(ダンスの国のアリス!?)色とりどりの花の色を使ってチュチュを作ります。
店のチュールを買い占める勢いのブーに、店のおばーちゃん、息も絶え絶えでした。


一方フーはなんの予定も立てず。読書三昧の夏になりそう?活字中毒さんの飢えを満たすのはなかなか大変です。私はできればいくつかバイオリンとピアノのアンサンブルを仕上げたいなーと妄想希望してるんだけど。

ウーは、親の怠慢で、気付いたら希望していたサイエンス・サマーキャンプの申し込みに間に合わず、Waiting Listの9番目ということ…見込みなしです。ごめんっ!せっせと図書館にでも通おうかね。合計8回、ストリングスのサマークラスでチェロの練習をすることだけが決まってます。あとは庭仕事の助手としてがんばってくれたまえ。


ずいぶん上達しました!


さて、4月頃だったかな?フーががんばったプロジェクト、ネタ落ちするところだったけど、この際だからレポートしておきます。

4月に出た文学のクラスのプロジェクトで、ロミオとジュリエットそれぞれのスクラップブックを作る、という課題。




ピンクがジュリエット、ブルーがロミオ用。
 
まずはロミオ編


これが私のお気に入り。キャピュレット家のパーティ招待状。ライターであぶりながら焼けこげを作って『古く見せる』工夫をしています。燃えなくて幸い。


二人の交わした手紙の内容や、文章を考えるのも課題のうち。2人1組だったので、フーはもっぱら演出担当。文章はパートナーが考えたとか。



ロミオの足取り



ロミオが毒薬を買った領収書


ジュリエット編

舞踏会の仮面です。



ジュリエットのドレスも 不器用な フーががんばって作りました。黄色い接着剤を使ったのは失敗だったと、この不器用なおかーさんでも思うよ。



有名な『バルコニーのシーン』です。



思いつく限りキタナイ毒々しい毒薬



かくて悲劇は幕を閉じました。


いつも思うけど、これだけ徹底的に物語を咀嚼すれば忘れようにも忘れないですね~というのが先生の狙いのハズ! 成績は99%でAでした。「絶対に100%はあり得ない」と言われる厳しい先生のクラスでよくやった~!

そして、フーちゃん、「忘れようにも忘れない」この2時間あまりの戯曲、詳細をすっかり忘れてしまったらしく、試験直前2日間かけてじっくり読み直ししてました。学生さんは大変だ。

symbol7がんばる子ども達にクリックお願いしまーす!→どらどら

卒業生の無礼講

2007-05-26 | コドモたちの学校

連日30℃超で、●度目の正直かと思われた花の苗たちもまたもや徐々に減っていっている今日この頃です。朝は元気だった苗が夕方には行方不明…5本あったはずのカリフォルニアポピーも残すところあと3本。ちょっと落ち込みますyellow15

ま、ともあれ、今日も良い天気。

時々お邪魔するこのサブディビジョンは道の両側に植えられた並木がちょうど良い木陰を作って理想的。


きっとうちのサブディビジョンもこうなるはずだったのだ


並木の選択を誤ったのでしょうねー。うちのサブディビジョンができたのは20年ほど前。当時は、ブラッドフォードペアの寿命がこんなに短いってわからなかったのかな。

うちの前にもちゃんと等間隔で植えてあったらしいのですが、ちょうど我が家が引っ越してくる直前、5年前の今頃、ヒョウ害でやられてしまったらしいんです。そんなわけで、我が家は丸裸。ご近所のペアの木も、嵐がひとつ来るごとに1本、また1本と倒れていっています。寂しいねー。


さて、5月も終わりとなり、学校も終業間近。うちのハイスクールでは、今日がシニア(卒業生)最後の登校日です。

高校生の学年の呼び名は大学生と同じ。
高校最初の年 (9年生) フレッシュマン
  2年目 (10年生) ソフモア
  3年目 (11年生) ジュニア
  4年生 (12年生) シニア
となっています。アメリカの学校の学年の区切り方については、ずーっと昔ブログに書いたので、知りたい人はそちらを見てね。


実は今日は「シニアが地域に迷惑をかける日」なんだそうで、これがアメリカの慣例なのか、この地域のことなのか知りませんが、ほほえましくも迷惑な日となっています。13年間に亘る学校生活最後のこの日、シニアたちは、トラクターで登校するんだって。よく考えたらこんなのがアメリカ全土の慣例なわけないじゃん。

