ミャンマーではいろいろと変わったものを見つけました。
これは食べ物やさんから食器、洋服屋さんに薬屋さんなどなんでもあるローカル市場に行ったときのこと。場所はチャイントーンです。
三角形の小さなカゴのなかに小鳥が2羽ずつ入っているのが売られていたので、不思議に思ってアンさんに聞いてみると、なんと、その場で人数ぶん買ってくれました。
(とっても親切なアンさんは私たちが興味深そうに尋ねると、なんでも買ってくれちゃうんですよね)
じつはなかにはスズメのような鳥が入っていて、それを逃がしてあげると、悪いことも逃げていくのだそうです。つまりは厄払いみたいなものですね。
というわけで、みんなでチャイントーン温泉の広い場所まで運んできて、放してあげました。染野さんの厄も無事飛び立ちました。
見えづらいですが、吉田さんの厄も眼鏡の前にかすかに写っています。どんぐりちゃん(左)はこれからカゴを開けるところですね。
昨年9月には馬車にも乗りましたが、今回はこんな耕運機ツクツクにも乗りました。世界一大きなチークの木を見に行くためで、なんと乗車時間は2時間半。
このようにつかまるところも囲いもない板に乗って、傾斜45度はあろう坂のかなりのデコボコ未舗装路を行きましたから、坂になると後ろへずり落ちそうになったり、前にずずっーと滑ったり、ほかでは味わえない経験になりました。ちなみにマスクをしているのは砂ぼこり対策です。
また、巡礼地チャイティーヨーに行くにはかならずこのトラックに乗らないといけません。
みなさん平気で座っているように見えますが、荷台にはおよそ20センチ間隔で10センチ角の角材が並べられていて、それにギュウギュウずめになるまでトラックは発車しません。普通に座るには間隔が狭すぎますし、端以外の人はやはりつかまるところがありません。
そのうえに急な峠道のような道路を猛スピードで行くのですから、こちらもたいへんでした。
上のトラックのあとは山頂まで歩いて1時間ほどですが、カゴやさんがいるのですよねぇ。
これは本当にラクチンで、お姫さま気分でしたね。
ほかにも、運転手つきのオートバイをチャーターして、山の上の集落まで行ったりと、日本にはない変わった乗り物もたくさん体験した旅でした。
たいへんな乗り物のときでも、みなさん、文句もいわず、かえって楽しんでくださるので本当にうれしくなりました……。