木のように生きよう!!

「世界の巨樹を見に行く会」で巨樹を訪ねるとともに、日本の写真が海外のアート市場で認められるように頑張っています……。

夢はかならず叶う

2007-12-30 14:53:16 | 日々の暮らし
Img_4905年末もいよいよ押し迫ってきました。

今年もまだ仕事中。WEB用の動画制作をやっています。

動画は編集が終わってから見せるメディアに合ったファイルに変換しなくてはなりません。これをレンダリングとか、書き出し作業というのですが、これをやらないと実際にどのように見えるのかわからないんですね。でもってこの時間が長いんです。ハイビジョンなんかだと10時間以上という場合もあります。

最終段階では変更点を加えるたびにこの書き出しのための待ち時間があるので、その間に本を読んでいます。

私は、新しい本を読むのも好きですが、以前に読んだ本を何回も読むのが好きです。

そういう本は10冊以上あります。小説なんかは、忘れっぽいので何度読んでも新鮮だったりするからなのですが、うちにある本すべてではなく、決まったものばかりですから、たぶんこれらは好きな本でもあるのだと思います。

そのなかの1冊が、パウロ・コエーリョ著『アルケミスト 夢を旅した少年』です。

これは、スペインの農家に生まれたサンチャゴという少年が自分の夢を実現するまでのお話。
16歳まで神学校に通っていた少年は、ある日、人生の目的は旅をすることであると思い、そのため羊を追いながら各地を歩き回る羊飼いになります。

羊飼いとして2年間アンダルシアの平原を歩き回った少年はまた、ある日、夢の中で子どもにエジプトのピラミッドまで連れていかれます。そして、その子どもに「あなたがここに来れば、隠された宝物を発見できるよ」といわれます。

この同じ夢を2度見たあと、少年は夢に従って、羊飼いをやめてエジプトへと向かいます。宝物を求めて旅をする過程で少年はさまざまな経験をしていくのですが、物語のなかには人生の真理ともいえるような言葉がたくさん書かれています。

そのなかでとくに何度も出てくるのが、「人が本当に何かを望むとき、全宇宙が協力して、夢を実現するのを助けてくれるのだよ」という言葉です。

この本を読むたび、私は、「人生ってそうだったのかぁ」と思います。でも、読むたびにそう思うということは、前に読んだあとしばらくすると、そういう人生の真理のようなものをすっかり忘れてしまっているってことでもありますよね。

今回もそれはまったく同じでした。ストーリー自体もほとんど忘れていたくらいです。でも、今回は前回までと違うことにも気づきました。

自分自身がこの少年とまったく同じような感じで人生を過ごしてきたんだぁ。そうかぁ、いままでの私の人生は間違っていなかったんだぁ。そう思えたのは初めてのことでした。

まだ、ライターになる前、地方にスタジオとペンションを建てた作曲家のところに、私はひとりで映像作品の納品に行きました。仕事で旅をしたのはこのときが初めてです。そのとき、もちろん旅費も宿泊費も会社持ちですし、とってもおいしい食事も。わざわざ来てくれたからと、その作曲家にはおいしいカクテルをごちそうしてもらい、旅先ですれ違う人よりとてもたくさんのお話をさせてもらい、こんなに楽しい思いをしてもいいのだろうかというくらい、それはそれは楽しい1泊2日を過ごしました。

このときに私ははっきりと「これからは旅は仕事でしよう」と思いました。そして、その数年後に、旅をたくさんするライターになっていました。

また、ライターになり、旅をしはじめたころには「死ぬまでには絶対、屋久島と四万十川に行きたい」と思いました。すると、程なくして、私は数えられないくらい屋久島にも四万十川にも行くことになりました。いま思い返すと、屋久島へ何度も行っているうちに四万十川へ行く縁も生まれたんですね(これはかなり笑える話なので、そのうちに書きますね!)。そして、このことも昨日気づいたのですが、何故か、そのふたつの土地に関する本を私は書いちゃっていたんですねぇ。これは旅は仕事でと願ったあとに、いつか誰かの心を元気づけることができる本を出したいという夢の実現でもありました。不思議です。

「夢はかならず叶う」ということが、この本を読むと、当たり前にすべての人にあることだと気づかされ、勇気が出ます。夢を実現することは人生の義務なのだとも書かれています。

そして、夢を実現できない人のからくりもここには明記されています。前向きでないときの私にことごとく符合する、とても役立つ戒めばかりです。

人はしかし、夢を追求することがこわい。自分がそれに値しないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じているから……。ホント、恐れがすべてを台無しにしますよね。それから、多くの人は夢よりも他人が自分をどう思うかということのほうがもっと大切になってしまうのだそうです。そういう人もときどき見かけますね。

確かに、数年前までの私の人生は少年のように夢が叶う人生だったと気づきました。でも、今回はまた、「いま、私は夢を実現するのをこわがっている」ということにも気づきました。

