木のように生きよう!!

「世界の巨樹を見に行く会」で巨樹を訪ねるとともに、日本の写真が海外のアート市場で認められるように頑張っています……。

拍子抜け? の北海道

2008-01-31 09:49:38 | 取材日記
予定通り、昨日、一昨日と北海道に行ってきました。
鉄道写真家の第一人者・広田尚敬さんとともに、JR釧網線(せんもうせん)のハイビジョン撮影です。


Img_6009 爆弾低気圧と雪の多いことを聞いていたので、オーロラ撮影時のときのような重装備と体感気温をしっかり肝に命じて出かけていきました。

なのに、29日は例年にない温かさとか。寒さに対する防御本能は全く無駄になり、拍子抜けした私の体は寒さに対してすっかりゆるゆるになってしまいました。


Img_6004 寒さに対する心配がなくなったら、興味はすかさず食欲。というわけで、ラーメンで有名な止別駅へと向かいました。


Img_6015 駅の機能としては「無人駅」のここでは、かつての駅舎が「ラーメンきっさ」になっています。


Img_6022 食事中にこうしてホームに入ってくる列車が見られますから、鉄ちゃん(鉄道愛好家のことです)には格別の場所といえるでしょう。


Img_6023 もちろん、ラーメンの味も最高です。W社の矢野さんの笑顔がおいしさの証明ですよね。私の食べた味噌野菜ラーメンもすごくおいしかったですよぉ。


Img_6044 ラーメンのおいしい駅や道の駅も兼ねた駅など、釧網線には楽しめる駅があり、SL列車も走っているので人気なのですが、こういうかわいらしい駅もありました。美留和駅です。

客車を利用したこんなかわらしい駅から学校に通っていたら、私もかわいらしい女子高生でいられたかも?
いやいや、高校時代もかなりお転婆でしたから、そんなわけはないか……。





コスタリカの小学校にて

2008-01-28 10:22:14 | 巨樹の旅
帰国直後のブログで、地元の方々との交流があったことを書きました。今日はその様子をば……。

Img_5717 私たちは自然保護区モンテベルデの近くの小さな小学校に招かれました。


Img_5608 われわれのバスが到着すると、伝統舞踊のための衣装を身につけて待っていてくれた小学生が迎えに出てくれていました。そして、かわいらしい手で私たちひとりひとりを校舎へと案内してくれました。もうここから、みんな感激です!!


Img_5632 到着すると、まずはコスタリカ国歌の斉唱。かわいい声で一生懸命歌ってくれたので、私たちもお返しに、「君が代」を斉唱。すでにここで何人かの方々は感激で涙!! 異国の地で聞く異国の国歌、そして、異国の地で歌う君が代は心にグッときましたぁ。


Img_5626 そのあと、いよいよ伝統舞踊の始まり。私はこの踊りを見ながら、「きっと私たちに見せるためにずーっと一生懸命、みんなで練習したんだろうなぁ」と思い、ここで涙がポロポロ。


Img_5650清らかな瞳で舞う、けなげな踊りを見せてもらったあとは、再び、小さな手に引かれて教室へと移動。それぞれが名前を書いてくれたりしたので、私たちは日本語を教えてあげたり、折り紙を教えてあげました。


Img_5686 教室での私の相棒は3年生のMAXくん。カメラを貸してあげて、撮り方を教えてあげました。

右のナタリーちゃんは5歳。私が「ありがとう」というと、かわいい声で「にゃあ、にゃあ」。何かと思ったら、「がとう」とはスペイン語でネコちゃんのこと。それで、ネコちゃんの鳴き声を真似してくれたのでしたぁ。


Img_5665 MAXくん撮影の写真です。子どもはとにかく覚えが早いですねぇ。撮ったあとに撮影画像を確認することまですぐに覚えて、みんなを撮っては、それを見せてあげていました。


Img_5697特別授業のあとは一緒に給食です。これが本当においしかったぁ!!! コスタリカのお食事はどこで食べてもおいしかったけれど、私にはここの給食がいちばんおいしかったです。


Img_5713 給食をつくってくれた彼女たちの笑顔も最高でした。こんな素敵な笑顔の人たちがつくってくれるのだから、おいしいんだ。そう思いましたね。

ここは1992年、ひとりの先生と小さな民家から始まった小学校。5年後に政府から校舎を寄付されたそうで、いまは20数名の生徒と先生が3名。そして、幼稚園も兼ねています。
この伝統舞踊などの行事は設備と教材、楽ではない学校運営の足しにと、5年前から始めたのだそうです。

でも、とてもいい行事ですよね。子どもたちもいろんな国の人と会えるし、招かれた大人たちもうれしい!!
いくばくかの寄付をさせてもらい、それを子どもたちに役立ててもらえるのもうれしいことです。

私たちのツアーではこれからもこういう地元の方々とのふれあいを大切にしていきたい。そう思った本当に心温まる出来事でしたね。
来年のコスタカリツアーでも、またこの小学校を訪ねたいと思っていま~す。





やっぱり、和食

2008-01-26 10:17:20 | 日々の暮らし
コスタリカからの帰国が遅れたので、自宅に到着すると同時に、延期してもらった仕事や打合せを黙々とこなしおります。
な~んて、といいつつも、あちらでたまった洗濯物を片付けながら、私がいちばん最初に取りかかったのはお炊事です!