何故普通にトラクターを所有してるのか?という疑問に、娘達は「トラクターじゃなくてもいいの。芝刈り機とかね、とにかくものすごく遅い乗り物で交通渋滞を派手に作りながら登下校するのがポイント。」と答えてくれました。なんだかなー。

で、学校に着いたら着いたで、指定の場所でない駐車場にわざと斜めや横向きにトラクターや車を停めたり、先生の駐車場を占領しちゃったりするんだそうです。













ね?みんな、いっしょうけんめいわざと横に駐車してみたり、落書きしてみたり、なんというか、18歳の羽目のはずし方としては可愛すぎるというか、涙ぐましいというか。なんとも素朴な感じです。



「くちばしのきいろいしにあさんたち、そつぎょうおめでとう~」


symbol7トラクターに乗って卒業したい人!→はーい

ブー、化学のプロジェクト スキャベンジャー・ハンター

2007-04-11 | コドモたちの学校

Scavenger Hunt(スキャベンジャー・ハント)というゲームがあります。スキャベンジャーとは、たとえばハゲタカとかハイエナとかの「漁る」動物。要するにごちゃごちゃとモノを集めまくる遊びなのですが…

ハイスクール10年生にもなって3学期の最後にScaveger Huntがプロジェクトの課題に出たブーのchemistory(化学)クラスです。



これがブーの完成品


課題です。


ルール1.化学実験室を使ってはいけない…この段階で家にグラムの秤がないアメリカ人家庭の生徒達は大変だったようです。
ルール2.同じ物を別のカテゴリーに使ってはいけない
ルール3.友達と一緒にしてもよい
ルール4.靴箱(サイズ)に収めなくてはいけない…何かというと出てくる[靴箱]です。こういうときなら驚かないのですが、バレンタインデーのキャンディを入れるために[靴箱持参」を指定されたときはカルチャーショックだったなー。

創造性に応じ、Extra point(100点以上の、いわば”ボーナス”点)も与えます。

アイテム(これがスキャベンジャー・ハンターのゲーム、もとい、宿題オレンジ色がブーの集めたもの。

1.元素…10円玉(銅)
2.肉眼で見える”混ざった”物質…ビーズとスパンコール
3.顕微鏡で見ないと”混ざっていることがわからない”物質…消毒剤
4.気体と液体の混ざったもの…コーラ(炭酸水)
5.曲げられる物質…ワイヤー
6.固体と液体が混ざったもの…ハンドソープ
7.体積1立方センチメートルのもの…消しゴム
8.二つの元素の化合物で、イオン性のもの…塩()NaCl
9.二つの元素の化合物で、共有結合(?)のもの…水(H20)
10.フィルターで分けられる物…お茶
11.密度が1g/ml未満のもの…発泡スチロール
12.密度が1g/mlを超えるもの…ペニー(1セントコイン)
13.多元素でイオン性のもの(ナンノコッチャ)オキシフル(H2O2 Hydrogen peroxied )
14.可食の酸…レモン汁
15.金属…1円玉(アルミニウム)
16.金属でないもの…
17.A toy which demonstorates a physical change.(物理的変化で遊ぶオモチャ) …絵の具
18.Alkaline earth metal…タマゴの殻
19.Immiscible liquids.(混ざらない液体)…水と油
20.重合体(?????)…ストロー
21.phが9より大きいもの…重曹
22.化学変化の産物…暖炉から取った灰
23.A mole というのは、モグラでもホクロでもなく、1モル(物質量の基本単位。水ならH20だから酸素16gプラス水素2gの18g)…アルミフォイル27g

当然と言えば当然ながら、一番盛り上がったのは17番。ブーは全体の統一を優先して地味に絵の具を選びましたが、教室は○○レンジャーのフィギュアを持ってきて遊ぶ子たちでいっぱいだったそうな…ええ、10年生のソフモアなんですけどね。

かくして・・・・・・

じゃじゃーーん


できました!


…というわけで、堂々のエキストラポイント付き30/25点をget!

今回の課題を落とした子はいなかったらしく…10年生になったって、ゲームみたいな宿題となればやる気が出るものなんですねー。それにこうして体を使って考えればよく覚えるし簡単には忘れないでしょう。先生年の功!?

次回(いつかな?)予告。


フーのLiteratureプロジェクト Romeo & Juliet編、お楽しみに!


symbol7晴れたらガーデニングの話題に戻りますから~→どらどら!

