木のように生きよう!!

「世界の巨樹を見に行く会」で巨樹を訪ねるとともに、日本の写真が海外のアート市場で認められるように頑張っています……。

紅葉狩りと温泉で二献

2010-11-26 17:38:32 | 日々の暮らし


Img_4547 昨日は、あきる野市の広徳寺へ紅葉狩りに行ってきました!!


036今年4月の植物セミナーでここに行き、とてもよかったので、紅葉のころにまた行きましょうと染野さんと約束していたのですよね。


Img_4552 ポルトガルツアーのときに、では帰ったらということにして、混むのは避けて平日に行くことで話はまとまったのですが、それでもたくさんの方が来ていらっしゃいました。


Img_4583 ご一緒したのは、染野さんと吉田さん、そしてY子さん。

見事なイチョウの黄葉を愛でたところで、染野さんが用意してくれたワンカップで乾杯!!


Img_4576 ときおり、風が吹くと、雪のように舞い落ちる黄色の葉吹雪を間近で見ながら、贅沢な時間を堪能させていただきました。


1 紅葉を見ながら、お弁当で一献。ホント、気持ちがよくなってしまいました。お花見ならぬ、紅葉見の一献です。


Img_4594 広徳寺から武蔵五日市駅までは徒歩で戻ったのですが、染野さんのことですから、ここでもちょっと植物セミナーをしてくださいました。

これはマユミの実。かわいいですよね。
マユミは弓に用いられたことから真弓という名前になったそう。また、檀(だん)とも呼ばれるそうですが、その昔は高級和紙の材料として使われたそうで、その紙を「檀紙(だんし)」と呼んだとか。


2 途中には、ヒイラギの香りのいい花も咲いていました。

なんでも、ヒイラギの若い木にはあの先が尖った葉がつくのだそうですが、古い木の葉にはトゲトゲはなく、丸くなるのだそうです。そんなヒイラギの特質から「ヒイラギ人生」という言葉があるんだとか……。
「若いときはトゲがあるけれど、熟年になるに従い丸くなる。人生はこうあるべきだ」という話です。う~ん、またまたまた勉強になりました。


Img_4644 そのあとは、武蔵五日市駅近くからバスに乗って、払沢の滝へ。

それから、4月の植物セミナーと同じく、「瀬音の湯」温泉に浸かりました。
ここのぬるっとしたお湯は暖まりすねぇ、ホント……(※写真は瀬音の湯のお庭のモミジです)。


Img_4646 温泉でさっぱりとして暖まったあとは、立川駅近くで、昨日の〆。

ここで、二献めをいたしましたぁ……。

ポルトガルツアーの話や、次の海外ツアーの話、国内は佐渡に行こうかなどと、また盛り上がってしまいました。

ちなみに、およそ2週間後の来月11日は染野さんの22回目の植物セミナーになります。初めてのバスツアーになりますし、いつもよりたくさんの巨木を見る長時間のセミナーになりますので、よろしくお願いいたしま~す!!!







小湊鉄道でワークショップ

2010-11-23 15:04:00 | 仕事の様子


一昨日の21日(日)に、千葉県市原市にあるローカル線「小湊鉄道」で、鉄道写真家・長根広和さんによるGANREFの被写体別ワークショップが開催されました。


Img_4490 当日は、天気もよく暖かい日で、紅葉にもベストタイミングでした。


Img_4505 講師を務めてくださった長根広和さんです。

長根さんはJRのポスターや時刻表の表紙を撮られていますが、凄腕なのにとっても気さくで、鉄道写真は初めてという参加者の方にも丁寧に撮影法を教えてくださいました。


Img_4527 参加者は品川駅に集合して貸し切りバスに乗車。海ほたるを経由して、まずは小湊鉄道の五井駅にある車輛庫へ。

私のUSTREAM配信はバスのなかでも行いましたので、長根さんはほとんど休む暇なし。本当にお疲れさまでした!!