Img_5991代わり映えしないいつものウチのご飯。やっぱり日本に戻ったときにいちばんおいしいのがこれ。

ご覧のとおりの粗食ではありますが、みそ汁とご飯、そして納豆には私流のこだわりがあります。

まずはみそ汁。これはちゃんとコンブと鰹節にて出しを取り、そこに7種類以上の野菜を混入いたします。
毎回かならず入れるのが人参とゴボウ。今回はそこに、タマネギになめこ、エノキ、小松菜、ワカメが入っております。それにお味噌は四万十川の口屋内小町会のおばあちゃんたちの手作り味噌。だいたいこれを2杯食します。

ご飯のほうは押し麦入りの玄米。そして、納豆は有機大豆の納豆にかならずチリメンジャコを入れ、オクラがあるときはオクラも混ぜます。

自宅にこもっての仕事中は朝にこの献立、昼はおそば、そして、またこのメニューということもありますが、何年もこのメニューで飽きないのですから、誠に貧乏暮らしに向いた体質で粗食好きであると自分でも呆れます(そのおかげで、取材先や打合せで旅での豪華メニューがたまらなくおいしいのでもありますが……)。


Img_5981そして、打合せで訪れた銀座では、稲庭うどんをば。秋田県湯沢市に本店があり、万延元年創業の佐藤養助商店の梅おぼろうどんと醤油つけうどんのランチです。

和食が恋しい胃袋には、ツヤツヤの稲庭うどんの気持ちのいいこと。そして、上品なお味の汁もまた格別でございましたぁ。


Img_5987満足このうえない胃袋とともに、銀座コリドー通りを歩いておりますと、街路樹にはネコヤナギのような新芽がたくさんついていました。

コスタリカからの帰路、凍えるようなアトランタの寒さに震え、もっと冷え込んで雪も残っていた横浜を見るにつけ、日本の真冬の寒さはそれ以上だぁと恐れおののいていましたが、この新芽を見た途端、やっぱり四季のある日本はいいわぁ~んと心はほっと温まった次第です。

だが、しかし、来週は真冬の網走・釧路の野外で、SL列車のハイビジョン撮影が控えております。
あぁ、恐い!!!!!

なので、今晩からは鍋でもがっつり食して、零下20度に負けない皮下脂肪を蓄えておこうと思っていま~す。





コスタリカから帰国

2008-01-24 07:58:04 | 巨樹の旅
Img_5474昨日23日に今年最初の「世界の巨樹を見に行く会」海外ツアー・コスタリカから帰国しました。
ちょっとした手違いで予定の20日よりも滞在が延びてしまいましたが、約2週間の旅になったぶん、中身のとっても濃~い旅になりました。


Img_5027ナマケモノにホエザル、可憐なハチドリに青く輝くモルフォ蝶や矢毒ガエルなど、見られるかもしれない動植物はすべて見ることができました。
世界一美しい鳥・ケツァールも何度も見ることができ、感激!!
番いのケツァールが頭のすぐ上を、優雅な羽を広げて飛んでいったときには、その美しさのあまり、涙が出てしまいましたぁ。


Img_5141 もちろん、巨木もたくさん見ることができました。深い森のなかに立つコスタリカの巨木は大迫力!!!


Img_5159 その巨木がすべていままで見たことがない樹種であり、1本1本全部違う種類。これには驚きました。


Img_5401 アレナル火山の麓にあるタバコン温泉にも入りました。流れる川が全部温泉。それも適温41度という快適な巨大温泉にもみんなで入りましたよ。

コスタリカはどこに行ってもお食事もすご~くおいしいし、地元のビールも最高。とにかくすごく快適で、すばらしい巨木王国でした。あまりにもよかったので、来年の同時期に再びツアーをやることになりました。コスタリカは巨木と自然好きならぜひ行っておかなくちゃ! この国は本当に魅力的ですよ!

また、ツアー中には、地元の方々との感激のひとときを過ごしてきました。その模様は、また後日。コスタリカに魅了された2週間。中身が詰まりすぎてまだ心はコスタリカのKANIEでした。





ありがとう、YSさん

2008-01-09 23:27:36 | 日々の暮らし
今日は、我が家のジャカランダの木にメジロのつがいが遊びにきました。桜のツボミが膨らむころによく見るのに、なんだか、早いなぁ。でも、小さくてかわいいなぁって、眺めていました。

さて、明日からコスタリカなのですが、直前まで現地との連絡でバタバタ。
18日のモンテベルデ自然保護区では、子どもたちの伝統舞踊の観賞と現地の家に招かれ昼食をすることになりました。また、ここでは絞め殺しの木ヒゲロン(HIGUERONO)の巨木を見るのですが、この木を紹介してくれた生物学者のお宅を訪ねることになりました。彼は、コスタリカで毎年1本の巨木を“並外れた木”として選出している役員でもあるので、現地のさまざまな巨木のお話が聞けそうです。

というわけで、毎度のことですが、この時間(いま、午後11時30分です)になってやっと荷造りをスタート。


Img_4930今回は、YSさんにいただいた図書券で買った本も一緒に持っていこうと思っています。
YSさん、いつもいつもお気遣いありがとうございます!!

あちらにはパソコンも持っていきますが、電力が安定していないとか。ということは、回線なんて繋がりにくいんでしょうねぇ。もし、繋がったら、ブログをアップしますが、繋がらなかったら、帰国まではしばらくお休みさせていただきますね。

ではでは、さあ、早くパッキングを終えて、寝ようっと……。
変わった木にいっぱい会いに行ってきま~す!