歐亞茶房(ユーラシアのチャイハナ) <ЕВРАЗИЙСКАЯ ЧАЙХАНА> 

「チャイハナ」=中央ユーラシアの町や村の情報交換の場でもある茶店。それらの地域を含む旧ソ連圏各地の掲示板を翻訳。

三度びの生存報告

2010-12-13 16:52:37 | 管理人より

お久しぶりです。

最後の更新から大分間が空いてしまいました。

ほぼ2ヵ月半か....新記録ですね。

というか、すみません。

別にネタが枯渇したわけでも管理人が死んだわけでもなく、個人的な事情であまり時間が無かったのです。特に最近は、中央アジアから大分西の方に引っ越したお陰で、何かとバタバタしていました。

今はこういう↓所にいます。一番最後写真の、戯画化されている男が大統領の国ですね。
















































 そういう訳で、しばらくの間、翻訳以外だとこの辺のネタが多くなりそうな感じですが、今後ともよろしくお願いします。

 ※この記事を更新したのは12/13なのですが、操作を間違ってずっと“草稿”扱いになっていたようです。何だかなあ。(2010/12/19追記)

 


Жаңы жылыңыз менен!

2010-01-07 22:42:36 | 管理人より
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

本ブログでよく出てくる言葉だと、露語では“С новым годом!”ス・ノーヴィム・ゴーダム、土語では“Yeni y遵dl遵dn遵dz kutlu olsun!”イェニ・ユルヌズ・クトゥル・オルスンですか。日本語に直訳すると、それぞれ“新年を(祝福します)!”貴方の一年が幸福なものでありますようにみたいな感じですね。

現在こちらが居る中央アジアの某国だとЖаңы жылыңыз мененジャヌ・ジュルヌズ・メネン!。これは言葉の系統的にはトルコ語に近い(“イェニ=ジャヌ”、“ユルヌズ=ジュルヌズ”と対応)ですが、フレーズとしては上述の露語“С новым годом!”をそのまま直訳したものだったりします。

まあ、それを言ったらロシアにしろトルコにしろ、革命以前は片やユリウス暦(別種の太陽暦)、片やヒジュラ暦(イスラーム世界共通の太陰暦)を使っていたのであって、“グレゴリオ暦新年”を祝う決まり文句なんぞ無かったわけですが....。

ちなみに、今日はロシア正教のクリスマスです。ロシアだけでなくロシア人が多く住んでいる国ではどこでも公休日なのですが、欧米諸国におけるクリスマスのような盛り上がりはありません。

というのも、ソ連時代に共産党=政府が宗教勢力の影響力を根絶するために宗教的な休日は全廃し、特に新年を祝うのはグレゴリオ暦の12/31~1/1の間に固定してしまったからで、ソ連が潰れてから20年近くになる現在においても、やはり盛大に祝われるのはそちらの方なのです。この辺りは旧ソ連のイスラーム圏においても同じで、断食明けの祭りみたいな宗教的な祝祭は、イランやトルコほど盛大には祝われません。

それと、日本ではあまり知られていませんが、ロシアを初めとする旧ソ連圏の国々(除バルト三国)には何故か“干支”が存在します。モンゴル帝国の時代に広まったとか、比較的後代に漢人が持ち込んだものだとか諸々の説があるのですが、

現に、こんな↓カレンダーが普通に売られているのです。





<ГОД ТИГРА>は“寅年”の意。

年末はぐずぐずしてる間に近所のネット屋が閉まってしまい、結局、更新ができませんでした、お陰で“トルコ版法螺吹き男爵=セルカン氏”のネタが年を跨いで続くという、新年早々実に不吉な状態に陥っているわけですが、来年はそうした事態を招かぬよう、もう少し細めな更新を心掛ける所存です。

ともかくも、今年もよろしくお願い致します。

生存報告

2009-11-28 02:04:45 | 管理人より
前回の更新から随分と間が空いてしまったため、一部では管理人の死亡も噂されていたようですが、一応まだ生きています。裸族殿を始め読者の方々には御心配をおかけしたようで、申し訳ない。

で、2ヶ月以上もの間、更新もコメントもできなかった理由なのですが、体調不良や病気ではありません。実は、少々野暮用があって、つい最近までネットも国際電話も全く使えないような土地に長居していたのです。

今時そんな場所がこの地球上にあるのか?と言われるかもしれませんが、あるんですよ、それが。しかもそんなに辺鄙な所ではなく、数十万規模の都市がごろごろあって、かつ近代的なインフラは世界的な基準から言えば十分に整っているような地域です。ただ、海外との通信が遮断されていると言うだけで。

地理的な区分だとアジアに入りますね。ちなみに日本からも近い。と言っても、“朝鮮民主主義人民共和国”ではありません。同じく“赤い”国の一部でありながらも北朝鮮とは段違いに入りやすく、特に日本人は短期間の滞在であればビザが必要なかったりします。

さて、どこでしょう?

とりあえず、ヒントとしてあちらで撮った写真をいくつかアップしてみます。




































まあ、未だ情報封鎖が続いている彼の地については、これからおいおい書いていくことになるでしょう。

それはともかく、それ以外でこれまで溜め込んできたネタをどうしたものかと悩んでいます。久しぶりにメールをチェックしてみたら、最近ネット上で話題になっているトルコ人の偽宇宙飛行士兼大詐欺師について扱ってほしいとの要望が複数の読者から来ていました。こちらにとっても非常に興味深い話題なので、そちらを先にやった方がいいのかもしれない。

さて、どうしたものか。

はじめに

2009-03-13 02:46:43 | 管理人より

このブログでは、ロシアをはじめとする旧ソ連圏の電子掲示板で気になったスレッドを、そのつど翻訳していこうと思っています。

実を言えば、これまで外国のものはおろか、「2ちゃんねる」のような日本語の大型掲示板すら、スレッドを熟読することって無かったんですよね。多くの場合、有用な情報は一握りだけ、他は読む必要が無いように思えたからですが、最近、ある中国関係の翻訳ブログに寄り付くようになったことで、考えが大分変わりました。

それが、これ↓です。

「大陸浪人のススメ」
http://blog.goo.ne.jp/dongyingwenren/e/52881c17fd821554022821d642921092

 その記事の内容は高度に政治的な話題からあちらのB級ニュースまで、硬軟の幅がかなり広い。で、硬いものはもちろんのこと、いかなるバカニュースであっても、読み方しだいでは下手にメディアのフィルターをくぐった情報よりも、はるかに深くあちらの実情と人々の物の考え方に肉迫可能な「ネタ」たりうることがよく分かります。

もちろん、それを支えているのは管理人氏の中国に関する該博な知識とセンスの賜物であって、誰もが真似できるわけではないのでしょう。でも、とりあえずこれのお陰でこちらにもロシア等の掲示板をよく読む習慣ができたということで、非力を省みず、一つ似たようなことをやってみようと思ったわけです。

 一応、ロシア語以外の言語でも管理人が分かる限り訳すつもりではありますが、同じ旧ソ連圏でも高速回線が普及しつつあるモスクワなどに比べれば、中央アジアやカフカスの諸共和国のネット環境はまだまだ未発達です。しかも、そうした国々でネットを使う人々はたいていロシア語もできますから、検索ポータルサイトなどはロシアのものを使っていたりします。そういうわけで、非ロシア語系の掲示板と言うのはロシア語のものに比べると非常に数が少ないのですよ。

当分は、ロシア語を中心にして、多言語のものも見つかったらこれに加えるという感じで行こうかと思っております。 ともかくも、よろしくお願いいたします。