木のように生きよう!!

「世界の巨樹を見に行く会」で巨樹を訪ねるとともに、日本の写真が海外のアート市場で認められるように頑張っています……。

サルだって温泉が好き

2006-01-22 11:04:20 | 取材日記
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昨日は横浜も大雪でホントに驚きました。そのおかげで今日はバルコニーは雪だらけ。みなさんはいかがお過ごしですか。

ところで私、19、20日と長野県「地獄谷野猿公苑」に取材に行ってきました。もちろん、ここはほとんど毎日雪模様。サルたちも寒いのでしょう、温泉にはたくさんのサルが入っていました。
冬の地獄谷野猿公苑には海外からの観光客が多いのも特徴だそうで、この日も外国からのお客さんが何人もいました。Img_0256

温泉に浸かっているサルたちのなかには、ずっと入りっぱなしのおばあちゃんザルがいたり、気持ちよくて温泉のなかで居眠りしている小ザルもいました。顔をよくよく眺めていると、目を閉じて温泉を良さを味わっているかのようなサルもいて、温泉好きの人間とまったく同じような表情。なんだか、自分を見ているような気になってしまいました。

また、今回は近くの上林温泉「山の湯」旅館に泊まりました。ここは少々古い造りでしたが、完全100%天然温泉のかけ流し。お料理もいろいろと手の込んだものでばかりで、宿泊料が¥8500では悪いくらい。ホスビタリーも最高でした。



きっちりした葉並び

2006-01-18 12:40:42 | 巨樹の旅
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この写真は、マレーシアの森で撮影した雨林の空です。
なんとも規則正しく並んでいるのは木の葉。雨林を歩いているとき、樹冠部を下から眺めると、こうしてほかの葉とは重ならないように、すき間を埋めるように葉が並んでいました。
これは、現地名「Kapur」、学名「Pryobalanops aromatica」という木。こんなふうにきっちり葉を広げるなんて、植物の知恵にはホント、適いませんね。Img_0100



サンタフェに行ってきました。

2006-01-12 11:44:54 | 取材日記
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10日まで、アメリカ・ニューメキシコ州の州都サンタフェに行ってきました。今年は暖冬だそうで、例年になく雪もなかったのですが、その代わりに猛烈な紫外線と乾燥で、ノドがカラカラになっていました。
でも、サンタフェの街は写真のようなアドビ建築でしか建物をつくってはいけないので、街全体とても統一感があってきれいな風景でした。
このアドビ建築とはインディアンの建築様式で、土レンガを積んでつくった上に、さらに土を手で塗ってつくられています。ただし、いまは普通に建てた家の周りをアドビ建築に見えるようにしているらしいのですが、こうしてつくられた家だと、夏の暑さや冬の寒さに最適なのだそうです。
日ごろ、いろんな色が氾濫して、直線的なビルや建物ばかりを目にしていると、こういう自然に溶け込んだ色と曲線でできた町並みにはとても心が和みます。サンタフェには芸術家が多く暮らしていますが、この街に暮らしてみると、事実、ストレスがまったくないのだそうです。
インディアンや地元の人々ものんびりしていますし、街の中心部を出ると砂漠の広大な景色が広がりますし、ホント、サンタフェは心がゆったりする場所でした。