ここ掘れ!!韓・カン

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韓国コンテンツの高騰は、ドラマの予想外の日本でのヒットが、映画配給会社の高価格提示競争へ。(3)

2007-02-04 00:08:48 | 韓国映画
映画にはヒットの法則はなく、映画の配給会社では買い付け映画の選定も間違えれば・・会社も傾く。
映画業界は当たり・ハズレがある博打のような世界なのだ。

不動産業界なら5億円の物件が地価の下落で3億や2億円になっても・・ゼロやマイナスにはならない・・しかし海外映画の買い付けビジネスに関しては、5億円で買って商売して失敗すればゼロどころかマイナスになってしまう可能性もあるのである。(億単位の宣伝費や経費を掛けてコケてしまう場合も・・版権代金5億円は回収出来たが・・宣伝費や経費などの2億も回収出来ずでマイナスに・・)

不動産の場合 買い付けた土地は売買が成立しない限りなくならないが・・・
配給会社の場合 買い付けた映画は、日本エリア内での使用料を払っているだけなので契約で決めた年数(約5年など)を過ぎれば返さなければならないのである。
(まあ国同士の間での年数単位のレンタルビデオを想像すれば理解出来るのでは^^)

なぜ?そんな割に合わない商売しているの?と映画配給会社に突っ込みたくなる、あなた!・・世の中には、色々な職業があり・・支え合い回っているのです。深く考えないで^^。

難しい話はもうイイから、オイラも分かるように解説してよ!

ぜんぜん難しくないけど・・それでは簡単に話すから。

昨日話した東芝(アミューズ)の韓国映画高額買い付けの初めの頃のクォン・サンウ氏 映画デビュー作「火山高」の買い付け話の珍事をば・・・(映画買い付けには、よくあるパッケージ(グロス)買いのお話です。)

アミ: いいね!オヤジさん あの「火山メロン」^^。試食したけど良いよ!イケルね~。

韓店主: そうですかい!旦那お目が高い^^。仕入れて儲けて下さいよ!今なら・・評判が良い「猟奇りんご」と「○×みかん」「○×キュウイ」「○×柿」それと・・

アミ: もういいよ!オヤジさん。俺がほしくて惚れているのは「火山メロン」なんだから!いろいろありがとよ^^。それで一盛り幾らなんだい?

韓店主: 1億円ぐらいでいいですよ^^。儲かりますよ・・あっ。ありがとうございます^^。毎度あり~。

アミ: よ~し。この「火山メロン」を売って儲けるぞ!!俺の目には狂いはない!!

とイケルと感じたアミ旦那・・「火山メロン」を売り出します。

アミ: さぁ~いらっしゃい^^。いらっしゃい!「火山メロン」は、おいしいよ!
一口サイズでご提供!一度味わうと、この良さが理解出来るよ~自信作だよ~^^。

バイト: もう3日間も並べて売っていますが・・ぜんぜん売れませんね・・もう腐ってきましたよ・・もう店閉めましょうか?

アミ: あっ・・そうしようか・・後は頼む・・(がっかりするアミ旦那)

バイト: しかたないな・・こればかりは・・韓店主も色々サービスで盛り付けてくれた他の物も・・並べてこの際・・売り切ろう・・。
    ~翌日~

アミ:昨日は一人で店番すまなかったな・・。

バイト: おやじさん!!昨日韓店主から色々サービスで付けてもらつた物を並べて売ったら売れましたよ!すごい人気でした!「火山メロン」の損も取り返せて、未だ利益が出そうですよ!!

アミ: え!?韓店主から他に盛り付けてもらった他のものが人気が出たって?
なんていう果物なんだ?

バイト: 韓店主も評判が良いって言ってた「猟奇りんご」ですよ!!


アミ旦那が惚れこんだ「火山メロン」こと「火山高」。

2001年の韓国映画「火山高」でスクリーンデビューを果たしたクォン・サンウ 。特にクォン・サンウはこの作品で火山高のアウトサイダーとして最短で学校を支配したソン・ハクリム役で出演、強烈な印象を残した。(写真)
当時としては大胆に使われたコンピューターグラフィック効果に加え、キム・スロ、ホ・ジュノら演技派俳優が大挙出演、注目を集めた作品。


「猟奇りんご」ことアミ旦那の危機?を救ったチョン・ジヒョンの出世作「猟奇的な彼女」(ぶい~^^)。DVD売れました。
当時あの巨匠監督スピルバーグが脚本に目を付け話題になった作品。

>映画の買い付け作品は、時には大当たり・・フタを開ければ、お客さんが入っていない^^。
映画の買い付け部隊は、社運を背負っていると言っても過言ではありません。

映画の自社製作も同じです。当たれば万々歳!ハズレれば・・もうその映画責任者の席が飛んでしまうくらいなのです。

映画が良くても、うまくアピールしないと商品同じく売れません。
宣伝部も夜遅くまで(夜10~11頃まで仕事をします)頑張るのです。

そんな色々な努力が積上げられて映画は公開されるのです。

だから韓・カンは映画批判はしないし、したくないのです。

ビョンホン氏の映画も公開状況等のみのご報告・・。

だから気になる映画紹介時の、最後の言葉は・・

作品の良し悪し関係なく{ぜひ!劇場へ^^。}となるのです。

なんだか明日も続きそうだけど・・サンウの話は?・・え?終わり?