初めて上高地に行ってきました。お目当ては見れれなかったものの、鳥が沢山見られて幸せでした。
上高地の第一鳥はオシドリです。
久々の散策です。撮って出しになります🙇
まずは狂い咲きの桜。
コミスジの食痕を見つけ、茎を辿って見ると先端に寄生蜂の空繭が。
なかなか生き残れない厳しい世界です。
トホシテントウの幼虫。ずんぐりむっくり、ゆっくり歩いていました。
成虫も見られました。
完熟のカラスウリ。
赤いしべが綺麗なシャクチリソバ。
いかにも蕎麦らしい実だけれど、残念ながら食べられません。
シャクチリソバを撮っていると、足元にオオカマキリガ潜んでいました。
撮るのに苦労したミゾソバ。バランスをとるのが難しいです。
ミゾソバで寝ていたカメムシ(種類不明)
ツバキで休んでいたキタテハ。他にも秋の蝶たちが木から出たり入ったりしていました。
ホトトギス(植栽)
川音川から電車で南下して田園地帯へ移り、そこからまた酒匂川付近を北へ歩いて戻りました。
7kmほど歩いたらしく中々に疲れましたが、景色が良いので苦になりません。
田園地帯の綺麗な小川沿いを歩くと、産卵するハグロトンボがそこかしこで見られます。
川をよく見てみると大きなオイカワがいたりと、魚の種類も豊かです。
以前カマツカを見た時は、本当にいるんだ!と感動しました。
道の脇にはトノサマバッタが沢山居て、人が通ると次々と飛び出してきます。
近づいて見たいところですが、かなり長距離を飛んで逃げられてしまうのです。
ミヤマアカネのオスも無事確認。やっぱりきれいですね。
休んでいたハグロトンボのオス。
白いヒガンバナを発見。やはり写真にするのは難しいのです。
旅も終盤、西日が暑くて堪りませんが毎年見たくなる景色です。
良く見ると右奥に富士山があります。
ハギ系に産卵するキチョウ。今回は産卵するチョウが多くみられ、より秋らしさを感じました。
せっかくなので少し粘って小田急も撮影。GSEも最後に来てくれました。
最後はマス釣り場のアオサギたちを見て終了。
久々に遠めな散策でしたが、第二の故郷的な場所へ行くと心が癒されますね。
久々の散策です。
毎年行っている河原と田んぼに今年も行ってきました。
相変わらず陽射しが強いものの、秋の涼しい風が爽やかな気分にしてくれるのです。
脱皮前で頭が出っ張っているフクラスズメ幼虫。カラムシが大量に生えているので沢山見られます。
ホソヘリカメムシ
キタテハ
キツネノマゴとヤマトシジミ
産卵中のヒメアカタテハ。若いヨモギを懸命に探していました。
会えると嬉しいミヤマアカネ
ニラの花に夢中なチャバネセセリ。オオチャバネも1頭だけ見られました。
そんな蝶たちを横目に、ミツバチを捕らえたコカマキリが潜んでいました。
お目当てであるトノサマバッタ。オスの方が多く、メスはあまり撮れませんでした。
ヒガンバナは難しい被写体で、上手くいった試しがありません。
アカボシゴマダラ
めっきり見れれなくなったミノガ。
川沿いの桜にぶら下がる風情に、どこか和んでしまうのです。
川音川と小田急
次回は田んぼ編です。
撮って出しですが久々の散策記でございます
フィールドの中でも一番の場所、恩師ゆかりの里山へ行ってきました
甲虫は不発なものの蝶とバッタなどそれなりに多様な虫たちに出会えたし、
ここのシンボルのカキランも健在で安心です
自然というのは1週間でも気を抜くと、見られるものがあっという間に入れ替わるのを改めて実感しました
写真順
カキラン、モモブトスカシバ、キマダラセセリ、タバゲササラゾウムシ
、タカトウダイ、クルマバッタモドキ
その他見たもの
ヒシウンカの仲間、セマダラコガネ、ヒメクロオトシブミ、フキバッタの一種、サビキコリ、ヒメギス、ハラビロトンボ、オオメナガカメムシ、ベニシジミ、ヒメエンマムシ、ナガゴマフカミキリ、ナガニジゴミムシダマシ、キマダラセセリ、カノコガ、ナミアゲハ幼虫、アシナガバエ、クロアゲハ、オンブバッタ、ショウリョウバッタ、イネクロカメムシ、オオチャバネセセリ
今日はエサ取りのついでに紅葉を見てきた