役員とボランティア

2007-04-09 | コドモたちの学校

強烈に寒い今日。朝の気温はマイナス5℃でした。Freezing Watch(凍結注意報?)が出てます。明日からは雨期にふさわしいお天気になるのだとか。ああ。。。早く冬眠から醒めたい。

4月と言えば日本は新学期ですね。実はそんな感覚も薄ぼんやりとしてきた今日この頃。

でも、4月と言えば忘れられない風物詩があります。それは桜や入学式や新学期や真新しい教科書なんて、爽やかで希望に満ちたものとは全く別の憂鬱な行事。PTAやら子供会の役員選び


PTAに限らず、新しい習い事にしろ、スポーツチームにしろ、役員決め(押し付け合い)確執、誹り…毎年うんざりするものがありました。

PTAの役員って、本当は子どもの、家では見られない姿に接するチャンスもあり、学校側に働きかけるチャンスもあり、絶好の機会だと思うのですが、それを楽しんで自分のものにしようという人はほんの一握り。なんとか面倒なお役目から逃れようとする浅ましい戦いになったりもします。

アメリカに来て以来、なにしろ言葉が幼児以下ということもあって、とても役員なんかはできないみそっかすの私ですが、PTAに関しては大いに見習うところがあると思っています。

まず、役員そのものが[ボランティア]で決まる。日本語の[ボランティア]はいつの間にか無償奉仕の意味に取り違えられてしまっているようですが、元々は自ら志願するという意味です。学年も後半になると、[来年度の役員を募集します。ふるってご応募を!]なんてお知らせが出ます。もちろんそれですんなり決まるほどは甘くないですが。


でも、大騒ぎして押しつけ合ったり、じゃんけんや当番制になることはないようです。ボランティア精神は旺盛だし、横のつながりで声を掛け合ってなのか、ほとんど気が付くと決まっている、という感じ。少なくとも全員が顔を合わせて重苦しい沈黙の中、うつむいて時間が過ぎるのを去る、なんて感じは全くありません。

ある日「次の役員は○○さん、書記は△△さん、会計は××さんに決まりました。みなさん、協力よろしく!」なんてお手紙が来ます。あら、またいつの間にか決まってた。


どうしてかな?と最初は驚いて観察しました。そして気付いたことは、こちらのクラス役員さんには、日本での役員仕事のように恐ろしいまでの負担はどうやらないらしい。比較的お気楽にできちゃう役員さんなのです。実際、日本の役員にかかる負担は大きすぎて、あれではやりたい人もなくなりますね。


合理的だなあと思うのですが、クラス役員(Class Mother)はいても、何もかもを役員がするわけではなく、役員さんは年間の行事や、日本なら役員がする雑事を年度初めにバーッとクラスの保護者たちに割り振ってしまうのです。それも、先生と顔を合わせる会合の、たった10分かそこらの間に(そう、何の会合もとにかく日本の常識では考えられないほど時間が凝縮されているのです)プリントが回り、自分ができそうなところにサインをしていくだけ。

保護者達は、我先にという感じでサインをしていきます。最後の方で私に回ってきた時は、とても不可能な、パーティの仕切り役やら子ども達をまとめる係りしか残っていなかったこともありましたが、そういうときは相談すれば必ず誰かが代わってくれました。(そういえば一度だけモメて私が団体を辞めたことがあったっけ。[必ず]ではないか。でも、それはその時の相手が恐ろしく無理解だっただけです。)他には、
・パーティの時にソーダを持ってくる係り
・クッキーを持ってくる係り
・サイエンス・フェアのお手伝い
・パーティの買い物
・クラスの手伝い
・クラフトの指導
・行事の仕切り
などなどのボランティアがあります。そう、これらの仕事もボランティア。息子が小学校の時は、私はガーデニングボランティアもしていました。

時間を使えない人はお金を使えばいいようになっている(と言ってもせいぜいパーティのスナックを買う程度ですが)。5分でも10分でも来てほんの少しでも手伝うことで役員の負担を軽くできる。

これに比べると、何もかもが役員にまかされ、クラス中のお金を預かって買い物をして、そのお金の使途明細まで提出しなくてはならない日本の役員さんたち、大変すぎです。役員を一度決めたらその役員にすべて任せっぱなしというところがないですか?その仕事の一つ一つをクラスの保護者たちに割り振ったらどうなんでしょう。負担はぐっと少なくなって、公平感も出てくるのでは。

日本だと役員さんも他の保護者と同じように費用の負担がある上に時間や労力やガソリンや電話代を使ってひたすらご奉仕。あまりにも不公平です。


また、ある習い事というか、コミュニティグループでは、まとめ役がなかなか名乗りを上げず、とうとうその場で「よし!じゃあ、こうしましょう。まとめ役をやってくださる方の会費は無料!みなさんそれで異議はないですか?これで少しは助けになるかしら。どなたかお願いしまーす!」というビックリ提案がなされたこともありました。会費は何百ドルの単位だったのですが、まとめ役の仕事をしてもらうのだから誰からも異議はありませんでした。