ここ数年は、旅もしているし、いろんな人に会えるし、それだけで楽しいから、このまま暮らしていければいいやぁと思っていたのです。でも、本当は新しい夢を持っていて、その夢は実現するのはとてもむずかしい。やらなくて済むならこのまま楽しく人生を送りたい。それでもいいやぁ、それでいいんだぁ、できっこないものって、ね。

けれども、今年はやはりこのままではダメで、新しい夢を実現しないといけない状況になりました。それでも、夢を実現できる能力がないと傷つくのはこわい。だから、踏み出すことを1日1日延ばしにしてきていました。

この本を手にしたのは、新しく動かねばならないことの前兆なのでしょう。

この本的にいうと、前兆はかならずあるのだそうです。
私の机の前には、なぜか「ただいまより来年のことをよくよく考えて、やり損なわないように十分注意しておきな さい」というおみくじが張ってあって、よけいにドキリとしています。

というわけで、来年にならないうちに絶対、今年のうちに新しい一歩を踏み出すぞ-と、動画の書き出しを待ちながら、息巻いておりま~す。










目をそらせられない……

2007-12-28 14:45:37 | 日々の暮らし
Img_1500_23年ぶりの健康診断に行ってきました。

体の検査は調子の悪いときにやるのがいちばん症状がわかりやすいそうですから、動画の編集で明け方まで作業していて、運動もできず、肩も首も痛くて動かないような昨日はグッド・タイミング。う~ん、ちょうどよかった!

で、健康診断の場所は病院ではなく、いつも海外勤務健康センターというところ。これが病院よりもかなりおもしろいんですよ。

ほとんどは海外勤務か海外在住の方々。なので、看護士さんに「上海に行かれるのなら、上海用の健康診断『上海セット』にしましょう」といわれてる人がいたり、「サウジアラビアはいまこうなんですよ」とか、「タイはねえ……」とか、生の現地情報が聞けるからです。検査と検査の間に待っていても、退屈することはありません。

それから、自分はやっぱりちょっと変わっているのかなぁと思ったこともありました。
採血するときに「ちょっとチクッとしますよぉ」とかいわれて注射針を刺されるときに、じっとそれを見つめているからです。

どこをどんなふうに刺されたら痛いのだろうか。私の血の色ってこんななのかぁ。ドロドロなのかなぁ。隣の人のと比べてどうなんだろう。な~んて見ていたら、看護士さんに「心配しなくても大丈夫ですよ」なんて言われちゃって!

全然、心配ではなく、こちらは興味津々。だけど、痛さを緩和するためなのか、どの人を見てもだいたい刺されている腕とは違う方向に視線を向けているので、すご~く神経質で見ているんだと思われたようです。

ずっと、小さい頃からの癖なのですが、指を切ったり、ケガをしたりしたとき、私は怖くて見られないということはありませんでした。そんなのよりも、「どうなってしまったのかよく見なくては」という声が頭の中から聞こえてくるんですね。

そういえば、昔、初めてマダガスカルに行ったとき、日本から案内してくれた科学ライターという女性が、「悲しくてとても見られない」と泣いたことがありましたっけ。

それは、ブッシュのなかのバオバブの写真を撮ろうとしたところ、あまりにも雑草が邪魔で撮れないので、近所の村に草刈り鎌でもないかと訊ねたときでした。すると、ここでチップをもらおうとばかりに村の青年が5、6人もナタを担いでやって来て、バンバンと周囲の雑草を刈ってしまったのです。

彼女は植物をとても愛している、自称、繊細さん。「こんなことするなんて、ひどい。切られた跡なんてとても見られません」と、クルマに戻ったまま大泣きしたというわけです。

私もちょっと刈りたいくらいだったので、このあれよあれよという間の出来事には驚きました。でも、よくよく考えるとマダガスカルでは乾期に野焼きをしていますから、別に植物を切るなんてかわいそうでもなんでもないこと。彼らもちゃんとそれをわかっていてやったんですね。ここで切らなくたって、乾期には全部なくなっちゃうんですから。

このときはホント、あきれちゃいました。だって、植物ライターだったら、彼らがどのように植物を刈って、その後、その植物はどうなるのか、ちゃんと見るべきだと……。感傷に浸って泣いたまま、見ないでいるなんて、変なの~って、ね。

でも、以前、自分のクルマに乗りこまないうちにエンジンをかけてしまったら、ギアがParkingに入っていなくて、動き出しちゃって。それを自力で止めようとしたらドアが胸の上をズリズリと横切ってしまい、その傷を見たら、血がダラダラしていたときにはさすがにびっくりして、気持ち悪くなって吐いちゃいました。

目をそらせないのも、ほどほどにしないといけませんね。

そうそう、すご~く調子悪いと思っていったのに、健康診断ではまったくどこも問題ありませんといわれちゃいました。仕事のストレスと寸時に寝たいことから、かなり食べて飲んでたのになぁ。問題ないのはうれしかったけど、ちょっと拍子抜け。でも、追いつめられ状態からは脱したので、今日あたりからは運動しようっと!!