最近は虫と鳥より風景と草木を撮りがちだけど、久々に混群に会ったのに望遠が無くて歯がゆくなってた
カモもぼちぼち来てるしそろそろ鳥モードになりたい今日この頃
狂い咲きのアジサイ
「おわりに」
今日の空は雨上がりの薄曇から快晴へと進み、複数の条件で撮影出来て飽きない日だった。
冷える日が続いたため紅葉が綺麗で、お年寄りたちは口をそろえて満開だと喜んでいた。
花ではないので満開ではないとつまらない事を思ってしまったが、いざ「照葉」と言われてもやはりピンと来ないものである。
最近お世話になっている有機栽培をしている畑に改めて行ってきました。
美味しそうな野菜を撮影しつつ、良い環境のおかげで立派で筋肉質な虫たちにまた出会えて良かったです。
大きなツルムラサキで休むショウリョウバッタのメス。
大きい虫のはずなのに、ツルムラサキの上では小さく見えてしまう。
サトイモの葉裏には産卵を間近に控えるオオカマキリの姿が。重そうだ。
大きくて分厚いトノサマバッタを発見。環境が良いおかげで、どの虫も大きくて健康的だ。
触るのは久々だったのでしばらく遊んでもらった。
立派なエンマコオロギ。
この畑のコオロギたちは近づいても逃げたり鳴き止んだりせず、人が通る場所の個体と比べるとずっとフレンドリーである。
ハラオカメコオロギ。この畑にはコオロギ、スズ系が数多く見られ鳴き声が賑やかだ。
今後の調査でもかなり期待できそうで楽しみ。
ホシササキリ。この畑ではギス系は少数派だが、ツユムシもいたので他のギス系も新たに見つかりそうだ。
この畑の虫たちを育むマルチの下で発酵した土。見事な粒状になっている。
畝の脇の通り道には、収穫が終わった野菜や雑草が敷き詰められている。
畑の栄養になるのはもちろん、コオロギやスズたちの住処になっているため、
非常に重要な役割がある。
草の中をはぐってもらった。中央の白い線のようなものが線状菌で、森の腐葉土の中に多く見られるものだ。
栄養を運んでくれるのはもちろん、これが成長して網状になると、野菜が根を張るためのガイドのような役割になるという。
豊富な虫たちの存在も魅力的だが、微生物と土との相互作用も実に興味深い。
久々に泉の森へ行ってきた。いつもは冬のカモが増えてからの来訪だが、今年はかなり早めに行ってみた。
いつも行く11月では越冬前の虫ばかりだが、今回はたくさんの昆虫と花が出迎えてくれた。
入口には見事に赤いホオズキが足元で輝いていて、その上には秋の花が茂る。
水辺では秋のキク科とマメ科が穏やかに咲き、近くではトンボとチョウたちもご機嫌に日光浴を楽しんでいた。
今回は野鳥が不発であったが、暖かい秋の日差しを過ごすトンボとチョウに癒された。
上から順の名前
昆虫「サトクダマキモドキ、ミドリヒョウモン、メンガタカスミカメ、アオバハゴロモ、ジョロウグモ、アオモンイトトンボ、ミヤマアカネ、
ミナミカマバエ、ハネナガイナゴ、ヒメアカタテハ、ハグロトンボ、ハネナガヒシバッタ、コバネイナゴ」
野草「ホオズキ、ミズヒキ、キツネノマゴ、ヒガンバナ、ヨメナの仲間、不明(黄色)、ヒトツバハギ、ワレモコウ、タコノアシ」
今回から長めの文章は文末に変更しました。短い文の場合は今後も冒頭に記載します。
先日セッカを見たたんぼでは、各個体のなわばりが決まりつつあり基本的に1羽しか見られない日が続いていた。
そこで、今日は実績のある定番スポットへと転戦。すると1羽どころか全部で6羽も見ることができた。
1羽が飛び出すとそれにつられて周りも出てきて、空中でダンスとバトルを繰り広げていた。
その様子をしばらく眺めていると、一羽のオスがホバリングをし始めた。
よく見ると口元にウスイロササキリを咥えていて、どうやらメスにアピールしたいらしい。
すると茂みからメスが飛び立ち、オスは追いかけながらメスにエサを見せているようであった。
受け取ってくれなかったので求愛給餌までは至らなかったものの、自分の腕前を自慢できたあのオスは他より優位に立っているだろう。