こういう柔軟性も必要かと思います。いくら細かい仕事を割り振ったとしてもまとめ役は本当に大変。それなりの金銭的な見返りがあっても責める人はいないでしょう。

もっとも、どういう社会にも、中には何もせず、知らん顔を決め込むズルい人もいるんでしょうが、圧倒的に多くの人が積極的に子ども達の学校生活に関わっているように見えます。ボランティア精神が旺盛なのはモチロンですが、ボランティアにかかる、物理的、精神的な負担が少ないことはもっと大切だと思うのです。気軽に参加できる、この程度なら手伝えるという敷居を低くする、役員とボランティアの差を埋めていく、うんと働く人にはそれなりの見返りもある、そういう工夫があれば、日本での役員経験もあんなに苦い思い出ではなかったのかも。

最近、役員に決まってガッカリしている方もいらっしゃるかと思いますが、どうか、園を、学校を、社会を良くするため、子ども達のために働いてあげてほしいです。それと同時に、周りの保護者の方達も役員にすべてを預けないで、協力しあっていけたらお互い楽になるんじゃないでしょうか。学校側のシステムももう少し風通しが良くなるといいですね。



昨日のマイナス3℃までは耐えてくれたチューリップですが、マイナス5℃では…


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3学期終了

2007-03-24 | コドモたちの学校

怒濤の休日初日。25℃超えました。あっちぃです。まだペアの花も咲いてないのになー。

そうそう、子ども達はイースターホリデーでお休みなのです。一週間。これが春休みに当たるのかな?3学期目が終わって、来週から第4学期に入ります。

ウーは日本だったら小学校を卒業して中学生になるんですね。

進研ゼミの先生に「アメリカの卒業式はどんな感じ?」と聞かれて「卒業式はない」と一行で答えていたウーです(笑)。だって、そもそも卒業しないもんね。

アメリカの学校は日本のように小学校・中学校・高校と決まって6・3・3で進んでいくわけではなくて、学区によっていろいろなのです。うちの場合はK(キンダー)1・プライマリー2・エレメンタリー2・インターミディエイト2・ミドル2・ハイスクール4…という区切りになっておりまして、このうちKはプリスクール(もっと小さい子たち)と一緒、プライマリーとエレメンタリー、そしてインターミディエイトとミドルはそれぞれ同じ敷地に建っていて、通路でつながっていたりします。

おまけに始業は8月半ばだし、初日の1時間目から普通に授業、というわけで入学式・
卒業式なんてものも存在しません。(前の学校はエレメンタリーが4年制だったせいか、卒業式がありました。とにかく学区によってバラバラなのです)

でもこんな長い説明をしろというのは、日本語の文章書きがちょっと苦手なウーには至難の業。そして考えた末の答えが「ない」だったんでしょうね(笑)。

アメリカの学校制度、もっと詳しく知りたい!という方は過去Logを見てくださいね。コチラです




「おかーさんたちがかえってきたわー」



「があちゃん、何持ってんの?そーじ機?」



すごい荷物です。


学期末でプロジェクトを文字通り抱えていたフー。物理の課題で、ジェットコースターを作っていたのです。ホント、大変ね。苦手の物理もなんとかこなして、全科目97%以上で3学期終了、アナタ、偉いわ。偉すぎ。ブーのところにも High Honors Rollの手紙が届きました。ウーも最後の最後でガガガッと巻き返してピンチ脱出、ずいぶん苦労したWorld Ancient History も納得のいく成績に落ち着いたようです。よくがんばったね~、みんな。春休みはゆっくりしましょう。


折りもおり、私の高校時代の物理の教科書をぱらぱらとめくっていたら、よりによって35点だか25点だかのテストがはさまっておりまして(爆)。呆れた顔でそれを眺めていたフー、

「おかーさん、この問題、がんばって計算式書いてるじゃない。これで考え方は合ってるんだから、もう少しがんばれば、これ点数取れたのに、あきらめちゃって…。」

だって。す、すごいな。日本語でもわかるんだ・・・。私なんか自慢じゃないけど今見たって、問題の意味さえわかりませんが。…ってそうじゃなくて、親の立場全然ないんですけど。


一方、大学の時に使っていたドイツ語の辞書をブーに譲ったオットです。ある日ブーが「パパ…なにこれ。」と突きつけたそのページにはケシ粒のような文字で延々とドイツ語の文章が。「わはははは」と目が笑わない(笑えない)オット。

ドイツ語のテストは辞書だけ持ち込み可だったんだそうです。カンニングペーパー、娘に見つかってんの…orz

「こんな努力するくらいなら覚えちゃえばいいじゃない!」

・・・・・だって。そりゃーそうなんだけどさ。

アンタタチニハ、ワカンナイワヨ…ふんだ


symbol7老いては子に従え?ひ~ん→ヨシヨシ!

