皆様、こんばんは。
事務局です。
21日の一宮市内は、未明から朝まで、強い雨の天気になりました。
雨は9時前には止み、一転して、雲1つない青空になり、気温が一気に上昇して、暑くなりました。
本日の私(寺西)は、午前は現場作業、午後はお休みをいただきました。
前回の続きになります。
「財務諸表」を種類別に1つずつ紹介しています。
寺西も再勉強しています。
(1-9)損益計算書(P/L)―――――――
損益決算書を見ると何が分かるか?
会社がどれだけ儲けたのかが分かります。
前回は、製造原価明細(報告)書について書きました。
今回はその続きで、損益計算書の「売上原価合計」について書いていきます。
(2-4)売上原価合計―――――
「売上原価」のお話を続けますね。
「製造原価明細(報告)書(※)」が完成しましたので、当期製品製造原価の金額が分かりましたね。
※製造原価明細書、製造原価報告書、どちらも同じものです。
この金額を損益計算書の「売上原価」に入れます。
売上原価には以下の項目があります。
(1)期首製品棚卸高―――
期首(※)の時点で売れ残った製品の原価金額になります。
※前期の期末のことです。
(2)当期製品製造原価――
期首から期末の間に製造して、販売された製品の原価合計金額になります。
(3)期末製品棚卸高―――
期末の時点で売れ残った製品の原価金額になります。
(4)売上原価合計――――
当期の売上原価合計金額になります。
売上原価合計は、以下の式で求めることができます。
(1)期首製品棚卸高
+(プラス)
(2)当期製品製造原価
ー(マイナス)
(3)期末製品棚卸高
=(イコール)
(4)売上原価合計
A様の経営する鉄道模型製造・販売会社で、製造した鉄道模型の例で、計算式を作ってみましょう。
A様の会社は実在しません。ファンタジーです。
当期、鉄道模型ファンのリクエストに答えて製作した、名古屋鉄道旧HL車3780形電車2両セット1箱の原価は1,600円でした。
製造個数は1,500箱で、全て出荷しました。
(1)期首製品棚卸高:0円
+(プラス)
(2)当期製品製造原価:240万円
ー(マイナス)
(3)期末製品棚卸高:0円
=(イコール)
(4)売上原価合計:240万円
※当期に製造して、当期で製品を販売部門に、全て引き渡したため、(1)期首製品棚卸高、(3)期末製品棚卸高は、どちらも0円になります。
(2-5)売上総利益――――――
以前書きました「売上高」や「売上原価」、そして「売上原価合計」について分かりましたか?
売上高と売上原価合計が分かりましたので、最後に「売上総利益」について書きます。
売上総利益は以下のような式で計算します。
売上総利益は、「粗利(あらり・そり)」、又は「粗利益(あらりえき)」とも言います。
(1)売上高
ー(マイナス)
(2)売上原価
=(イコール)
(3)売上総利益
以下に、売上総利益までの、簡単な決算書を作ってみます。
(1)売上高 〇円
ー(マイナス)
(2)売上原価
・期首商品棚卸高 〇円
・当期商品仕入高 〇円
・期末商品棚卸高 〇円
―――――――――――
・売上原価合計 〇円
=(イコール)
(3)売上総利益 〇円
これにより、以前、このブログで書きました、5つの利益のうち1つの利益である、「売上総利益」が分かります。
さて5つの利益を覚えていますか?
忘れていましたら、「決算書を読む(6)〜(7)」(2016年6月10日と14日)をご覧ください。
忘れていてもいいんですよ。
(1)粗利益
(2)本業で得た利益
(3)通常の活動のなかでの利益
(4)特別な利益
(5)最終的な利益
売上総利益は、多ければ多いほどよい、と言われますが、今の時代、なかなか増やすことは難しいようです。
次回に続きます。
ブログに関するご感想・ご意見・クレーム等は、ブログのコメントや携帯電話にお願いします。
事務局です。
21日の一宮市内は、未明から朝まで、強い雨の天気になりました。
雨は9時前には止み、一転して、雲1つない青空になり、気温が一気に上昇して、暑くなりました。
本日の私(寺西)は、午前は現場作業、午後はお休みをいただきました。
前回の続きになります。
「財務諸表」を種類別に1つずつ紹介しています。
寺西も再勉強しています。
(1-9)損益計算書(P/L)―――――――
損益決算書を見ると何が分かるか?
会社がどれだけ儲けたのかが分かります。
前回は、製造原価明細(報告)書について書きました。
今回はその続きで、損益計算書の「売上原価合計」について書いていきます。
(2-4)売上原価合計―――――
「売上原価」のお話を続けますね。
「製造原価明細(報告)書(※)」が完成しましたので、当期製品製造原価の金額が分かりましたね。
※製造原価明細書、製造原価報告書、どちらも同じものです。
この金額を損益計算書の「売上原価」に入れます。
売上原価には以下の項目があります。
(1)期首製品棚卸高―――
期首(※)の時点で売れ残った製品の原価金額になります。
※前期の期末のことです。
(2)当期製品製造原価――
期首から期末の間に製造して、販売された製品の原価合計金額になります。
(3)期末製品棚卸高―――
期末の時点で売れ残った製品の原価金額になります。
(4)売上原価合計――――
当期の売上原価合計金額になります。
売上原価合計は、以下の式で求めることができます。
(1)期首製品棚卸高
+(プラス)
(2)当期製品製造原価
ー(マイナス)
(3)期末製品棚卸高
=(イコール)
(4)売上原価合計
A様の経営する鉄道模型製造・販売会社で、製造した鉄道模型の例で、計算式を作ってみましょう。
A様の会社は実在しません。ファンタジーです。
当期、鉄道模型ファンのリクエストに答えて製作した、名古屋鉄道旧HL車3780形電車2両セット1箱の原価は1,600円でした。
製造個数は1,500箱で、全て出荷しました。
(1)期首製品棚卸高:0円
+(プラス)
(2)当期製品製造原価:240万円
ー(マイナス)
(3)期末製品棚卸高:0円
=(イコール)
(4)売上原価合計:240万円
※当期に製造して、当期で製品を販売部門に、全て引き渡したため、(1)期首製品棚卸高、(3)期末製品棚卸高は、どちらも0円になります。
(2-5)売上総利益――――――
以前書きました「売上高」や「売上原価」、そして「売上原価合計」について分かりましたか?
売上高と売上原価合計が分かりましたので、最後に「売上総利益」について書きます。
売上総利益は以下のような式で計算します。
売上総利益は、「粗利(あらり・そり)」、又は「粗利益(あらりえき)」とも言います。
(1)売上高
ー(マイナス)
(2)売上原価
=(イコール)
(3)売上総利益
以下に、売上総利益までの、簡単な決算書を作ってみます。
(1)売上高 〇円
ー(マイナス)
(2)売上原価
・期首商品棚卸高 〇円
・当期商品仕入高 〇円
・期末商品棚卸高 〇円
―――――――――――
・売上原価合計 〇円
=(イコール)
(3)売上総利益 〇円
これにより、以前、このブログで書きました、5つの利益のうち1つの利益である、「売上総利益」が分かります。
さて5つの利益を覚えていますか?
忘れていましたら、「決算書を読む(6)〜(7)」(2016年6月10日と14日)をご覧ください。
忘れていてもいいんですよ。
(1)粗利益
(2)本業で得た利益
(3)通常の活動のなかでの利益
(4)特別な利益
(5)最終的な利益
売上総利益は、多ければ多いほどよい、と言われますが、今の時代、なかなか増やすことは難しいようです。
次回に続きます。
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