忘年会の季節になると思い出すことがある。
仕事で関わりのあった連中に招待された。
気持ちを表す意味で「寸志」と書いて渡したら、
「金子さんから寸志を頂きました」
と披露された。
二度と出すまいと思った。
往復葉書で案内を出した。
復信の宛名には
私の名前の下に「行」を印刷しておいたら、
「様」と直さず「行」のまま返信されて来た。
早朝、
寒い思いをしながら門まで小走りに行った。
今年のプロ野球日本シリーズでは
西武が優勝した翌朝のこと。
西武優勝を冷淡に扱っているであろう
「読売新聞」を楽しみに新聞受けを開けたら、
中は空っぽだった。
「あっ、そうか、今日は、新聞休刊日だった。」
と気づいた時、
何故か自分自身に悔しくなった。
高級ワインをいただいた。
本を読みながら、楽しみに時間を掛けて飲んだ。
そして、
最後の一口を飲もうと思って伸ばした手で、
グラスを倒してしまった。
誰にもぶつけることも出来ない悔しさは、
空しい。
仕事で関わりのあった連中に招待された。
気持ちを表す意味で「寸志」と書いて渡したら、
「金子さんから寸志を頂きました」
と披露された。
二度と出すまいと思った。
往復葉書で案内を出した。
復信の宛名には
私の名前の下に「行」を印刷しておいたら、
「様」と直さず「行」のまま返信されて来た。
早朝、
寒い思いをしながら門まで小走りに行った。
今年のプロ野球日本シリーズでは
西武が優勝した翌朝のこと。
西武優勝を冷淡に扱っているであろう
「読売新聞」を楽しみに新聞受けを開けたら、
中は空っぽだった。
「あっ、そうか、今日は、新聞休刊日だった。」
と気づいた時、
何故か自分自身に悔しくなった。
高級ワインをいただいた。
本を読みながら、楽しみに時間を掛けて飲んだ。
そして、
最後の一口を飲もうと思って伸ばした手で、
グラスを倒してしまった。
誰にもぶつけることも出来ない悔しさは、
空しい。