尾身首相？

本日の菅首相記者会見で菅首相は記者の質問を理解していないのか、それとも質問を無視しているのかどうかわかりませんが、回答が意味不明でした。ところが、尾身さんは記者の質問を要約して「こういう質問だと思いますので手短に回答させていただきます」と最初に話しました。その回答もつぼを得ているので視聴者も納得しました。

菅氏は記者質問に対して「まず、」から始まり「そういう中で、そういう意味において、そうして」などと話して最後は「検討しています。検討中です。専門家のご意見を聞き早急に対処いたします」。以上は回答のワンパターンでした。

原稿を見ながらの回答ですので想定内質問にはまあまあ答えらしき発言もしていました。しかし、ある記者がオリンピックについての質問をしました。

「国民の多くからオリンピック開催に反対の声があがっています。宇都宮弁護士のオリンピック中止への賛成を求めたネット署名活動に2日間で20万人の中止賛成の投票がありました。菅首相はオリンピック開催権はＩＯＣにあるので日本政府は何も言えないと先日もＴＶにて発言しました。今のようなコロナ蔓延状況でも開催中止はできないと考えているのでしょうか？首相のお考えを聞きたい」と切り込みました。

首相の回答は「まず、国民向けのワクチン接種を進めていますのでーーーー。なんちゃら」と記者の質問に答えません。おい！はっきりせいよ（多くの視聴者の内なる心）。

また他の記者から「年末までには全国民にワクチン接種が完了できるのでしょうか？」と簡単な質問にもイエスorノーの回答もできないのです。多分年末までに接種完了できない時に政治責任を取らされると考えたのかどうかわかりませんが、全然ピント外れの話をしていました。

本当は他人が書いた原稿を読む能力しかないのか、記者の質問をまったく理解できていないのか、自分で考えて回答できないのか、首相回答は私の理解を超えています。わざと無能力者を装っているのでしょうか？この首相に対して理路整然と原稿を読むことなく淡々と自分の考えを話した尾身さんへの信頼感が増しました。ＴＶ会見を見た視聴者に日本国首相の器はどちらかとネット投票で問えば、間違いなく尾身首相の誕生です。

菅さんには本当に幻滅させられました。尾身さんも菅さんも同じ７０代です。

同じ７０代でこうも違うのかと唖然とさせられました。頭脳がこうも違うのかと見せつけられた記者会見でした。菅さんは自分の頭が良くないと装っているのなら、その目論見は完遂したと思います。