患者さまからいただいた感謝のことば(臨床検査技師)

臨床検査技師として理学療法士の先生方と業務する中で、患者さまと会話しています。そんな患者さまのつぶやきを話します。

え?耳聞こえへんのに呼吸の検査…

2015-03-07 05:26:40 | 病気
おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

今日は1F生理機能検査でお仕事をしていました

さて…今日1日の中で最大の難関。

それは耳が全く聞こえない人の呼吸機能検査でした

でも 諦めていたわけではありません…

絶望感に浸ってたわけでもありません

なんでかというと… 以前 中国人の入院患者さんがおられました(日本語は全くわからない人)

そして通訳がついていました

通訳って言っても 家族さんでした
(家族さんの中で日本語がわかる人が通訳って言われていただけ)

通訳が間に入ると
一瞬 タイミングのずれが生じるんですよね

しかも 通訳さん自体が 呼吸機能検査を理解できてない人だから どこを 強く どこをなめらかに とかがわからない

今日の患者さんは 通訳はいないけど 耳が全く聞こえない

さて…工夫しよう!
紙に呼吸機能検査で得られる波形を書いた…

波形を指で追いながら…

【息を楽に吸って吐いて吸って吐いてを4~5回繰り返して】 【次勢いつけて吐けるとこまで吐いて】
【次大きく吸って】 【吸えなくなったら吐く…】
【吐けるとこまで吐いて吐いて】
はい、楽にして…
と話す言葉すら紙に書いてある


次に2つ目いきますね…

2回ほど息を楽に吸って吐いて吸って吐いて繰り返して…

はい3回目 勢いつけて一気に吸って…

そして息を吐く…
まだまだ 吐けるとこまで…

はい、大きく吸って
はい、楽にしてください
(紙に書いてあることを指で追いながら)

本当に大変やったけど 患者さんはもっと大変なんだろうな

奥さんも 待合室まで来ておられたが 同じく 耳が全く聞こえないようでした

たぶん【手話】生活なんだろうな…

なんか 私の知らない世界…を少し感じました