プロレスな日

2007-12-24 09:06:24 | 取材日記
また1週間こもって、今度はMOVIEの編集をしていました。
今週も続くのですが、昨日だけは取材でプロレス見学。

後楽園ホールで、おもしろ系の「みちのくプロレス」と、正統派「新日本プロレス」を見てきました。私にとっては初めての生で見るプロレスでした。
TVで見るプロレス番組に興味はなかったのですが、ホンモノはいやぁ、おもしろかったです!


Img_4813岩手県議会議員だったグレート・サスケさんの「みちのく」はほとんど変装、仮装、覆面系。そのうえいろいろなものを持ち込みます。サスケさんのときも脚立にパイプイス、パスタに氷、果ては大樽まで、いろんなものが乱入しました。


Img_4825HAPPY MANと義経の対戦では、義経が2階ぐらいの高さから回転しながらドロップキック。体操選手よりすごかったです。HAPPY MANは演技で楽しませてくれました。


Img_4879こちらはアントニオ猪木さんがいた新日本。長州力さんと蝶野さんもいました。


Img_4864タイガーマスクも登場!


Img_4837新日本の若手選手です。新日本のほうはみんな筋肉隆々で鍛えた体がきれいでしたねぇ。

プロレスは格闘技とは違い、技が確実に決まらない工夫をしていますが、それでも技を決められたときはかなりのダメージなので、それに耐えられるように筋肉をつけているのだそうです。

近くで見ると、本気に見えるようにしながら、寸前で「決まらない」ように工夫しているのがすこしわかったりするのですが、それがかえってプロのすごさを感じさせてくれました。すご~く痛そうっていうか、実際にかなりの痛さまでやって、本気に見せる。ホントにプロだなぁと感動しましたね。

飛んだり、殴ったり、叩かれっぱなしだったり、すごい技を見せながら、パフォーマンスで魅せる「みちのく」は観客をとにかく笑わせることに徹していて、こちらもホントにプロでした。

合計6時間半、プロレスに感動していた1日でした。







千葉もなかなかです!

2007-12-16 23:32:12 | 取材日記
Img_4763今日は、自然写真家・並木隆さんの動画撮影のため、千葉市花の美術館へ行ってきました。風が寒い一日でしたが、ここにはたくさんの花が咲いていて、春みたい!!


Img_4761今回は、こういう寄せ植えの花を撮影して、バックをきれいにぼかした写真にする方法を並木さんに教えていただきました。


Img_4762まずは、試しにコンパクトデジカメで撮影してみました。
(こういうときは主役の花が1本だけで、もっと背景が地味なほうがいいそうです。それに私の腕では右の花にピントが合ってしまっていますが……、まっ、それは多めに見ていただいて……)
コンパクトではこの程度しか背景がボケないんですよ。これを、背景をきれいにボカした写真するため、ペンタブレットを使ってきれいにレタッチしていきます。
じっくり教えていただくと、意外に簡単。で、また、新しいことを覚えたので、うれしくなって、すぐに自分でもやりたくなっちゃいました。


Img_4765加工のしかたは並木さんのお宅で教えていただいたのですが、そこからはこんな風景が見えました。

まるで富士山みたいでしょ。でも、これはディズニーのおやま。でも、こんなにきれいな形だと、毎日、夕陽を見るのが楽しくなりそう!
ちなみに、ディズニーランドの花火もばっちり見えるそうです。
千葉もなかなかいいなぁ……、そう改めて、思った一日でした。





銀座はクリスマスだけど……

2007-12-15 21:33:36 | 日々の暮らし
今日は、銀座でお勉強の日でした。


F1000008銀座はたま~に美味しいものを食べにいきますが、私にはほとんど“お勉強”で行くところです。
行く場所はアップル銀座ストア。今日もここでMotionのお勉強を4時間してきました。フーッ!


F1000004お勉強が終わったところで、街に出ると外はもうまっ暗。


F1000006アップルストアのなかもお買い物の人でいっぱい。銀座は“師走”モードでした~。


F1000002そうだぁ、世の中はもうすぐクリスマスなのだー(といっても、ここ数年、クリスマスなんて忘れっぱなしですが……)。

でも、新しいソフトのお勉強をして、新しい技を覚えると、世の中の事より何より、それを早く使いこなして作品がつくりた~いと思ってしまって……。したがって、お勉強したのがとっても得したみたいで……。
クリスマスツリーを見ようが、お買い物カップルを見ようが、「お勉強してよかったぁ、ルンルン」という気持ちでいっぱいになります。

全然、仕事好きではないんだけど、とにかく、新しいことを覚えるとうれしくって!!

私には、銀座はやっぱり楽しいお勉強の地なのでした。