カタスミ

『硝子のハンマー』貴志祐介著

この人の本割と好きなので読んでみましたが
正直いまいちでした…
以下ネタバレあり。
























なんかね~、まず探偵役があんまり好きじゃないわ。
だって犯罪者じゃん。
弁護士のねーちゃんもいまいち好きになれず…
前半はこの二人が密室殺人の謎を解くため
あーでもないこーでもないと
いろいろな可能性を消していく訳ですが
正直退屈でした。

後半は犯人目線に切り替わり
事実が分かる訳ですが
そのトリックもやり過ぎ感が…
そして一番の謎は
なんで殺人を犯そうと思ったのかって事なんだよねぇ…
ダイヤだけ盗んだら良かったのに。
なにをトチ狂って殺人に興味が向いちゃったのかね…
そもそも殺人にしてもダイヤ盗るにしても
全部憶測だけで動いてるんだよなぁ。
なんでダイヤの存在を社長しか知らないと思った…?
今の生活から脱する為にダイヤが必要、まではまだ心情的にわかるけど
殺人に対する異様な執着は全然分からなかった。
途中から自分のすばらしき発想を実行したいだけになってるよねぇ。
背景的には気の毒人生なので、ちゃんと幸せになって欲しかったんだけど。
落ちるとこまで落ちちゃってちょっと残念。

退屈ながらも一応最後まで読んだけど
やっぱなんで殺人しようと思ったん…?
としか感想が出てこないわ…^^;
ページ数も長いからすごいダラダラ読んでしまった…
星は2つです。
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