→(7)からの続き
ところで、上述の訳したスレで出てきた“張鼓峰事件”については、
この↓サイトが詳しいですが、
満ソ国境紛争1/乾岔子島事件、張鼓峰事件等 概説2
http://yokohama.cool.ne.jp/esearch/kindai/kindai-kokkyo12.html
要するに、当時の満洲国とソ連の国境付近に帰属のはっきりしない丘があり、そこが戦略的に重要な場所であったためにソ連が陣地を作ろうとして、日本軍と取り合いになったという話です。
数的にも優勢で、戦車と航空兵力を有するソ連軍に対し、貧弱な装備の日本軍が保持した丘を守りきった状態で停戦となりました。ソ連崩壊後に公開された公文書によれば、ソ連側の死傷者の数は日本のそれを上回っていたらしい。
張鼓峰事件なんて、こちらでは歴史の教科書にちょこっと出てくるだけで、今の日本人はほとんどの人は知らないのではないかと思われますが、あちらでは、ノモンハン事件と並んで“軍国主義的な日本によるソ連侵略を阻止した歴史的勝利”として喧伝されたようですね。ノモンハンの方はともかく、こちらは勝ってないんだけど.....。
なお、この張鼓峰事件も題材となっていた“チャストゥーシカ”というのは、日常生活や時事に纏わる滑稽話を短い4行詩にまとめあげ、それに早いテンポの曲を付けて唄う俗謡の形で、19世紀半ばから存在するらしい。
日本で言えば“都都逸”みたいなもの....いや、今だと“ラップ”か?w
件の“極東チャストゥーシカ”も、歌詞だけ見ると何か軍歌みたいなのを想像するかもしれませんが、
原曲はこんなに↓明るい曲です。
http://www.sovmusic.ru/english/download.php?fname=dalnevos
問題のシゲミツの名が出てくる箇所は、五曲目の第三連ですね。第四連の最後に来る語“вы(ヴィー=あなた)”と脚韻を踏ませるためか、“Сигемицы(スィゲミーツィ)”と発音されているので、ちょっと聞き取りにくいですが....。
騙そうったって無駄だよ、シゲミツさん
(ニ・ヒトリーチェ・スィゲミーツィ)
あんたじゃ無理だ!
(メルカ・プラーヴァイチェ・ヴィー)
が、全部で3回繰り返されます。
↓他のチャストゥーシカの例
↓少女の唄うチャストゥーシカ
↓プーチン+メドヴェーヂェフの物真似でチャストゥーシカ
ちなみに、この“極東チャストゥーシカ”はその内容から分かる通りに自然発生したものではなく、官製です。作曲はA.アレクサーンドロフ。旧ソ連=元ロシア国歌の作曲者といえば分かるでしょうか?
共産党はそれほどの大物を動員し、気合を入れてこのプロパガンダ俗謡を作ったということですよ。スターリンがいかに日独相手の二正面作戦を恐れていたかの証左ではないでしょうか。
あんまり関係ないですが、この民謡・俗謡にプロパガンダ的な内容を織り込むという手法は今日の中国共産党にも受け継がれているようで......
