街のあちこちに櫓が見え、
100度の温泉を激しく噴き上げている光景は壮観だ。
湯煙と硫黄の臭いを街中に漂わせているのも
温泉情緒たっぷりである。
お湯かけ弁天様の傍の噴泉櫓では、
湯の花が分厚い板を形成していた。
無料の足湯もあり、
笑顔の美しい女性たちが幾人も使っていた。
11日伊豆熱川温泉へ行った。
新装なった熱川駅から海辺に降りた所に
太田道灌の銅像がある。
何故こんな所にあるのかと不思議に思って
傍らの掲示板を見ると
「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞかなしき」
という、太田道灌の山吹伝説から説き起こして、
その道灌が怪我をいやす猿の湯浴みを見て
発見したのが熱川温泉なのだ、
という。
ホテルの部屋は、901号室。
大島、利島が眼前に横たわる最高の眺望だ。
翌朝4時半。
東の海上に棚引く雲が真っ赤に輝く。
やがてお天道様が雲の上に現れる。
その荘厳さに思わず両手を合わせて、
拝礼する。
ここは、
波音の中に朝日が生まれ出る街だ。
旅は、時間までが、くつろいでいる。
100度の温泉を激しく噴き上げている光景は壮観だ。
湯煙と硫黄の臭いを街中に漂わせているのも
温泉情緒たっぷりである。
お湯かけ弁天様の傍の噴泉櫓では、
湯の花が分厚い板を形成していた。
無料の足湯もあり、
笑顔の美しい女性たちが幾人も使っていた。
11日伊豆熱川温泉へ行った。
新装なった熱川駅から海辺に降りた所に
太田道灌の銅像がある。
何故こんな所にあるのかと不思議に思って
傍らの掲示板を見ると
「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞかなしき」
という、太田道灌の山吹伝説から説き起こして、
その道灌が怪我をいやす猿の湯浴みを見て
発見したのが熱川温泉なのだ、
という。
ホテルの部屋は、901号室。
大島、利島が眼前に横たわる最高の眺望だ。
翌朝4時半。
東の海上に棚引く雲が真っ赤に輝く。
やがてお天道様が雲の上に現れる。
その荘厳さに思わず両手を合わせて、
拝礼する。
ここは、
波音の中に朝日が生まれ出る街だ。
旅は、時間までが、くつろいでいる。