老麗・美しく老いる

「美しく老いる」を余生の目標として、そのあり方を探る。

鬼おろし

2008-12-08 00:08:29 | Weblog
「大根おろし」が美味しい季節になった。
今年は11月に雨が降らなかったから、
辛みが例年になく強い。
さんまを焼いた時は勿論、
普段でも食べたくなると庭先の畑から一本抜いて、
おろし器で擂って食べる。

大根おろし器は、陶器の小鉢にプラスチック製の
おろしがセットになっているものを使っている。
擂り終わったら小鉢をそのまま使い、
味ぽんをちょっと垂らしていただく。

とろろも同じおろし器を使う。
私は、胃がないので、
卵掛けご飯やとろろ掛けご飯は食べない。
ご飯とは別々に、
卵もとろろもそのまま味ぽんをかけて食べる。
呑み込むと言った方が良いかもしれない。

母が「すみつかれ」を作る時には、
「鬼おろし」という巨大なおろし器を使っていた。
Y字形の木に竹製の粗い歯のついた物で、
真っ黒になるほど使いこんでいた。
受ける器は大きな擂り鉢。
「すみつかれ」は、実に豪快な料理だった。

明日にでも、亡き母に作って進ぜようかな。