コンサートのボランティアとは!?

2007-03-15 | コドモたちの学校

ウーのミドルスクール・ストリングスのコンサートへ行ってきました。
姉二人がミドルスクールの頃は「インターミディエイトの頃と比べて上手になった!」と思っていたわけです。で、彼女らがハイスクールに進んだ今となっては「ミドルスクールの頃とは比べものにならない、やっぱりハイスクールは違う!」となっている。

いつまでも取り残される末っ子。正直言って、母はミドルスクールのコンサートに行くのがちょっぴり苦痛です。年々テクニックが上がって、メンバーも淘汰されてレベルが上がっていくってことは、下の子どものレベルが低いのは当然のことなんだけど、ようやくブーやフーがヴァイオリンらしい音色を響かせるようになった今日この頃、またノコギリの音を聞きに出かけるのは苦行なんだよ~!(”ギコギコ3年”とは言わないまでも、正しい音程で綺麗な音が出せるようになるのに、ブーは4年かかりました。やっぱり楽器は一日にしてらず!?)


先生って偉い!ここの学区は5年生のインターミディエイトから12年生のハイスクールまでのストリングスをすべて一人の先生が教えているんだから。毎年、階段を上り詰めた12年生は出て行ってしまい、ノコギリどころか死にかけのガマガエルみたいな音を出す5年生にキラキラ星を弾かせるところからやり直すんだから、すごろくで振り出しに戻されたどころの虚しさじゃ済まないでしょう。私にはできない~、そんな賽の河原みたいなお仕事!(あ、でも初級日本語を教えているとちょっとそんな面もなきにしもあらず、かな?)


ともあれ、近頃ハイスクールのコンサートには嬉々として出かけていく私ですが、ミドルスクールのコンサートには義務で行ってます。ウー個人は進歩してきているけれど、やはり全体で聞くと、うがーっ!と悶えたくなるような音を出す子も多いし、思わず客席から「ファーストヴァイオリンの後ろ2列っ!指揮を見ろっ!!」と怒鳴りたくなるのよね。上ばかり見るより、5年生からの上達を評価してあげなくちゃいけないのは重々承知ではあるけれど、ああ、早く音楽に近づいておくれ。



確実に進歩してはいるんだよね。厳しい母でスマン


ともあれ、8年生の最後の演目、というそのときです。

先生から客席に向かって「いよいよ最後の曲です。この曲には客席からのボランティアが必要なんですけど、どなたか協力してくださる方、いらっしゃいませんか~?」と声がかかりました。

普通「ボランティア」と言ったら「終わった後、舞台の上を片づけるのを手伝ってください」とか「この紙を配ってくださる方」とかそんなもんですが、このときはいかにも「何かやらされるぞ」という雰囲気がバリバリ。名乗り出はありません。すると先生、ウーの親友のお父さんでもある、この学区の教育委員長B氏を名指ししました。

「ドクターB、やってくださいますかぁ?」

断れないですよね、教育委員長としては。

盛大な拍手と共に舞台に上がったドクターB、舞台の隅に立つように指示されました。先生と周りの子ども達が何やら耳打ち。ニコニコと聞いているドクターBの顔がみるみる真っ赤に。そして曲がスタートするや、いきなり「アーーーーーーーーーッ」と吠えるドクターB。

そう、ボランティアのお仕事とはコレだったのです。


<script language="JavaScript" src="http://www.magicalmaker.com/js/mm.js.php?upwh=128586-1173719183-320-320"></script>


こ、これは一般人にはなかなかできない!場内爆笑の渦。いつもニコニコと穏やかで人望厚い教育委員長・ドクターBのこんな姿、滅多に見られません。すごいなー。さすがだなー、感心しちゃいました。偉い人はこうでないといけませんね。威張ってふんぞり返っているような校長や教育委員長じゃ誰もついていかないよ。

舞台が終わってからドクターBのお連れ合いと顔を合わせたので「すごかったねー」と言ったら「知り合って長いけどあんな夫、初めて見たわ~」と大笑いなさってました。


symbol7思わず笑っちゃった人はクリックよろしく!→げらげら!