老麗・美しく老いる

「美しく老いる」を余生の目標として、そのあり方を探る。

ポッキリ

2008-12-29 22:30:30 | Weblog
ファーストリテイリングが最高利益を上げているという。
この不景気な時代に。
なんで「ユニクロ」と言うのか意味も解らないが、
このブランドを知らない者はいないだろう。

同じように
「クロネコヤマト」や「宅急便」
という造語を流行らせたヤマト運輸。
「百円ショップ」とか「百均・ヒャッキン」
という造語を流行らせたザ・ダイソー等の
センスも凄い事だと思う。

但し、
「百円ショップ」もワンコインで
買い物が出来た頃は良かったのだが、
消費税導入が邪魔をした。
105円ではなんとも締まりがない。

「百円ショップ」の上をゆこうとしたのであろう
九九プラスが「ショップ99」を展開しているが、
二番煎じの感は否めない。
「消費税込みで104円です」と言われても、
「それが何なんですか」と言いたくなる。

その点で映画は、消費税込みで1000円ポッキリ。
ポッキリだと何故か支払っていても気持ちが良い。
だからまた行きたくなる。

凱旋

2008-12-29 14:40:08 | Weblog
高校の同級生に登山が好きな男がいる。

その男から昨年のクリスマスプレゼントに
「マッターホルンを巡る氷河と湖の旅」
と題するDVDが届いた。
ツェルマットをベースに
マッターホルン下のヘルンリヒュッテ(一泊)や
アラリンホルン(4027m)などへ登って来たのだという。
今年もこの時期になってまた見たくなった。

シュワルツゼーの湖に映る逆さマッターホルン、
湖畔の白い礼拝堂。羊飼と羊の群れが鳴らす鈴の音。
ゴルナーグラードからの4000m級の山々のパノラマ、
氷河や氷河で滑るスキーヤー等々、
まるで別世界に誘われているような映像が次々と映し出される。
ツェルマットでお土産に買ったという
BGMに使ったヨーデルも雰囲気を盛り上げる。

その案内書は
「憧れのマッターホルンを
夜明けから月が昇るまで眺めていた至福の時。
65歳11ヶ月の青春の山の旅の記録です」
と結ばれていた。
凱旋した男の声を聞くようで、
力が湧いてきた。