そんな光景に見とれていたら、かれこれ2時間弱も眺めてしまった。
セッカは鳴き声も大きくて動きが活発なので見ていて楽しい。
今年の夏鳥は貧果が続いていたので、これはしばらく通ってしまいそうである。
カメの散歩も兼ねて近所の丘へ。日差しがかなり強く、虫たちも葉の裏で暑さを凌いでいた。
暑い草地を歩けばショウリョウバッタモドキが飛び跳ね、そこかしこに隠れているホシササキリの中に、たまにクビキリギス幼虫が混ざっていた。
そのほかにはイネ科を好む小型カメムシ類やヤガ科の一種が乱舞していたが、同定は断念した。
お目当てのクロアナバチには残念ながら出会えなかったが、相変わらずいい場所だと浸っていた今日である。
昨日、田園地帯を散歩していると、セッカのかわいい声が聞こえてきた。
久々に鳥を見るチャンスだったので、今日はカメラを担いで会いに行った。
田んぼに行ってみると、ダイサギとアオサギが仲良く佇んでいた。喉元を膨らませて、いかにも暑そうな顔をしている。
さて、ここからはセッカ祭り。数羽が縄張り争いをしながら飛び交っていた。
それぞれお気に入りの止まり木があり、鳴きながら飛んだあとは大抵帰ってくる。
どうやらこちらが気になったようで、近くの木に止まって逆に観察された。
こうして久々に野鳥と心を通わせる時間を過ごせてとても嬉しい。
おまけ
初夏に続き、コムラサキの秋組が発生していた。元気そうで何より。
季節を知る文化が廃れた現代日本では、こんなに暑いのにもう秋なのかと思う人が大半であろう。
これを書いている8月29日時点では二十四節季では処暑という時期に当たり、立秋などとっくに過ぎた秋の2段階目であるが、平地では寒暖差が激しい暑い天気が続きそうある。こんな不安定な天候だからこそ、小さなことから季節を感じることが大切だ。
そして、季節を知るために高原の蕎麦の花をわざわざ見に行かなくても、田んぼの畔に咲くミゾソバの花に目を配れば、僕たちが秋に置き去りにされていることに気付けるだろう…。
こんなことを考えつつ、数日前に発見したマヤランを改めて見るために、雑木林へと出かけた。
生活の全てを菌類に依存している奇妙な植物である。
その後は蚊の猛襲に遭いながら樹液を確認すると、カブトムシのメスとクロカナブンという、
いつもの連中が食事中だった。
蚊の巣窟を後にし、外来種とツル性植物が繁茂する伐採地帯へと向かった。
砂利道沿いは夏の花殻が辺りに散らばり、草本を注視すればすっかりカメムシの季節になっていて、
カメムシやヨコバイたちが一生懸命に草の汁を吸っていた。
ブチヒゲカメムシ
オオヨコバイ
マダラスズ
ヒナバッタ
ヘクソカズラ
ハラビロカマキリ
カスミカメの仲間
ワルナスビ
ツツジグンバイ
センニンソウ
ヒナバッタ
ツユムシ
近所ですらかなり減ったクルマバッタモドキを久々に確認。
産卵に適した砂利地帯が限られていることが要因だろう。
ヤマトアオドウガネ
イボバッタ
ヒシバッタの仲間
ミズヒキ
トキリマメ
チャバネセセリ
ヤマトシジミ
タケニグサ(種)
ジガバチの一種とツルボ
※暗い時間帯に撮影したため、少し暗めの写真になっています。
日が短くなり、自然の様相が変わり始める夏の終わりごろ。
太陽は木々に隠れ、薄暗くなったのを境にスズとヒバリたちの鳴き声がこだまする。
そんな頃に、虫たちは寝支度に入る。
昼間の散策は暑くて敵わないけれど、日暮れ前の林ならば、人間も虫たちも穏やかに過ごせる。
足元に茂るイネ科を覗けば、翅を休めるキアゲハとクロコノマチョウや、草にしがみつくバッタたち、ススキを好むヨコバイやカメムシが
寝入り前の姿を見せてくれる。
多くの虫たちが静まる一方で、ルリテテハだけは元気にテリトリーを張っていた。
そんなルリタテハが居る真下でオオカマキリが休んでいたが、何事もなく飛び去って安心した。
このことは彼には秘密にしておかないと、この縄張りにはもう帰ってこられないだろう。
2021年6月28日、神奈川県のとある森を散策していた僕は、不思議な形の幼虫を見つけた。