この間ウルムチで買った、新疆カザフ人の民謡の歌詞を集めた本を読んでいたら、自分らの夏営地の美しさを謳いあげたものがあり、
おらが牧場は緑豊か、空気はきれい
湖と空はどこまでも蒼く、光り輝き
偉大なる領袖、毛沢東
と,最後に唐突に毛沢東礼賛が出てきてw、何だこれは?と思った記憶があります。
やはり、中共はソ連共産党の劣化コピーかもしれない….。
→(9)に続く
ところで、上述の訳したスレで出てきた“張鼓峰事件”については、
この↓サイトが詳しいですが、
満ソ国境紛争1/乾岔子島事件、張鼓峰事件等 概説2
http://yokohama.cool.ne.jp/esearch/kindai/kindai-kokkyo12.html
要するに、当時の満洲国とソ連の国境付近に帰属のはっきりしない丘があり、そこが戦略的に重要な場所であったためにソ連が陣地を作ろうとして、日本軍と取り合いになったという話です。
数的にも優勢で、戦車と航空兵力を有するソ連軍に対し、貧弱な装備の日本軍が保持した丘を守りきった状態で停戦となりました。ソ連崩壊後に公開された公文書によれば、ソ連側の死傷者の数は日本のそれを上回っていたらしい。
張鼓峰事件なんて、こちらでは歴史の教科書にちょこっと出てくるだけで、今の日本人はほとんどの人は知らないのではないかと思われますが、あちらでは、ノモンハン事件と並んで“軍国主義的な日本によるソ連侵略を阻止した歴史的勝利”として喧伝されたようですね。ノモンハンの方はともかく、こちらは勝ってないんだけど.....。
なお、この張鼓峰事件も題材となっていた“チャストゥーシカ”というのは、日常生活や時事に纏わる滑稽話を短い4行詩にまとめあげ、それに早いテンポの曲を付けて唄う俗謡の形で、19世紀半ばから存在するらしい。
日本で言えば“都都逸”みたいなもの....いや、今だと“ラップ”か?w
件の“極東チャストゥーシカ”も、歌詞だけ見ると何か軍歌みたいなのを想像するかもしれませんが、
原曲はこんなに↓明るい曲です。
http://www.sovmusic.ru/english/download.php?fname=dalnevos
問題のシゲミツの名が出てくる箇所は、五曲目の第三連ですね。第四連の最後に来る語“вы(ヴィー=あなた)”と脚韻を踏ませるためか、“Сигемицы(スィゲミーツィ)”と発音されているので、ちょっと聞き取りにくいですが....。
騙そうったって無駄だよ、シゲミツさん
(ニ・ヒトリーチェ・スィゲミーツィ)
あんたじゃ無理だ!
(メルカ・プラーヴァイチェ・ヴィー)
が、全部で3回繰り返されます。
↓他のチャストゥーシカの例
↓少女の唄うチャストゥーシカ
↓プーチン+メドヴェーヂェフの物真似でチャストゥーシカ
ちなみに、この“極東チャストゥーシカ”はその内容から分かる通りに自然発生したものではなく、官製です。作曲はA.アレクサーンドロフ。旧ソ連=元ロシア国歌の作曲者といえば分かるでしょうか?
共産党はそれほどの大物を動員し、気合を入れてこのプロパガンダ俗謡を作ったということですよ。スターリンがいかに日独相手の二正面作戦を恐れていたかの証左ではないでしょうか。
あんまり関係ないですが、この民謡・俗謡にプロパガンダ的な内容を織り込むという手法は今日の中国共産党にも受け継がれているようで......
この間ウルムチで買った、新疆カザフ人の民謡の歌詞を集めた本を読んでいたら、自分らの夏営地の美しさを謳いあげたものがあり、
おらが牧場は緑豊か、空気はきれい
湖と空はどこまでも蒼く、光り輝き
偉大なる領袖、毛沢東
と,最後に唐突に毛沢東礼賛が出てきてw、何だこれは?と思った記憶があります。
やはり、中共はソ連共産党の劣化コピーかもしれない….。
→(9)に続く
有名なジューコフ元帥も一番苦しかった戦いにノモンハンを挙げてるそうですし、後方の司令部はともかく不利な状況の中で善戦した善戦の将兵たちは讃えられてしかるべきかと思います
本当に劣化コピーばかりですねぇ。やり方だけでなくロシア軍の兵器等も勝手にコピーして売りさばく(スホーイS-27をコピー)など、やりたい放題ww
↓
http://www.unkar.org/read/academy6.2ch.net/china/1209758466
*何故か中国国内では上記のニュースソースに直接アクセスできねぇ。竹のカーテンで情報遮断してる模様だすwww