木のように生きよう!!

「世界の巨樹を見に行く会」で巨樹を訪ねるとともに、日本の写真が海外のアート市場で認められるように頑張っています……。

ミャンマーの不思議なもの

2010-01-29 17:21:13 | 巨樹の旅


ミャンマーではいろいろと変わったものを見つけました。


Img_0724 これは食べ物やさんから食器、洋服屋さんに薬屋さんなどなんでもあるローカル市場に行ったときのこと。場所はチャイントーンです。

三角形の小さなカゴのなかに小鳥が2羽ずつ入っているのが売られていたので、不思議に思ってアンさんに聞いてみると、なんと、その場で人数ぶん買ってくれました。
(とっても親切なアンさんは私たちが興味深そうに尋ねると、なんでも買ってくれちゃうんですよね)


Img_0728 じつはなかにはスズメのような鳥が入っていて、それを逃がしてあげると、悪いことも逃げていくのだそうです。つまりは厄払いみたいなものですね。

というわけで、みんなでチャイントーン温泉の広い場所まで運んできて、放してあげました。染野さんの厄も無事飛び立ちました。


Img_0727 見えづらいですが、吉田さんの厄も眼鏡の前にかすかに写っています。どんぐりちゃん(左)はこれからカゴを開けるところですね。


Img_0747 昨年9月には馬車にも乗りましたが、今回はこんな耕運機ツクツクにも乗りました。世界一大きなチークの木を見に行くためで、なんと乗車時間は2時間半。

このようにつかまるところも囲いもない板に乗って、傾斜45度はあろう坂のかなりのデコボコ未舗装路を行きましたから、坂になると後ろへずり落ちそうになったり、前にずずっーと滑ったり、ほかでは味わえない経験になりました。ちなみにマスクをしているのは砂ぼこり対策です。


Img_0764 また、巡礼地チャイティーヨーに行くにはかならずこのトラックに乗らないといけません。

みなさん平気で座っているように見えますが、荷台にはおよそ20センチ間隔で10センチ角の角材が並べられていて、それにギュウギュウずめになるまでトラックは発車しません。普通に座るには間隔が狭すぎますし、端以外の人はやはりつかまるところがありません。
そのうえに急な峠道のような道路を猛スピードで行くのですから、こちらもたいへんでした。


1 上のトラックのあとは山頂まで歩いて1時間ほどですが、カゴやさんがいるのですよねぇ。
これは本当にラクチンで、お姫さま気分でしたね。

ほかにも、運転手つきのオートバイをチャーターして、山の上の集落まで行ったりと、日本にはない変わった乗り物もたくさん体験した旅でした。

たいへんな乗り物のときでも、みなさん、文句もいわず、かえって楽しんでくださるので本当にうれしくなりました……。





風景鉄道写真家とともに釧路へ

2010-01-27 16:26:02 | 取材日記


24日から26日まで、北海道釧路へ行ってきました。
デジタルカメラマガジン3月号「先駆者の現場」の取材です。


Img_0871 今回は、鉄道風景写真家の長根広和さん。鉄道風景写真とは車両を主役に撮るのではなく、風景をメインにして、美しい風景のなかを走る鉄道をとらえる写真です。

というわけで、まずは長根さんが北海道でいちばん好きな場所へ。
ここは根室本線の落石駅と別当賀駅の間にある牧草地。左の崖下にはオホーツク海の白波が見え、右に広がる雪原のなかを列車が走るというダイナミックな景観の撮影ポイントです。


Img_0913 海に日が沈み始めたころ、夕日に照らされながらやって来た列車はなんともロマンチックでした。


Img_1009 もう一カ所、長根さんおすすめのドラマチックな風景は、釧網本線の止別駅と知床斜里駅の間。
左側に見える海には流氷が接岸するのだそうです。


Img_0975 ここにはクルマを降りてから、15分ほど歩いて行くのですが、取材中ずっと晴れたのに撮影に向かった3日目の朝だけは猛吹雪。
周囲の風景も真っ白で何も見えず、雪煙を上げて近づいてくる始発列車だけが見えるような状態でとっても寒かったです。


Img_0972 6時台から8時台の列車を待つ間、私たちもこんな具合。オホーツク海からの冷たい潮風と雪で顔が痛かったです。


Img_1027 でも、徐々に晴れてきて、待っていると線路の向こうから、朝の散歩をするかわいいワンちゃんにも会えました。


Img_1042 それになんといっても、列車が見えたときにはとっても感動!!
景色がすばらしいので、普通の列車のアップ写真を撮るときよりも、登場感にワクワクしました。


Img_0863 もちろん、長根さんに教えていただいて、おいしいものもたくさんいただきました。こちらは、大人気駅弁、厚岸駅のかきめしです。


1 道東の無人駅には、駅がラーメンやさんや喫茶店、レストランになっているところがたくさんありますが、川湯温泉駅にはオーチャード・グラスというレストランがあります。

ここのいちばん人気のビーフシチューのおいしいことといったらありません。かなりのおすすめですよ。

というわけで、今回の取材もとてもいい旅になりました。
長根さん、編集のU田さん、カメラマンのY田さん、ありがとうございました!!





