木のように生きよう!!

「世界の巨樹を見に行く会」で巨樹を訪ねるとともに、日本の写真が海外のアート市場で認められるように頑張っています……。

写真集が出ました!!

2012-02-10 22:02:02 | 日々の暮らし


ここのところ、CP+で毎日、パシフィコ横浜へ行っています。
なんでも、昨年よりも人手が多いそうで、私も連日、人ごみの中で過ごしている次第です。

なんて、スペインから帰国してバタバタしているうちに、すっかりご報告が遅れてしまいました。


Photo じつは、昨年10、11月と執筆していた吉田繁さんの新しい写真集が、1月31日に出版されたのですよねぇ。

今回は、日本の巨樹たちの写真集です。

「世界の巨樹を見に行く会」のみなさんと一緒に訪れた巨樹ももちろん入っていますよ!
ぜひぜひ、本屋さんでのぞいてみてください。

アマゾンでも購入できますから、ぜひよろしくお願いいたしま~す?





スペインツアー無事終了

2012-02-04 20:47:03 | 巨樹の旅


0_1104 ご報告が遅くなりましたが、1月16~27日まで『世界の巨樹を見に行く会』の今年第1回目の海外ツアーで、スペインとテネリフェ島(カナリア諸島)へ行ってきました。


P1000204 パリ経由で到着したのは国際的なリゾート地コスタ・デル・ソルの中心地マラガ。
私たちは、年間を通じて暖かいマラガからどんどん山のほうへ登って、オヘン(写真奥)というまるでプロヴァンスのような素敵な村を目指しました。


P1000208_2 宿泊したのは、オヘンからさらに細い道を登ったその名も『隠れ家』という知るヒトぞ知る森の中のホテル。有名人や作家がお忍びで泊まりにくるところだそうです。


P1000239 クラシックな山の隠れ家のレストランで、まずはツアー最初の乾杯です!!


0_249 ここに宿泊したのは、この「森のおじいさん」と呼ばれている木に会うためでした。幹周り16.0m、樹高23m、樹齢800年の聖なる栗の木です。


Img_6682 未舗装でアップダウンのある細い山道を行くため、この日は四駆のオープンカー。自然を愛するハイテンションな地元ガイドのアントニオさんが、クルマがバウンドするたびに「ヤッホー!」と叫ぶように要求するのがおもしろかったです。

また、栗の木に会いに行く途中で、高級なワインと生ハム、チーズとオリーブ漬けを用意しておいてくれて、豪華なピクニックをしてくれたのにも驚かされました。どれもすごく美味でした。


Img_6857 ヤシの木で有名なエルチェの街で宿泊したのはHuerto del Curaという5つ星ホテルでした。皇族も泊まられるエルチェでいちばん高級なホテルで、快適でしたねぇ。


P1000246 翌日は見渡す限りが自分の土地だというアーモンド農家のシリロさん宅のアレッポ松を見に、さらに、ぶどう畑の真ん中に立つ幹周り7.2mの松も見ました。


Img_6883 エルチェ3日目は、モンゴ山の麓にブドウ、レモン、オレンジ畑が広がるガタ・デ・ゴルゴスへ。


Img_6886 イナゴ豆の巨樹とこの樹齢1000年、幹周り10.4mのオリーブの木を見に行きました。

そうそう、エルチェではおいしいパエリャをいただきました。そのレストランの名前が一昨年みんなで訪れたマデイラ島の名前と同じ「レストラン・マデイラ」でしたっけ……。


P1000289 エルチェからは新幹線に乗ってマドリッドへ。そこからバスでやって来たのはローマ時代の水道橋が残る世界遺産の街セゴビア。

ここはディズニー映画『白雪姫』のお城のモデルになったアルカサル(写真奥)などがあるおしゃれな街、子豚の丸焼きでも有名です。


P1000286 子豚の丸焼きレストランでは、参加してくださったご夫妻のささやかな金婚式のお祝いもさせていただきました。


Img_6988 セゴビアで見に行ったのは、最初の写真のビャクシンの木。現地ではサビーナと呼ばれています。

持ち主の方と役所の方が案内に出てくださったのですが、小さな村で日曜日だったせいか、多くの村の人たちが私たちの後をついてきて、最初の写真のように記念写真に収まったというわけです。

そういえば、この村のすぐ近くのレストランで食べたキノコ料理と子羊のローストは最高においしかったですよ。
こんなにおいしい子羊は食べたことがないと、グルメな方もおっしゃっていたので、絶品であったことは間違いないでしょう。


Img_7033スペイン本島を後にして、最後に訪れたのがテネリフェ島。アフリカ大陸の近くにあるので、常春のリゾート地として有名です。

これがテネリフェ島でいちばん、いいえ、スペインでもいちばん有名な龍血樹。このツアーのメインの巨樹でもあります。

本来は木の近くには行けないのですが、特別に許可をいただいて測らせてもらったところ幹周りは16.34m。樹齢は1000年だということです。

テネリフェの象徴でもあるこの木はとても大切にされていて、内部には腐らないように扇風機が置かれ、コンピュータでデータ管理もしているとのことでした。それにしても巨大でした。


Img_7074 近くにはこんな大きなインドゴムの木もありました。前を歩いているのはS度さんです。


Img_7248 この島にはスペイン一標高の高いテイデ山(3712m)があり、火山岩だらけの珍しい風景も見学しました。そんな標高の高いところから海抜0mまであるわけですから、とにかくこの島は坂だらけといっていいでしょう。

私たちが宿泊したガラチコの街も上から見るとこんな感じになります。このなかの海沿いのホテルに宿泊しました。


0_1807 「疲れた松」という名前で、こんなふうに倒れるように生えた不思議な松もありました。

また、この近くのレストランで食べたヤギのチーズを焼いたのが全然臭みがなく、とてもおいしかったです。これにヤシの樹液を煮詰めてつくった「ヤシ蜜」と呼ばれるカラメルソースのようなのをつけて食べると、最高においしかったですよ。

とにもかくにも、毎日、おいしいものを食べて、昼からワインやピールを飲んで幸せでした。といっても、これがスペインスタイルなんですよ。ドライバーさんも2杯までは法律で飲んでいいそうです。
巨木も10本以上見て大満足でしたが、今回行けなかった北部とイビサ島、マヨルカ島などにもまた行きたいと思っていますので、皆様、ぜひぜひよろしくお願いいたします。

PS
すみません。また、今年、夏のスイスツアーが延期になってしまいました。
まだもみじちゃんに手がかかるとのことで、マーコスから連絡がきました。残念ですが、しかたないですよね。

なので、急遽、ハワイの巨木と南ア&ボツアナの関して調べ始めました。
南アは世界一のバオバブ、ボツアナはオカバンゴとバオバブの下でキャンプなどの内容ですが、いつものツアーの1.5倍以上の金額になりそうなので、準備しやすいように早めに時期を決めて、その前にハワイへ行こうかと考えています。