Img_4450 日頃は入れない車輛庫には古いSLや古い車輛が置かれているだけでなく、車輛の下に潜って撮影できるのはもちろんのこと、線路の途中には撮影用の穴まで掘られていて、ありえないアングルでとっても貴重な写真を撮ることもできたんですよねぇ。


Style_2 GANREFはインプレスさんの写真コミュニティサイトですが、そのなかの上位入賞者の方も参加されているので、それぞれのみなさんの撮影スタイルは、拝見しているだけでとても勉強になりました。


Style3 鉄道撮影は、列車が来ないうちにセッティングして待つのですが、ローカル線は本数が少ないですし、あっという間に来てあっという間に去って行ってしまう感じ。

だから、列車がやって来た瞬間はすご~くドキドキワクワク。鉄ちゃん(鉄道マニア)でなくても、この感じがたまらないのですよね。


Img_4498 最近は「鉄子さん」といって、女性の鉄ちゃんもとても増えました。

この日のGANREFワークショップにもたくさんの女性が参加してくださっていました。女性の方が加わって、さらに華やかな勉強会になりましたよ。


Img_4451 長根さんがお話好きで、ずっと楽しいお話をしてくださっていたのも、ワークショップがずーっと和やかで、楽しかった大きな一因でしたね。


Img_4528 撮影を終え五井に戻ってからは、16時30分から市原マリンホテルで、作品の講評会が行われました。

鉄道初心者の方もいらしたのに、みなさん、本当に素敵な写真を撮られていました。 ※それらの写真はこちら→GANREF ホーム


Img_4545 1日中大活躍の長根さんとスタッフとして参加した写真家・吉田繁さんと、ワークショップを終えた市原マリンホテルの前で乾杯!!

おふたりともクルマなので、寂しいことにノンアルコールビールです。
私はしっかり本物の生ビールをいただきました(すみません! でも、最高においしかったです!!)。

Img_7800 とはいえ、今回も私のUSTREAM配信と録画はまだ完璧とはいえませんでした。
お弁当やさんスタイルで、パソコンを乗っけてWEBカメラで撮影していたのですが、パソコン用のバッテリーがすご~く重くって、なかなかみなさんに歩調を合わせてついて行けなかったし、うっかりミスもあったりして……。

もう反省しきりですが、当日の録画が見られますので、よかったら右記からどうぞ。USTREAM配信→http://bit.ly/ctvGU9

それにしても、バッテリーの重さに耐えた腰がまだ痛いです。

しかし、次回は12月18日、夜景撮影になります。
GANREFさんのホームでも、12月には参加募集が始まると思いますが、次回はもっと完璧に配信するぞといまから意気込んでおります!!










明日、ライブ配信します!

2010-11-20 00:01:00 | 仕事の様子


明日21日(日)は、いよいよGANREFさんの被写体別ワークショップ2回目。
今回は、鉄道写真家・長根広和先生による小湊鉄道の撮影セミナーと参加者のみなさんが撮影した当日の作品の講評会などが行われます。

参加者の定員は18名ですが、21日はワークショップ開始の9時半から終了までUstreamでライブ配信されますので、ぜひみなさんもご自宅でアクセスして、その模様をご覧くださいね!!
Ustreamで配信&Twitter→http://bit.ly/ctvGU9

さて、そんなわけで、みなさんにはひと足お先に、ワークショップが行われる小湊鉄道の様子をお見せいたしましょう……
(16日に下見してきました)


Img_4355 情緒あふれるローカル線・小湊鉄道が走っているのは、こんな風光明媚な千葉県市原市。この時期はまさに美しい紅葉とともに、かわいらしい列車が撮れるというわけなんです。


Img_4349 小湊鉄道の駅もそれぞれに個性的で、小さくて素朴だけれど絵になる駅舎ばかりです。


Img_4354 里見駅の駅舎の軒下には、干し柿が吊るされていて、ほのぼのした写真が撮れますよ。


Img_4373 こちらは上総久保駅です。
黄葉真っ盛りのイチョウの巨木とともに車輛が撮影できる絶好の撮影ポイントなんですよね。


Img_4364 ということで、平日にもかかわらず、ここにはすでに撮り鉄さんの姿もチラホラ。日曜日にはきっと、私たち以外にもたくさんの“鉄ちゃん”さんたちが押し掛けているかもしれません。


