シークレットサンタ

今日、テレビでやっていた「シークレットサンタ」の物語。


クリスマスの日。
見ず知らずの経済的に恵まれない人々に、プレゼントとして、
紙幣を配った男性の物語。

この男性の物語は、実に多くのことを教えてくれた。

それは、他の人の歓びとなることが、自らの歓びにつながる、ということ。
さらに、他の人の歓びになることは、「黙って」行うのだ、ということ。


私たちは、ともすれば、人に譲ること。
差し上げることが、どうも、自らの損となるという観念が強いようで。
実は、思い切って、譲ることが出来れば、自分にとって、
本当に嬉しい気持ちになる。

そして、その行為は、黙って行うことが大切で、
私がそのような良い行為をしました！と、周りに触れ回ることは、
それによりもたらされる自らの歓びを半減してしまうことなのでしょう。

「陰徳」は、黙って行うことで、徳となり、
周りに徳を明らかにすること・・・つまり「陽徳」は、
徳のもたらすエネルギーを半減させてしまう。

例えば、折角神社に寄進しても、狛犬の下あたりに、
「寄贈○○　○○」と書くことで、御利益が帳消しになる・・・ということと
同じなのかもしれません。