昨日から久しぶりにスイッチが入り、チーズケーキ2種類制作。フーは恒例、犬用カボチャビスケットを焼いていました。
ブランマンジェ 材料は卵白と生クリーム、クリームチーズと砂糖。
アジア食材店で買ったカボチャはビスケットに化けました。
チーズケーキ・卵黄・ゼラチン・生クリーム・レモン少々・砂糖で作った正統派レアチーズケーキ。生卵があるとお菓子の幅が広がります♪
イチゴを砂糖でまぶしてから煮詰めたストロベリーソースで飾りました。
え?まるで、
クリームチーズと
イチゴと
生卵を急いで消費するために苦し紛れに作ったように見える?その通りです。それだけです。とうとう10kgのダイエットに成功したオットへの嫌がらせなんかじゃあ
決してありません。おいしゅうございました。(今日は
ういんちるさんち風にしてみました)
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今日は朝から
窓屋さんが来る日。全部の部屋の窓のサイズを計って見積もりを出すというので我が家は大騒ぎ。二階なんて普段人が来ないからろくに掃除もしてないのでね。まずいですね、こういうときに。
でも、そもそもうちは窓の交換なんてする気はなかったのです、2日前まで。いや、実を言うと去年の今頃は毎日考えていました、いや夢見ていました、窓を総取り替えすることを。昨シーズンは
12月のうちにマイナス20℃を記録し、毎日窓が結露していたのです。もちろん、一応北米仕様なので、断熱タイプの二重窓ではありますが、築20年近くになる我が家の窓枠はアルーミナム。熱効率を考えると最善の選択とは言えません。現在の主流であるヴァイナル(つまり樹脂)の断熱性には全く敵わないのです。
この「アルミナム」と「ヴァイナル」はそれぞれ、アルミニウムとビニールのことですが、気付くまでは「聞いたこともない材質だ」と思っていました。
でも今年の冬は暖かいので、もう窓のことは後回し、それよりも今、我が家には別に問題があって、そちらの解決が本当は最優先でした。実は外壁の一部、sofitと呼ばれる、壁の張り出した部分の下側角に腐食が起きてしまって。この部分の修理を巡って、ここ数週間、見積もりを取ったり、詳しい知人を呼んで意見を聞いたり、別の大工さんを紹介してもらったりバタバタバタバタとしていました。
そんな時に、突然飛び込みの営業で、窓のセールスをされて、「今全然それどころじゃないから」と素っ気なく断ろうとしたのですが、相手が
一枚上手でした。我が家の窓を一瞥すると、ズバリ、
熱効率の悪さを指摘し、アメリカには珍しく、カラフルな写真入りの図解つきパンフレットで解説を始めるのです。しかも、現在この地域(同一郵便番号内)に3軒限定のプロモーション価格で50%オフだと…。ああ、こういうのって実はそんなに安くないのを知っているはずなのについつい話を聞いてしまう私。「とにかく見積もりだけ」と食い下がる相手に、その見積もり自体も電話キャンセルできることを確認して、見積もりの
予約を取ってしまいました。
まあ、最優先課題ではなかったとはいえ、ずっと懸案事項だったし…窓を取り替えておけば必ず
家の資産価値は上がるし(ここが日本と違うところデス)、
冷暖房のランニング・コストを考えても損はしないはず、あとはお値段との兼ね合いかな、と。
…ということをご近所のご意見番(笑)に相談したところ、「見積もりを取るのは良いことだけど、相手はなんとか
今日中に契約をと迫るはずだから、何が何でもそれはやめるのよ!」とアドバイスをもらいました。ハイ、気をつけます。
そして今日です。驚くことに予約時間から3分と遅れずにやってきた本格的営業のおっちゃん。220パウンド(100kg超)の巨漢でしたが、説明のうまいこと!各社の広告を集めた資料も完璧。おまけに窓の模型やら、断熱効果の実験まで見せて、実に説得力のあるプレゼンテーションを繰り広げるのです。
ガラス自体も相当の強度で、おっちゃんが力一杯げんこつで叩いて見せたり、靴でガラスの上に乗って見せたり。ガラスの丈夫さもさることながら、網戸がナイロンでできていて、そこらへんにあった鉛筆でグサグサ刺して穴を開けてもすぐモトに戻ってしまうんです。さらに、アメリカのちょっと古いタイプの(我が家みたいな)窓では網戸はFixed(はめ殺し)という、取り外しのできないものが一般的なのですが、この窓ならダブルハングの上下に網戸がスライドできるし、窓自体も内側に倒して外側のお掃除ができます♪
何もかも日本では常識かもしれないですが・・・。
実は、日本で輸入住宅を建てる寸前まで行ったことがあるので、こういう窓、ずっと憧れでした。マーヴィンとかアンダーソンとかね。日本では窓と言ったらこの2社でしょう。でも、おっちゃん、この2社についても言及してました。この2社の売りである木製の窓枠はヴァイナルよりもさらに熱効率が良いのですが、その分お値段も張る、更に木材ならではの欠点、メンテナンスが欠かせない、というのです。湿度によるサイズの変化もあるし、定期的な塗り直しも必要だと。知らなかった!
メンテナンス・フリーで断熱効果が高い材質となればやっぱりヴァイナル。しかもこのメーカーはすべてカスタムオーダーで継ぎ目もしっかり溶接するし、保障はライフ・タイム・ギャランティ、つまり終身保障(ただし、30年を過ぎたら次のオーナーに保障の権利を譲ることができない)。どこかに落とし穴があるのではないかとしつこくいろいろな角度から質問をぶつけてみたのですが、聞けば聞くほど納得。うーむ。
断熱性の実験 3つのグレードの窓ガラスの断熱性を比べます。
このエリアで3軒だけのプロモーション価格というのも不思議。どういうことなの?と聞けば、結局こういった建築資材は最後の
小売りのマージンが50%を取っているのだ、と。だからこれだけの値引きは実は問題ない、というのでした。プロモーションというのは、工事の間とその後1ヶ月間(もしできればもっと長く)庭に小さな
広告の看板を立てさせてもらう、ということでした。こういうのはよく見かけますが、本当に小さく、邪魔になったり景観を損なったりするほどのものではありません。良さそうです。
更に、更に!一番大きな、庭へ通じるパティオドアを
無料でつける!というのです。これにはさすがに驚いて、その秘密は?と聞けば「
今日中に契約すること!」というではないですか(笑)。やっぱりね。
でもかなり魅力であることは確か。どのみち交換するつもりではあったのだし、交換の費用は家の資産価値として減価償却できそうです。それに値段も予算の半分で済んでしまう…。品質に問題がなければGO!ですね。
でも今日中の契約はできないな、と思いました。そこで
「あと2日待ってくれません?」と頼むと
「どうして2日?何を考えるの?」
「予算とかいろいろね。」
「でもどっちみち必要なものでしょう?今回は半分だけ換える、ということでもいいし」
「ええ、だからそういうことを考えるのに2日ほしいなあと思って・・・。ほら、私たち外国人だし、こういうことにあまり慣れていないから考える時間が必要なんです。」
このあたりはもう駆け引きですね。
ついにおっちゃんが折れました。2日待ってくれるそうです。その間に信頼できる友人に相談したり、ネットでこの会社のことを調べたりできます。慎重にしなくては。
さてさて、我が家の窓交換計画、どうなることでしょう?
今日もぽちっとありがとう!→→どらどら