24日から26日まで、北海道釧路へ行ってきました。
デジタルカメラマガジン3月号「先駆者の現場」の取材です。
今回は、鉄道風景写真家の長根広和さん。鉄道風景写真とは車両を主役に撮るのではなく、風景をメインにして、美しい風景のなかを走る鉄道をとらえる写真です。
というわけで、まずは長根さんが北海道でいちばん好きな場所へ。
ここは根室本線の落石駅と別当賀駅の間にある牧草地。左の崖下にはオホーツク海の白波が見え、右に広がる雪原のなかを列車が走るというダイナミックな景観の撮影ポイントです。
海に日が沈み始めたころ、夕日に照らされながらやって来た列車はなんともロマンチックでした。
もう一カ所、長根さんおすすめのドラマチックな風景は、釧網本線の止別駅と知床斜里駅の間。
左側に見える海には流氷が接岸するのだそうです。
ここにはクルマを降りてから、15分ほど歩いて行くのですが、取材中ずっと晴れたのに撮影に向かった3日目の朝だけは猛吹雪。
周囲の風景も真っ白で何も見えず、雪煙を上げて近づいてくる始発列車だけが見えるような状態でとっても寒かったです。
6時台から8時台の列車を待つ間、私たちもこんな具合。オホーツク海からの冷たい潮風と雪で顔が痛かったです。
でも、徐々に晴れてきて、待っていると線路の向こうから、朝の散歩をするかわいいワンちゃんにも会えました。
それになんといっても、列車が見えたときにはとっても感動!!
景色がすばらしいので、普通の列車のアップ写真を撮るときよりも、登場感にワクワクしました。
もちろん、長根さんに教えていただいて、おいしいものもたくさんいただきました。こちらは、大人気駅弁、厚岸駅のかきめしです。
道東の無人駅には、駅がラーメンやさんや喫茶店、レストランになっているところがたくさんありますが、川湯温泉駅にはオーチャード・グラスというレストランがあります。
ここのいちばん人気のビーフシチューのおいしいことといったらありません。かなりのおすすめですよ。
というわけで、今回の取材もとてもいい旅になりました。
長根さん、編集のU田さん、カメラマンのY田さん、ありがとうございました!!