木のように生きよう!!

「世界の巨樹を見に行く会」で巨樹を訪ねるとともに、日本の写真が海外のアート市場で認められるように頑張っています……。

世界最大の巨樹に大興奮@アフリカツアー

2013-01-21 19:37:49 | 巨樹の旅


1月7~18日まで、「世界の巨樹を見に行く会」アフリカツアーでボツワナと南アフリカに行ってきました。
※写真はクリックすると拡大して見られます。


P1050208 今回は総勢17名。海外ツアーを始めて15年目になりますが、定員に達したのがこんな早かったのはイギリスツアー以来。昨年、読売TVで世界の巨樹を見に行く会が紹介されたおかげか、はたまた、世界最大のバオバブにして世界最大の巨樹が見られるためだったかもしれません。(お断りした方、本当に申し訳ありません<(_ _)>)


P1050600 もちろん、しっかり世界最大の巨樹である南アフリカのバオバブは見てきましたよ~。

みんなで日本方式で幹回りもちゃんと測ってきました。なんと、47.1m。いままで世界一と思っていたこのブログのカバー写真のリンポポ村のThe Big Treeは45.1mですから、こちらが間違いなく世界でいちばん大きな木。サンランドにある「Big Baobab」です。ちなみに樹高は22m、樹齢は6,000年といわれています。

このバオバブは内部が大きな洞になっています。そのため、昔はブッシュマンを捕まえてきて入れておく牢屋として使われていたそうです。10年前からは持ち主がその洞を利用してパブにしてしまいました。そこだけはちょっと残念な木なんですけどね(>_P1050251 さて、こちらはボツワナでいちばん大きなバオバブ「チャップマンの木」です。幹回りは30m。動物のいる草原のはるかかなたから眺めても、飛び抜けて大きいのでこの木はすぐにわかるのですよね。
それで、ハンターのチャップマンさんが1852年、こちらに滞在しているときはこの木をポストとして使ったとか。それがボツワナで最初の郵便ポストだともいわれています。

えー、さてさて、このバオバブはボツワナで1番、アフリカでは3番目に大きいと公認されているわけですが、じつは今回、もっと大きいの、つまり、まだ誰にも知られていないボツワナ最大のバオバブの存在を見つけてしまったのですよねぇ。
アフリカツアー(マダガスカルを除く)は今回で3回目になりますが、またしても『発見』です。
誰も知らないとは書きましたが、あるロッジのガイドさんひとりだけが知っていて、それを教えてくれたのです。なんと、そのバオバブは幹回り33m以上あります。すごいでしょ。次回はみなさんをぜひそこへお連れいたしますね。
ついでに、今回は時間の都合で、奇妙な形のバオバブだらけのクプ島には行けなかったので、次は絶対、そこも訪ねましょう!!!!!


Img_7961雨期に入ったアフリカではバオバブはたくさんの葉をつけていました。本当は花も見るつもりでこの時期にしたのですが、残念ながら開花は12月だったとか。

バオバブの花はたった1日で散っていまう一日花ですしね。でもでも、その代わりにかわいらしいフレッシュな実をつけていて、それもまたよかったのかなと思った次第です。

写真の場所は、塩湖のほとりに5本のバオバブが立っているBAINS BAOBABというところ。動物写真家の内山曻さんが「ボツワナに行くなら、ここでのキャンプはとても素晴らしかったので、ぜひ、行ってみてください」といわれた場所です。内山さんの訪問から数10年後の現在はキャンブの許可は下りませんでしたが、すごく気持ちのいい場所でしたね。


Img_7722 ところで、アフリカといえば野生動物です。本来、木とか森が好きな方々ばかりなのですが、どうしてどうして、間近で見られる動物にはみなさん大興奮。すご~く楽しんでくださっていて、うれしかったです。

私がいちばんかわいいなと思うのはシマウマのお尻。短足の上にのっかった出っ尻が色っぽくユーモラスでもあります。筋肉質で、日頃、動物園で見るシマウマの養殖魚のようにボテっとした体型とは雲泥の差なんですよね。


Img_7900 写真家の吉田繁さんのアドバイスで、ちゃ~んと動物撮影用に400mmレンズ(EOS 7Dにつけられていたので、なんと600mm相当)を購入されてきた方もいらっしゃいました。で、素晴らしい写真をたくさんゲットされていたことは言うまでもありません。


Img_8171 こちらは豹でございます。アフリカでは、ライオン、サイ、バッファロー、ゾウ、ヒョウをBIG5と呼んでいて、これ全部見られるのは超ラッキーといわれています。かつてはハンティングがむずかしい動物だったことからそう呼ばれるようになったそうです。でも、いつもなんだかラッキーなことに遭遇することが多い私たちはやっぱり全部見られてしまったのですよぉ。


Img_8073 ライオンにいたっては、なんと、オスが見られました。私も以前、マサイマラでメスのグループしか見ていません。そのうえ、このライオンくんはあろうことか、雄叫びをあげ続けながら私たちのジープの周りをのしのしと歩いて、おしまいには目の前で寝転んだと思ったら、ぐっすり寝てしまいました。
すごく怖かったけど、すご~くエキサイトした瞬間でした!!


