皆様、こんばんは。
事務局です。
17日の一宮市内は、雲が多いものの、蒸し暑い晴れの天気になりました。
本日の私(寺西)は、現場作業と縫製作業でした。
生地の裁ち切りの際、サイズの採寸を間違えて、生地は一瞬のうちにゴミになってしまいました。
情けないお話です。
前回の続きになります。
「財務諸表」を種類別に1つずつ紹介しています。
(1-8)損益計算書(P/L)―――――――
損益決算書を見ると何が分かるか?
会社がどれだけ儲けたのかが分かります。
前回は、売上原価について書きました。
今日は「売上原価の求め方」について書いていきます。
(2-2)売上原価の求め方――――
「売上原価」のお話を続けますね。
前回は、「費用収益対応の原則」というルールがあり、売れた商品のみ、費用を計上することできる。
売れ残った分は費用にはならず、「商品」や「製品」に変わって、貸借対照表に計上される、まで書きました。
貸借対照表に計上されますと、商品や製品は、「流動資産」の項目に入り、「棚卸資産」に分類されます。
商品や製品と書きましたが、小売業は「商品」、製造業は「製品」として区別しています。
A様の経営する鉄道模型製造・販売会社は、製造部門と販売部門がある想定で考えています。
ここでは販売部門のお話を書いています。
売上原価には、以下の3つの分類があります。
(1)期首商品棚卸高――
期首(※)の時点で売れ残っている商品の仕入金額になります。
※前期の期末のことです。
(2)当期商品仕入高――
期首から期末までの間に仕入れた商品の合計金額になります。
(3)期末商品棚卸高――
期末の時点で売れ残った商品の仕入金額になります。
複式簿記を勉強されたことがある方なら、お分かりになりますよね。
売上原価は以下の式で求めることができます。
期首商品棚卸高
+(プラス)
当期商品仕入高
-(マイナス)
期末商品棚卸高
=(イコール)
売上原価
上記の式を使って、A様の経営する鉄道模型製造・販売会社の売上原価を計算してみましょう。
※A様の会社は実在しません。ファンタジーです。
名古屋鉄道旧HL車3780形電車2両セット1箱の原価は1,600円(税抜き)。
製造箱数は1,500箱でした。
販売箱数は1,000箱(160万円)で、売れ残り箱数は500箱(80万円)でした。
期首商品棚卸高:0円
+(プラス)
当期商品仕入高:160万円
-(マイナス)
期末商品棚卸高:80万円
=(イコール)
売上原価:120万円
売上原価は120万円になりました。
この式では、前期に旧HL3780形電車が発売されていませんでしたので、期首商品棚卸高は0円としています。
皆様、ご存じのように、期首商品棚卸高は、前期の「期末商品棚卸高」になります。
前期の期末商品棚卸高が、期首商品棚卸高になる理由は、
陳腐化や破損しない限り、商品は売り続けることができるからです。
そこで資産から費用に変えて、当期商品仕入高の中に加えます。
期末で、また商品が売れ残りましたら、費用から資産に戻します。
このブログを読む皆様は、「棚卸(たなおろし)」を経験されたことはありますか?
私(寺西)は毎年、12月下旬頃に、仕事の空いた時間におこなっています。
棚卸をおこなうことにより、期末(12月31日)の在庫を正確に把握することができます。
把握することによって、正確な売上原価を出すことができます。
次回に続きます。
ブログに関するご感想・ご意見・クレーム等は、ブログのコメントや携帯電話にお願いします。
事務局です。
17日の一宮市内は、雲が多いものの、蒸し暑い晴れの天気になりました。
本日の私(寺西)は、現場作業と縫製作業でした。
生地の裁ち切りの際、サイズの採寸を間違えて、生地は一瞬のうちにゴミになってしまいました。
情けないお話です。
前回の続きになります。
「財務諸表」を種類別に1つずつ紹介しています。
(1-8)損益計算書(P/L)―――――――
損益決算書を見ると何が分かるか?
会社がどれだけ儲けたのかが分かります。
前回は、売上原価について書きました。
今日は「売上原価の求め方」について書いていきます。
(2-2)売上原価の求め方――――
「売上原価」のお話を続けますね。
前回は、「費用収益対応の原則」というルールがあり、売れた商品のみ、費用を計上することできる。
売れ残った分は費用にはならず、「商品」や「製品」に変わって、貸借対照表に計上される、まで書きました。
貸借対照表に計上されますと、商品や製品は、「流動資産」の項目に入り、「棚卸資産」に分類されます。
商品や製品と書きましたが、小売業は「商品」、製造業は「製品」として区別しています。
A様の経営する鉄道模型製造・販売会社は、製造部門と販売部門がある想定で考えています。
ここでは販売部門のお話を書いています。
売上原価には、以下の3つの分類があります。
(1)期首商品棚卸高――
期首(※)の時点で売れ残っている商品の仕入金額になります。
※前期の期末のことです。
(2)当期商品仕入高――
期首から期末までの間に仕入れた商品の合計金額になります。
(3)期末商品棚卸高――
期末の時点で売れ残った商品の仕入金額になります。
複式簿記を勉強されたことがある方なら、お分かりになりますよね。
売上原価は以下の式で求めることができます。
期首商品棚卸高
+(プラス)
当期商品仕入高
-(マイナス)
期末商品棚卸高
=(イコール)
売上原価
上記の式を使って、A様の経営する鉄道模型製造・販売会社の売上原価を計算してみましょう。
※A様の会社は実在しません。ファンタジーです。
名古屋鉄道旧HL車3780形電車2両セット1箱の原価は1,600円(税抜き)。
製造箱数は1,500箱でした。
販売箱数は1,000箱(160万円)で、売れ残り箱数は500箱(80万円)でした。
期首商品棚卸高:0円
+(プラス)
当期商品仕入高:160万円
-(マイナス)
期末商品棚卸高:80万円
=(イコール)
売上原価:120万円
売上原価は120万円になりました。
この式では、前期に旧HL3780形電車が発売されていませんでしたので、期首商品棚卸高は0円としています。
皆様、ご存じのように、期首商品棚卸高は、前期の「期末商品棚卸高」になります。
前期の期末商品棚卸高が、期首商品棚卸高になる理由は、
陳腐化や破損しない限り、商品は売り続けることができるからです。
そこで資産から費用に変えて、当期商品仕入高の中に加えます。
期末で、また商品が売れ残りましたら、費用から資産に戻します。
このブログを読む皆様は、「棚卸(たなおろし)」を経験されたことはありますか?
私(寺西)は毎年、12月下旬頃に、仕事の空いた時間におこなっています。
棚卸をおこなうことにより、期末(12月31日)の在庫を正確に把握することができます。
把握することによって、正確な売上原価を出すことができます。
次回に続きます。
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