韓国映画「サニー」予告編
25年前、僕は水道橋の韓国YMCAでチャンゴを習いだしたころだ。韓国にはじめて行ったのは、たしか86年ごろ。韓国の街並みも、若者のファッションも、車のスタイルも、食べ物も、本当に変わった。そんな昔の様子を背景に、7人の<お姫様>の物語が、この「サニー」だ。
高校時代に仲間と秘密のグループを作ったりしたことのある人なら、思い浮かぶシーンが満載だ。僕の連れ合いも、高校時代にかなりの「人気者」だったそうで、映画と同じような経験をしたことがあるという。高校の友人は特別だ、一生の友達だと連れ合いからよく言われていたが、この映画を見ると、納得できる。韓国の高校、とくに80年代を高校で過ごした人たちには、青春そのものが高校にあったことが分かる。
ストーリーは、単純明快。母親の見舞いに行った病院で、高校時代の友人に出会う主人公。友人はガンの宣告を受け、余命わずか。最後の望みは高校時代の仲間に会うことだった・・・。と、ここまで書けば、大体分かるでしょう。高校生で登場する主人公たちが、魅力的だ。みんな新人だけど、80年代を生きている。
「スピード・スキャンダル」のカン・ヒョンチョル監督が、またまた新人を使ってヒットをとばしたと、いま韓国で話題です。日本でDVDが出たら、ぜひ見てください。
おまけ;それにしても、僕の高校時代とは大違い。社会問題に目覚めてしまい、高校生のクセに「朝日ジャーナル」や「展望」や「世界」を読んでいたのだから、青春とは程遠い毎日でした。そのうえ、よくサボったし。今になり、後悔しても遅すぎますね。
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