Img_8028 カバにハイエナ、イボイノシシ、ハゲタカ、オーストリッチ、クドゥ、インパラ、水牛、いろいろ見ましたけど、そんななかでもいちばん不思議なデザインの顔だなと思ったのは、このオリックスです。なんか、歌舞伎の隈取りのアフリカ・バージョンみたい。じっと見つめられると呪いにかけられそうなお面にも見えました。


P1050231 ボツワナ国内ではセスナ2機をチャーターして移動。南アフリカでは50人乗りでトイレ付きの大型バスで移動しました。


P1050361 広大なアフリカには広大な空も広がっています。ザンベジ川などでサンセットクルーズが催されているように、その夕焼けはとてもきれいです。というわけで、私たちも燃えるようなボツワナの夕陽を見ながら、冷たいビールを堪能しました。
もちろん、夜はすごい天の川が見られて、星好きの方は夜も撮影を楽しまれていました。


Food お食事はというと、これがなかなか美味しかったです。コース料理だと日本人にはボリューミィな場合が多かったのですが、ビュッフェも多かったので、いろんなものを好きなだけ食べられてよかったかな。

左はチキンパイ。真ん中はパンケーキが有名なレストランで食べたトマトチーズ・パンケーキ。右はボツワナ牛のカレーです。どれもホント、おいしかったなぁ。
私、海外に行くといつもビタミン不足から口内炎になりますが、今回はなし。というのも、毎回、欧米以上に新鮮なお野菜がたくさん出たからなんですよね。ボツワナなんかにもヨハネスブルグからトラックで運ばれてくるそうで、体にもいいお食事ができたのがよかったです。


P1050316 南アといえば、ルイボスティとおいしいワイン。もちろん、毎晩、おいしいワインもいただきました。あと、シャンパンも……。

そして、忘れてはならないのが、アマルーラという甘いお酒。もともとゾウさんが好きなマルーラという木の実。それを食べたゾウが酔っぱらったことからつくられるようになりました。食物繊維あり、ビタミン豊富でしかもおいしいので、こちらでは妊婦さんが飲んでいいお酒ともいわれています。
実際、前回のアフリカツアーでは毎日飲んでいるうちに、みなさんすごく元気なっちゃって、最終夜には飲めや歌えやの大宴会が夜更けまで続いてしまったほどです。


P1050571そうそう、巨樹が中心のツアーとはいえ、私たちのツアーでは移動途中に観光地的なところに寄ることもあります。せっかくの海外旅行ですものね……。

今回は世界三大渓谷のひとつをトレッキングしました。

ブライドリバー渓谷です。グランドキャニオンにも負けずとも劣らない大迫力の渓谷で、それはそれは広大な渓谷でした。

雨期なのに晴れ女集団のせいか、ずっと晴れ。日焼けがたいへんでしたが、何故か、あまり外に出ない移動日になると雨模様に……。この日も朝からずっと雨だったのですが、トレッキングになったら急に晴れてきました。雨のおかげで岩が濡れてきれいに写真も撮れましたし、やっばりいつもツイてる世界の巨樹を見に行く会なのでした。


P1050184 では、最後に、ホテルのご紹介を!!

アフリカはどこへ行っても、砂漠の真ん中にプールと熱いシャワーの出るような贅沢なホテルに泊まることになります。ちょっとセレブ気分に浸って、日本では庶民の私がこんなところに泊まっていいのかしらんと思うのですが、今回もそんなところが多かったです。


P1050211 こちらは1泊目に宿泊したボツワナ・マウンのロッジ。この1軒家全部が私のお部屋でした。

窓のすぐ外では青い羽のきれいな鳥やらハチドリサイズのキュートな鳴き声の鳥、モンキーが遊び、少し歩いた先の広大なお庭にはキリンもインパラもオリックスもシマウマもいろいろいました。つまり、彼らと一緒に森の中で一夜を過ごすという感じなのですよね。


P1050199 大テントの中はこんなにおしゃれ~。猫足バスタブです。そして、外には星空シャワールームがありました。そこから見た天の川のなんと星の多かったことか……、忘れられない光景でした。


P1050198 ベッドもなかなか快適。蚊もいなかったですし、夜は涼しく気持ちのいい風がさわやかに吹き抜けるんですよ。


P1050634 最後の夜に宿泊した南ア・ボロクワネのPH RANCH RERSORTです。こんな素敵なローズガーデンと教会があって結婚式もおすすめ。もちろんゲームドライブもできます。ライオンの赤ちゃんを抱っこできるのがこのホテルの売りのよう。ゴルフ場や飛行場もあって……。だから、ゲストはベンツの方がたくさんいるんだなぁ、なんてあとで思いましたっけ。


P1050625 こちらがPH RANCH RERSORTの私の泊まったお部屋。窓越しにお花畑が広がってラブリーでしょ。

プリミティブなアコモデーションのほうが好きだけど、旅の最後はこういう都会的でラグジュアリーなホテルだと体も心もとても休まりました。お料理も洗練されてたし、シャンパンで乾杯しましたが、モエシャンドンのなんとお安いこと。アフリカのホテルはどこもいいワインがあまりにもお安くてびっくりでした。

というわけで、そんな旅の動画をどうぞ*^_^*

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YouTube: 2013年アフリカツアー

ハイビジョン動画なので、このブログの画面のままではなく、YouTubeページ(上の「YouTube: 2013年アフリカツアー」をクリック)へ移動してお楽しみくださいませ。
2 YouTube画面の右下にある5つのアイコンのうち、左端の「HD」のところをクリックして「720HD」を選択。右から2つ目の大きな長方形マークをクリックすると拡大画面になります。そうすると、シャーブな画像で比較的大きな画面で見られるようになります。ライオンくんの雄叫びもありますよ~!!!!

そんなわけで、満喫に継ぐ満喫。いろんなものを見て、食べて、興奮した12日間のアフリカツアーでした。
ご一緒してくださったみなさん、どうもありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
次回もぜひぜひ、よろしくお願いいたします。今回、ご参加されなかったみなさんもまた……。

次は、6月のイギリス&スコットランド、あるいはスイスかしら?
スコットランドなら20年以上海外の巨樹を取材してきた私がいちばん感動して、心がうるうるしたすごい枝垂れイチイをご案内できます。どうぞ、お楽しみに……。