気づいたら、もう大晦日。
26~29日に、今年最後になる巨木の旅に行ってきました。
訪ねたのは、岩手県と宮城県です。
こちらは宮城県気仙沼市にある「久保の大桂」。幹周り13m、樹高33m。
雪の巨木も撮りたいと思って出かけたのですが、雪だと写真がむずかしくなり、とくにカツラは葉があるほうがいいと思いましたね。
でも、個人宅にある木なので、所有者の方が案内してくださって、帰りに、カツラの若葉でつくったというお焼香用のお香をいただきました。真ん中の枯れた幹には穴が開いていいたのですが、そこにはフクロウやムササビが棲んでいるとか。こういうお話が聞けたのは楽しかったです。
宮城県大崎市田尻大嶺の「薬師の乳イチョウ」、幹周り8.4m、樹高20m。
カツラと同じくイチョウもやっばり、葉の落ちた冬だとちょっと寒々しい感じ。でも、とても静かな森の中で注連縄が巻かれている姿には神々しさが漂っていました。
宮城県登米市東和町にある「東陽寺のイチョウ(幹周り8m、樹高30m、樹齢500年)」は形が変わっていてよかったのですが、残念ながら、このように足場が組まれていて撮影できませんでした。
でも、このお寺はあのSoftbankのCFの白い犬に似た美人のワンちゃんがいました。
まだ、若いこともあり、人懐っこくて、近づいていくとうれしくってシッポを振りまくりながら、そばから離れなくってかわいいったらありませんでした。
大崎市古川宮沢の「長久寺のまるみがや(幹周り6m、樹高16m、樹齢650年)」には、2匹の柴犬がいたのですが、こちらはもう遊びたくって追いかけてきては立ち上がって、前脚で猛アピール。おかげで着ていたダウンが足跡だらけになっちゃいました。
ホント、巨木に会いに行くと、いろんなところでかわいいワンちゃんにも会えるのですよね。
今回は9本の巨木を見ましたが、いちばん印象的だったのが「称名寺のシイノキ」でした。幹周り10.2m、樹高14m、樹齢700年。宮城県亘理郡亘理町にあります。
それほど大きくはないのですが、樹形がとても印象的で、盛った土の上にあるので撮りやすく、誰が撮ってもどこから撮っても絵になる巨木。従って、私がとっても結構よく撮れました。
プロの写真家さんには好ましくないかもしれませんが、素人としては撮りやすくって、いい巨木。もうパチパチと何枚も撮ってしまいました。
今回は合計9本の巨木を回りましたが、今年は海外への巨木旅は3回、国内は8回行くことができました。
ツアーや植物セミナーではいろんな方ともご一緒できたし、いい年だったと思っています。
ご一緒してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
来年2011年もぜひぜひよろしくお願いいたします!!