Img_4368 黄葉している美しいイチョウの木は里見駅近くの神社にもあって、線路付近が落ち葉でいっぱいになっていました。

また、上総大久保駅でもイチョウの巨木越しに駅舎と列車を撮ることができます。
緑の山に囲まれた里には柿の実がなり、秋の花々も咲いて、鉄ちゃんでなくても心躍る写真が撮れること間違いなしです。

私個人としては、参加してくださるGANREFメンバーのみなさんの作品が見られる講評会や、長根先生による撮影後のレタッチ講座も楽しみにしているところです。


6 もちろん、その様子はGANREFさんのUsttreamライブ配信で、参加できなかった方もご覧になれますので、どうぞお楽しみに!!

http://bit.ly/ctvGU9
※配信は、21日(日曜日)朝9時半から18時半を予定しています。

私は撮影係。なので、映像が乱れたら、私のポカです、ごめんなさい。
いまから誤っておきますね。

また、インタビューや司会のお手伝いもしますので、ちょこちょこ出てしまうかもしれませんが、たぶんバタバタしてしまっていることでしょう。こちらも重ねて、いまからごめんなさいです……。


いい写真を見た日

2010-11-19 13:58:53 | 取材日記


昨日は、デジタルカメラマガジンの取材で、写真家の藤原新也さんにお会いしました。


Img_4409じつは、デジタルカメラマガジンでほぼ10年間やらせていただいた『先駆者の現場』という連載は、10月号の田中長徳さんで最終回。

明日発売の12月号から、新たなる連載がスタートしていたのですよね。

作品のギャラリーの後ろに、その人となりや作品が生まれるまでのインタビューをまとめたもので、先駆者とは違うスタイル。

そして、その第1回目は空の写真家HABUさんでした。


Img_4412 で、第2回目が藤原新也さんということで、代官山の事務所にお邪魔して撮影取材させていただいたというわけです。

これからどんどん現在の写真界の巨匠たちにお会いできるので、この新たな連載もとっても楽しみです。


Img_4405_2 とくに、今回は1983年に発売された『メメント・モリ』を購入させていただいて以来、ずっとお会いしたいと思っていた藤原さんだったので、本当にうれしかったです。

事務所も素敵でしたが、そのたたずまいも、お話も素晴らしく、やはりひと味違う感じ。目からウロコのような実り多いお話をたくさん伺えました(そのお話は1月号でお楽しみください)。


Img_4428 写真だけでなく、小説、絵画、書とさまざまな分野で表現者として注目されている藤原さんですから、お会いする前はミーハーなお願いなんてとてもできないと思っていましたが、サインにも写真にもとても気軽に快く応えてくださいました。

やはり、どの分野でも巨匠は懐も深いのですね。


Img_4416 充実した取材のあとは、渋谷西武百貨店 B館8Fへ。

「先駆者の現場」で10年近くご一緒していただいていた写真家・吉田繁さんの写真を拝見しに伺いました。


Img_4418 アンコールワット遺跡に巨木が絡み付いた圧倒的迫力のある写真です。すごく大きい作品で、枯葉や小さなトカゲまで見えるということで……、


Img_4417_2作品の横にはこんな文章が添えられていました。

吉田さんらしいウィットに富んだ提案です。

木や写真に対するさりげない思いやりが込められている感じでとても素敵ですし、これはこの写真が小さなトカゲまでもはっきりと見えるほど、高精細なプリントであることの証拠でもありますね。


Img_4419プリントやその色調、そして迫力あるサイズ、そしてなにより緻密に写し取られた画面から伝わってくる神々しい巨木のパワー。

本当にずっと見ていたくなるような作品だと感心していたら、こんなお値段がついていました。
このくらいの価値、いやそれ以上はあるのだなぁと、なにか、このお値段を見て納得してしまいました。

買えなくても作品は見られるわけですから、巨木の迫力を感じたい方にはおすすめです。
展示は、29日までだそうですよ!