不思議な色に、ねじれた様な模様、隆起した体、そして尾角。
とても特徴的な見た目だったので、きっと珍しいだろうと調べたところ、とても珍しい虫に辿り着いた。
それが、スカシサンとの出会いである。
この虫が何故珍しいか説明していくと、この虫はサワフタギという草のみを食べて育つが、この草はさほど珍しくない。
生息環境は、高い木の下に生える半日陰の涼しい場所の食草を好む。後に説明するが、産卵数が少なく、産卵の習性も極端である可能性が高い。そのため、この蛾の個体数はとても少なく、見つけることは非常に困難である。
また、標高が低い平地には生息していないと思われる。
簡単に言えば、発達した現代のネットで調べても、わずか370件程度しかヒットしないほど希少な蛾なのだ。
まずは幼虫から見ていこう。姿はもちろん、行動から見ても森の隠者といった感じで、
撮影しているとゆっくり後ろに下がっていき、そのままの姿勢で固まってしまった。
かなり臆病そうな虫だったので、数枚撮ってゆっくりその場を離れた。
幼虫を見てから、僕は成虫を見たさにサワフタギを探すようになった。
食草はサワフタキの仲間のみを食べるが、サワフタギ自体はさほど珍しくないので、やはり生育環境が重要だと考えられる。
また、自分の生まれた木に近い地域には帰らず、離れた場所に産卵すると言われている。(諸説あり)
他者と競合しない食草を選び、人知れず森の中で暮らす、どこか古代生物のような雰囲気に魅力を感じていのだ。
この珍虫との次の出会いは以外にも早かった。
1年後の2022年8月1日、山梨県内の標高1600m付近の道路脇で、僕はいつも通り虫探しをしながらも、
道沿いに生えるサワフタギをチェックしていた時、サワフタギの葉上に蛾を見つけた。
それはキマダラツマキリエダシャクという、遠目で見るとスカシサンにも見えてしまいそうな蛾で、
見つけた瞬間は一喜一憂であった。そこから100m程歩いた道路脇で、クワコに似た蛾を見つけた。
その瞬間、僕は直感的にその蛾が何者か分かった。これこそが、この虫こそがスカシサンであると。
太い胴体、細やかで深い毛、ゆるやかな曲線の翅、緻密な斑紋と線、そして透かし窓と、何者とも似つかないこの姿に、
僕は地球の歴史と神秘を感じたのだ。他の虫や鳥たちからは、この柄はいったいどんな風に見えているのだろうか…
珍しいからこそあまり調査もされていない未解明な虫だけれど、僕はそのままそっとしておいてほしいと思う。
僕とて血眼になって探していたわけではなく、いつかの出会いを期待していたに過ぎないし、
次に会う時も、また運命的な出会いをしたいと思っている。
調査のために住処に分け入られることもない、人間に採集目的で狙われることもない、
人の魔の手が届かない、大いなる自然の中で自由に暮らしていてほしいと願う。
しばらく眺めていると、風に吹かれているうちにの体の向きがどんどん右に曲がっていった。
本人は何も考えていないだろうが、そんな姿も愛おしくて、僕はずっと眺めていた。
こんな風に時を忘れた体験を、僕はずっと大切にしたい。
大好きなツマグロバッタ(ツマグロイナゴ)に会いに行ってきました✨
黄色くてメスより一回り小さいオスが可愛くて大好きです😍
よく見ると口元が笑ってるように見えてかわいいですよ(病気)
大好きな虫だけれど、生息環境である湿地に生える高密度な背の高い草が少なくなり、
なかなか会えない虫になってしまいました😭
色んな思いも込めて、ツマグロバッタだらけの特集をどうぞ!
両足で縦の草を挟み込んで止まるのが好きなので、平らな葉上にいるこの個体は中途半端な姿勢になっていますw
このレアな赤い個体も中途半端な斜めポーズw
メスは茶色い個体が多く、オスより大きくて迫力があります。
足で音を鳴らして必死に求愛するも、無視されて落ち込むオスくんw
そして、まさに求めていた抱っこポーズ😍
成虫のオスは地上でメスを探して鳴きながら動き回っているけれど、
普段はこんな風に草の中でしがみついています。
最後はバリバリ食べるメスたち😊