今日の全校朝会の校長先生の話は「幸せとは何か?」ということについてです。
毎回のことですが、校長先生は、校長講話の準備に余念がありません。
この日も、早く来て最終チェックをしておりました。
この日は、2012年にリオデジャネイロで開催された国連持続可能な開発会議(リオ+20)でのスピーチを紹介しました。
当時、大変話題になった、ウルグアイのムヒカ大統領のスピーチです。
給料の大半を貧しい人のために寄付し、大統領公邸には住まず、町から離れた農場で奥様と暮らしている大統領です。
花や野菜を作り、運転手付きの立派な車に乗る代わりに、古びた愛車を自分で運転して、大統領の仕事に向かいます。
環境が悪化した地球の未来について話し合う会議の終盤で大統領のスピーチは行われました。
たくさんの「欲」によって、地球環境を悪化させてしまったのにも関わらず、一方では、最善の方法を考えようとし、もう一方では「欲」をぬぐいきれない人類に対する警告を大統領はスピーチをとおして発信したかったのでしょう。
『環境悪化の本当の原因は、私たちが目指してきた幸せの中身にあるのです。見直さなくてはならないのは、私たち自身の生き方なのです』
『社会が発展することが、幸福を損なうものであってはなりません』
『発展は、幸せをつくるための見方でなくてはならない』
『私たちがよりよい生活をするために戦うとき、これを覚えておかなくてはなりません』
校長先生は最後に、子どもたちに問いかけました。
「本当の幸せとは何でしょう?」
子どもたちは、何を思ったでしょうね。ブログをご覧の保護者の皆様、子どもたちに聞いてみてください。
そして、ご家族で語ってください。