最近お世話になっている有機栽培をしている畑に改めて行ってきました。
美味しそうな野菜を撮影しつつ、良い環境のおかげで立派で筋肉質な虫たちにまた出会えて良かったです。
大きなツルムラサキで休むショウリョウバッタのメス。
大きい虫のはずなのに、ツルムラサキの上では小さく見えてしまう。
サトイモの葉裏には産卵を間近に控えるオオカマキリの姿が。重そうだ。
大きくて分厚いトノサマバッタを発見。環境が良いおかげで、どの虫も大きくて健康的だ。
触るのは久々だったのでしばらく遊んでもらった。
立派なエンマコオロギ。
この畑のコオロギたちは近づいても逃げたり鳴き止んだりせず、人が通る場所の個体と比べるとずっとフレンドリーである。
ハラオカメコオロギ。この畑にはコオロギ、スズ系が数多く見られ鳴き声が賑やかだ。
今後の調査でもかなり期待できそうで楽しみ。
ホシササキリ。この畑ではギス系は少数派だが、ツユムシもいたので他のギス系も新たに見つかりそうだ。
この畑の虫たちを育むマルチの下で発酵した土。見事な粒状になっている。
畝の脇の通り道には、収穫が終わった野菜や雑草が敷き詰められている。
畑の栄養になるのはもちろん、コオロギやスズたちの住処になっているため、
非常に重要な役割がある。
草の中をはぐってもらった。中央の白い線のようなものが線状菌で、森の腐葉土の中に多く見られるものだ。
栄養を運んでくれるのはもちろん、これが成長して網状になると、野菜が根を張るためのガイドのような役割になるという。
豊富な虫たちの存在も魅力的だが、微生物と土との相互作用も実に興味深い。