Img_4425 というわけで、藤原新也さんの最新の作品と吉田繁さんの渾身のプリントを見て、すごくいい気分にさせていただいたので、昨夜はふた駅前から歩くことに……。

満月だし、紅葉した木と枯葉の道はとっても気持がいいし、ふらふらと秋の宵を楽しみながら帰宅しました!






あこがれのお宅へ

2010-11-17 17:17:59 | 日々の暮らし


昨日は、仕事で千葉まで出かけたので、帰りに、以前から一度はお邪魔してみたいなぁと思っていた憧れの方のお宅へ伺いました。


Img_4378 ここはその方がオーナーを務められている画廊『椿』。グラフィックデザイナーを経て30年以上、この素敵な画廊をやられています。

夜なので、残念ながら見えませんが、建物の後ろには大きな松の木、右奥には山桜の巨木があるんですよ。


Img_4379 画廊の奥にあるご自宅がこちら。テーマカラーのグリーンの玄関ドアがとってもきれいでしょ……。


Img_4385_2真っ白な壁と木目の美しい天然木に囲まれたシンプルな玄関ホールから、白い引き戸を開けるとこんな素敵なキッチンとリビングダイニング。

インテリアだけでなく、調理器具から電化製品、何から何まで抜群のセンスで、もう、脱帽もの。

ハウスメーカーやインテリア雑誌のお仕事で数々のおしゃれなお宅を訪ねさせてもらいましたが、食器や食材、すべてに至るまで、ここまで素敵なお宅はこれまで取材したなかでもピカイチでした。

そのうえ、なりげなくお夕食まで準備していてくださっていて、ポルトガルのおいしいワインまで開けてくださって、カッコいいことこのうえなしです(この写真で、『世界の巨樹を見に行く会』に来てくださっている方々は、もう誰のお宅かおわかりですよね)。

Img_4389 私のナイフとフォークなんて、なんと作家ものでした。軽いうえに持った感じがとてもやわらかくて、すごくいい感じ。


Img_4388 サラダのなかにはモッツァレラチーズポールと大根の梅酢漬けのキューブが入って、とっても美味。
右が、ポルトガルのアレンテージョ地方産のとってもおいしいワイン。


1 日本人好みにアレンジされたこのパエリアがまた、最高のお味。スペインレストランのどちらかというとパサパサのライスではなく、しっとりふっくら。こんなおいしいパエリアは食べたことがなかったかも……。


Img_4402 リンゴでサンドしたモッツァレラのデザートも初めていただきましたが、もうクセになっちゃいそうなほどおいしかったぁ。で、2本目のワイン「ピノノワール」までおいしくいただいちゃいました。


Img_4391あまりにも素敵なお住まいなので、やさしいご主人にお願いして、食後にはお家のなかを案内していただきました。

これは真っ白な階段を上がったところの壁。

I田さんが、私たちのツアーなどで撮られた巨木写真がセンスよく貼られていました。

元デザイナーさんですから、レイアウトは完璧です。写真の腕もうらやましいくらいですし、木が本当にお好きなことが忍ばれました。


2 こちらはI田さんのお部屋。整理整頓の腕も素晴らしくて、部屋のたたずまいがI田さんを現わすように、もうカッコいいとしかいいようがありません(ちなみに、このお部屋はキッチンの上、ガラスの向こうはリビングダイニングの吹き抜けになっています)。

資料がトッ散らかった私の仕事部屋とは大違いです!

ツアーの思い出話からいろんなお話までなにもかもが楽しくって、素敵な刺激もたくさんいただいたI田邸。

今回は、夜になってしまって画廊のほうを拝見できなかったので、今度はぜひ、そちらを見に伺わなくっちゃって思っていま~す!!
I田さんとご主人、どうもお邪魔いたしました。そして、おいしいお料理とワインをごちそうさまでした?