再びのミャンマー

2010-01-23 15:08:34 | 巨樹の旅


1月11日から21日まで、2回目のミャンマーの旅に行ってきました。


Img_0733今回は「世界の巨樹を見に行く会」での本格的なツアーではありませんでしたが、いつものメンバーのなかから希望者を募り、日本から総勢7名で出かけました。
現地のコーディネイトとガイドをしてくださったのは前回同様、インレー湖のシュエ・インタホテルのオーナーにしてインター族酋長のお嬢さんアン女史と農学博士の田中さんです。
(写真は、チャイントーン温泉に入ったあと、冷たいビールを堪能しているところです)


P1154855 田中さんとアンさん(中央)の旅は至れリ尽くせりで、おいしいお食事やお買い物の値引き交渉、ポーターのチップなど何から何まで本当に細かく気遣ってくださいました。

地元のお宅にお邪魔してお茶をいただいたり、普通の旅では味わえないような経験ばかりでした。


Img_3075旅のメインはこの世界一のチークの巨木(幹周り7.9メートル、樹高55.5メートル、樹齢600年)でしたが、アンさんの手配がなければ絶対に行くことができないような場所です。

マイクロバスに50分乗ったあとは、森林組合の方々5名に付き添われて、ものすごいダートロードを巨大なトラクターの後ろに揺られに揺られてやっと到着したときは感動でした。

そんな場所でもおいしいランチボックスを用意していってくれるのが田中さんとアンさんの気配りの凄さです!!


Img_0622 ミャンマーには300ともいわれる数えられないほどの少数民族がいますが、この時期はラフ族の新年のお祭りにもちょうど遭遇しました。

お祭りの踊りを見られただけでなく、アンさんには露店でめずらしい食べ物をいろいろ買っていただいたり、ミャンマーの射的ならぬダーツゲームも楽しませていただきました。


Img_0669 15日はなんと部分日食まで見られて、本当にラッキー!!
ほとんど皆既日食に近い感じで、太陽が隠れたときの暗さと寒さ、強風など気候の劇的な変化も初めての貴重な体験になりました。


Img_3091 ついでに満開のヤマザクラまで見ることができました。
染野さんによると、これは熱海などにもあるヒマラヤザクラで、二酸化炭素や窒素化合物の吸着力が強く、その吸着能力はソメイヨシノの6倍もあって地球浄化の樹木として注目されているのだそうです。


3 ゴールデン・ロックと呼ばれ、大きな岩の上にもうひとつの岩が落ちそうで落ちないように鎮座しているミャンマー屈指の巡礼地チャイティヨーにも行き、内容は本当に盛りだくさん。

(左はサングラスのアンさんです。ここではアンさんの手配でお坊さんにモデルにもなっていただきました)


2 ラフ族のおばちゃまから、民族衣装の帽子を貸していただきました。銀やコインがたくさんついた帽子はかぶってみると結構な重さ。こんなのを終始かぶって働いているなんて習慣とはすごいものです(それにしても私の似合わないことといったらありません。ちなみに白い歯は犬のようといわれ、歯は白くないのが美人だそうでみなさんお歯黒でした)。


With_chachaもちろん、旅の間にはインレー湖のアンさんのホテルでくつろぎ、アンさんのレストランでミャンマーいちおいしいお料理もいただきました。

アンさんのホテルに行くと、もう親戚のおうちにでも行ったみたいで本当に心身ともにリラックスモード。湖上のホテルはンテリアも素敵ですし、とっても清潔で言うことなし!!
ミャンマーでいちばん素敵なホテルと言ってもいいでしょう。そんな素晴らしいホテルのオーナーにつきっきりで案内していただくのですから、ホント、身に余る光栄。申し訳ないほど厚遇してくださいました。

私的には、アンさんの飼っている茶々と黒というワンちゃんに再会できたのも嬉しかったです?

ではでは、詳しいミャンマー報告はまた……。

PS
昨年末から年始とずーっとバタバタしていてブログのアップまで手が回らなかったため、ご心配をおかけしました。心配してメールをくださった方、また、年賀状のお返事ができないままにいる方にこの場をお借りしてお礼申し上げます。