福島の誇れるものとは?

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くりこま高原駅のイグネ

2013年02月25日 21時07分28秒 | 日記
宮城県登米市の企業を本日は訪問しました。車で出掛けようとしましたが東北自動車道が雪の影響で渋滞との情報もあり東北新幹線を利用しました。福島駅から新幹線を利用して仙台駅→古川駅→くりこま高原駅で下車しました。この駅からタクシーを利用して30分ほどで登米市に到着します。登米市は仮面ライダーの漫画家である石ノ森章太郎が生まれた町として有名です。さてくりこま高原駅周辺を見渡すと昔懐かしい屋敷林があるではありませんか。仙台地方ではこの屋敷林をイグネと呼ぶことを以前NHKテレビが特集していたので思い出しました。

 屋敷林があると夏に涼しく冬に暖かいと言われています。植物は根から吸い上げた水分を葉から蒸散させ,そのとき蒸発熱を奪っていくので,夏の猛暑を和らげてくれる。一方,冬には冷たい季節風を防いでくれるので,日溜まりの中庭は暖かく,天気の良い日は南側の縁側を開け放つことができるそうです。

屋敷林は海岸平野に発達し,その地は本来低湿地で地下水面が高く湿気のため人の健康や建物などに害がある。屋敷林があると,植物が根を張り巡らせて水分を吸収し,地面の乾燥を保ってくれるため人や家屋の健康維持に良い効果があるそうです。

このイグネは福島市近郊の民家ではもう見かけないと思います。幼い頃はこのイグネのある家が圧倒的に多かったように記憶しています。今ではこのイグネの手入れをする家人がいなくなり伐採してしまったようです。もっともこのイグネが浸透したのは周囲に民家などなく、畑や田んぼを持つ大農家が境界を確認するためと北風から家屋を守るためという北国特有の理由だったのかもしれません。しかし、現在これだけ家屋が密集するとイグネの役割は終焉を迎えるわけです。是非このイグネをこのくりこま高原周辺の家では保存して欲しいと願っています。都市化の波が来ないことを祈っています。将来、大事な地球遺産になるのではないかと思っています。

NHKテレビは仙台平野の最後のイグネを10年ほど前に特集していましたが、もう影も形もないのかもしれません。


福島市内は積雪のため横断歩道ラインがわかりません。歩道を渡る際、とまどう歩行者続出です。

同じく福島駅近くの風景です。かろうじて樹木があるので歩道と車道がわかります。今年は積雪が多いですね。

新幹線列車内から仙台駅前の高架橋をパチリ。雪のため恐る恐る歩いていました。海に近い仙台は冬でも雪が少ないのです。今年の積雪には仙台人もびっくりでしょう。

くりこま高原駅です。反対側にあるホテル5Fからの眺望は良いですね。夏に来たいですね。冬は凍えそう!

イグネのある民家です。結構駅周辺にあるようです。

イグネに囲まれた民家がわかるでしょうか?

ホテル5Fから北側に屋敷林だけある民家を見つけました。

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