神泉小学校ブログ

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人権教室

2021-06-14 13:55:22 | 神泉の自慢の授業

 この本はALSという不治の病におかされながらも前向きに生きる「マカ」さんが書いたものです。そのマカさんの人権教室の講演が5月25日(火)にありました。ALSは正式名は筋萎縮性側索硬化症といい、運動ニューロンが選択的に障害される進行性の神経疾患で10万人あたり5人程度の有病率です。現在は治療法が確立しておらず、マカさんも余命が告げられています。それでも前向きに生きるマカさんが「命」の大切さを子供たちに教えてくださいました。

校長先生がマカさんの紹介と今日の講演会の意義をお話ししてくださいました。

 

マカさんがお話を始めました。声もはっきりしていて、大病を患っている事などみじんも感じさせないような力強い話しぶりでした。

 

 

「自死する若者が増えている。その命を無くすことでどれだけの人が悲しむだろうか。命は決して自分だけのものではない。だからかけがえのない命を自分からあきらめることはしてはいけない。」余命を告げられているマカさんからの言葉だからこそ本当に説得力がありました。

 

子供たちも真剣な顔で聞いていました。

 

マカさんは子供たちに、熱く、力いっぱい語ってくれたので、少し調子が悪くなってしまいました。それでも最後まで命の大切さを子供たちに伝えていました。講演会のまとめで記念写真を「どうぞ」ポーズでとりました。

 この本の中で「できない数より、できる数を数えていこう」というフレーズがあります。去年、本校に車イスバスケットボールの選手が来ました。この車イスバスケットボールなど障害者スポーツを推奨したイギリスのグッドマン博士も「失われたものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ。」といっています。両人に言えるのはできない理由よりも、できる理由を探していることです。残されたもので、あきらめずに最大限の努力をすること。そういう覚悟を決めているからこそ前向きに行動でき、心にしみわたるお話ができるのだと思いました。

 

 


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