老麗・美しく老いる

「美しく老いる」を余生の目標として、そのあり方を探る。

未亡人

2008-12-14 22:46:51 | Weblog
「看護師」という言葉がいまだ馴染まない。
「看護婦」「看護士」が、男女の区別を無くして
「医師」や「教師」と同列になったのだが。
それでは「ナース」は、男性にも言うのだろうか。

アンケートで
職業を尋ねられるので「無職」に○をする。
見ると「無職」の隣には「主婦」という項目もある。
しかし、「主夫」という項目を見た事がない。
「無職」は男性用の言葉なのだろうか。

「男やもめに蛆がわく」という諺がある。
本来「やもめ」は女性。
女性は「寡婦(やもめ」」、
男性は「寡男(やもお)」と言う。

「未亡人」は
「未来を亡くした人の事と思っていた」
という人は例外としても、
これは女性だけにあてはまる言葉のようだ。
しかし、へりくだった言葉だから、
他人からは言われたく無い言葉だろう。
それが、公式な場で、
奥さんだけは「○○未亡人」と言われる。
男には「○○未亡人」とも「○○やもめ」とも言わない。

言葉に見る男女差の根は深い。