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韓国コンテンツの高騰は、ドラマの予想外の日本でのヒットが、映画配給会社の高価格提示競争へ。(1)

2007-02-02 23:35:18 | 韓国ドラマ
NHKの業界誌「放送圏研究と調査」2006年12月号での特集{韓国映像ビジネス興隆の背景~文化産業政策と放送の海外進出~(沈成恩 著)の記事の中に韓国TVドラマコンテンツのアジアでの広がりと韓国政府の役割などが、韓国TV局の歴史的な背景とともに興味深く語られている。

アジアにおける韓国ドラマが、東南アジア>中華圏>日本という順番で広がったことを韓国TV局関係者のインタビューから明らかにされている記事が興味深い。

長年MBCで海外セールスしてきた担当者はインタビューで「中国進出のきっかけは、90年代半ばにCCTVで流れたMBCのドラマが海外ドラマ歴代2位の視聴率を獲得したこと。ちょうどその頃は香港のSTAR TVでもたくさんの韓国番組が流れていて、それが中国進出の基盤を築いた」と説明している。>

中国で海外ドラマ歴代2位!とは・・数億人がドラマを通じて認知した韓国俳優は、誰なのか?気になるところだが、記事には公表されていなかった。
MBCの90年半ばのTVドラマといえば「星に願いを」では?このドラマの主演俳優の一人であるアン・ジェウクが中国ファンから大人気というのもうなずける。同じ出演俳優のチャ・インピョ氏も中国では人気です。


中国で海外ドラマ歴代2位!・・・う~んアン・ジェウク氏・・IMXに入ってよかったね。(関係ないか^^)
昨年の武道館コンサートが好評でした。もうすぐ{さいたまアリーナ}頑張ってね^^。

>中国よりも先に進出した東南アジアでは、ベトナムを韓国番組の戦略基地として挙げ、両国が文化的に近いことがその理由であるとした。
いわゆる文化的親近性は、ほかの関係者も輸出の決め手として度々挙げていた要因であった。「グローバル化の一方で、アジア文化圏の地域ブロック化も進んでいる。ハリウッドの作品に飽きてしまった視聴者が文化に近いアジア作品を見たいと思ったとき、韓国の番組が比較的良い条件で売られていたこと。アジアの代表的な競争国である日本が、国内市場が大きいがために海外進出に消極的だったのも、我々に有利に働いた」と韓国TV関係者は述べている。

実際に韓国TVコンテンツは、2000年以降大幅に伸びてきた輸出統計の実態をみると、輸出先の9割がアジア(2005年95.3%)輸出の9割を文化的要素が強いドラマ(2005年92.1%)が占められている。

またここ数年、日本市場が占める比率が著しく上昇し、最大の黒字幅を記録した2005年収益の60.1%を占めている。
言い換えれば韓国TVコンテンツの右肩上がりの実績は、地域の広がりや輸出本数の増加以上に、市場の大きい日本に進出したことを反映しているのだ。97年の中華圏進出を機に国内で認知され、
2003年の日本進出以降は、国内にも様々な波及効果がもたらせている。

続く・・・・・。