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新車内の匂いは有害化学物質?

2015年03月04日 17時15分00秒 | 日記
2年前に新車に乗りかえた際、10数年前に購入した時と同じような新車独特の匂いがしないことに気づきました。あの新車独特の匂いが懐かしかったのですが、その匂いは有害な化学物質から発生していたのだということを最近知りました。化学物質を抑制する技術を開発した日本自動車メーカーは高く評価されるべきでしょう。でもあの新車の匂いって好きだったのですが?それってシンナー中毒と同じじゃないという声もありますがーーー。

2006年に次にような報告記事があります。

デトロイト、ミシガン州】 本日、エコロジーセンターによってこの種の調査としては初めての、自動車内装品から出る有毒物質への曝露に関する新たな報告書を発表した。難燃剤として使用されるポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDEs)及び主に塩化ビニール(PVC)の可塑剤として使用される(新車臭の原因の一部でもある)フタル酸エステル類が、車内のダスト及び窓ガラスのフィルムサンプルから有害影響を生じる量で検出された。

 運転者と同乗者はダストの吸入と接触を通じて曝露している。これらの化学物質のグループは、実動物験で先天性障害、学習障害、肝臓毒性、早産、早熟、その他深刻な健康問題と関連していることが示されている。(完)怖い!シンナー中毒の同じ後遺症だ!

2012年には次のような報告があります。

米環境研究機関のエコロジー・センターが自動車の車内に存在する化学物質の有害性について調べたところ、現代・起亜自動車がメーカー15社で最も有害性が高いという結果が出た。

同機関はミシガン州にある非営利の研究機関で、毎年調査を行っている。同機関はこのほど、2011年、12年モデルの新車204台の車内の化学物質、素材に使用された化学物質などを分析した。それによると、車内の有害物質が最も少なかったのはホンダだった。以下、2-5位はスズキ、日産、フォルクスワーゲン、トヨタ、6-10位はフォード、ゼネラルモーターズ(GM)、BMW、スバル、ボルボ、11-15位はサーブ、ベンツ、クライスラー、三菱、現代・起亜自の順だった。

現代・起亜自は米国で販売台数を急速に伸ばしているが、環境問題への配慮という課題が浮かび上がった。 (完)

最後にトヨタ自動車の環境保全と自然共生社会の構築に向けた取り組みをHPから紹介しましょう。

美しい地球を我々の子孫に伝えてゆくため、トヨタは排出ガス低減や化学物質管理など環境保全に努めています。現在、全世界では約10万種類の化学物質が製造・販売されていると言われ、近年では各企業が使用する化学物質の危険性を評価し、適切な管理のもとで使用するという考え方が主流です。企業には、「使用している化学物質の把握とリスク」「評価、リスクに対する適切な対応」「行政や社会への情報提供」が求められています。トヨタはPRTR法のもと、工場からの化学物質の排出を継続的に削減。併せてサプライチェーンの方々と協力し、製品に含有する環境負荷物質の削減に取り組んでいます。また、自然保護や生物多様性の重要性を認識し、自動車事業や社会課題への貢献等において、自然共生社会の構築に取り組んでいます。


追記:2012年調査の有害物質の少ない車種別順位は下記のとおりです、

1位:ホンダシビック、2位:トヨタプリウス、3位:ホンダCR-Z 4位:ニッサンキューブ

今年の調査データを早く知りたいものです。日本自動車メーカーの環境保全に対する取り組みは賞賛されますね。


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2 コメント

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Unknown (山内)
2020-11-02 15:59:11
2年前に購入された新車の車種を教えていただくとこはできますか?

新車の臭いが苦手なので、臭いのしない車を探しています。
山内さんへ (かんちゃん)
2020-11-03 16:38:58
コメントありがとうございます。カローラアクシオでした。国産車は有害な化学物質を使用しないのが標準になってきているようです。

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