南とかちで遠隔ドーム、家でゴロゴロ天体撮像!!(笑)

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PixInsightのビデオ説明パート1の和訳

2013-06-27 14:25:45 | 画像処理ソフト
先日、CCD撮像愛好家の集まり、CANPに行ってきました。

その中でPixInsghtという画像処理ソフトの話を聞き、さっそく勉強しています。

http://pixinsight.com/

その中でビデオによる説明がありましたので、part1のみ和訳しました。

http://pixinsight.com/videos/NGC1808LRGB-vperis/en.html

自分で使うためのみですので変な部分も多々ありますが、ご勘弁ください。

NGC1808 LRGB画像処理例
Part1/2
我々はこのやり方を4画像セットをロードして始める。これらの画像の3つはイメージは赤緑青の構成となっている。一方、4番目の画像はL画像だ。我々のゴールはこのデータでLRGB合成をおこなうことだ。

最初に我々は“LRGBCombination”ツールで赤青緑画像からカラーイメージを作らなければならない。私たちはを“Process Explorer”ウィンドウの“ColorSpace”カテゴリーの下に
”LRGBCombination”を見つける。
LRGBCombinationのインターフェース(画面)ではLchannelのチェックを外さなければならない。なぜなら、このステージではカラーコンポーネントだけを画像処理しようとしているからである。それぞれのカラー画像に対し、それぞれに対応する画像を選ぶ。(Rには赤画像などファイル名を対応させるという意味だと思う。)この3つの画像(赤青緑)を選んだら、correspondingボタンをクリックして、全体的に処理を適用する。(そのボタンを押して処理をさせるという意味だと思う。)この動作で新しいRGBカラー画像ができる。

リニア画像(できる画像のことだと思う。)は画面に表示させる性質としてコントラストが強すぎるので、リニア画像データーは”ScreenTransferFunction”ツール(略してSTF)
を使ってより見やすくなる。”Process Explorer”ウィンドウの”Default favorite tool setに
STFがある。

STFツールは原画像の元データーに変化を加えない。見た目を変えるだけだ。
STFインターフェース(STF画面だと思う。)は左側の“A”ボタンをクリックすることによってアクティブにさせることができる役に立つ”Auto Stretch”機能を備えている。
このボタンをクリックすると、STFは表示されている画像に最適なstretchingパラメーターを自動的に計算する。

今やその我々の画像がスクリーンでよく見える。最初の問題は明らかだ。空のバックグラウンドが完全に黄色い。これはカラーコンポーネント間でバックグラウンドスカイレベルが平準化されていないからだ。これらのキャリブレートされていないデータがよりよく見えるために、違ったscreen stretching パラメーター(それぞれ分離して、カラーチャンネルに最適化された)を当てはめることができる。
これは“Link RGB Channels”を無効化によってなされる。
そして、もしAuto Stretch”ボタンを再び押したなら、画像はもっとニュートラルな色になるだろう。
今やより良い状態の画像を見ている。そして次の問題を見つける。傾きが残っている。
これは不正確なフラットフィールドキャリブレーションによる。
放射状の傾きが、はっきりとわかる。特に画像の右側だ。また、左側にわずかな緑色の傾きもある。これらの傾きを修整するのに、PixInsightは”DynamicBackgroundExtraction”ツール、略してDBEがある。DBEはdefaultのfavorite setかBackgroundModelization
カテゴリーの下の”Process Explorer”ウィンドウで見つかるはずだ。

DBEはダイナミックなPixInsightのツールだ。PixelMathもしくはCurves transformationのような静的なツールと比べてダイナミックなツールはより高いユーザーとの対話を供給する。
DBEの目的は画像の空の傾きのモデルを生成することだ。DBEは選択された画像の領域のデータサンプルを集めることによって達成される。それは理想的には背景の空のデータだけが含まれる。これらのデータを収集するには、ユーザーはマウスでバックグラウンドの空のエリアをマウスでクリックすることによってサンプルが定義される。作ろうとしているサンプルは何もない空のエリアになければならない。星や星雲は極力避ける。これらのサンプルからDBEはなめらかに補間する。画像のバックグラウンドの3次元モデルだ。

“Execute”ボタンを押すことにより、出力モデル画像を生成する。そのモデル画像はリニアデータを含むのでとても暗い。モデル画像は、リニアでもある動作している画像からの補間だからだ。STF例の転送により、そのgalaxy画像のように、同じscreen stretch パラメーターでモデル画像を視覚化できる。このことを行うのに、galaxy画像を選択する。STFツールの上の“New Instance”アイコンをクリックし、そして他の画像にドラッグする。さあ、screen上の再び作られた口径食を検査できる。

とにかく、もっと便利なDBEで直接目的の画像を正しくすることができるのでこのモデルは捨てるだろう。最初に、すでにこの説明のために用意されたDBEアイコンを載せる。
このDBE例は合計67サンプルを含んでいる。
DBEインターフェースの“Target Image Correction”セクションの中で、
ターゲットの画像に適用される補正を選ぶことができる。このケースでは、補正は、“傾き”は乗算的なのでdivision(除算、割り算)によってであろう。それらはキャリブレーションに使用したフラットフレームの不正確性によるということを知っている。対して、例えば光害によるような加算的な“傾き(背景の)”は引き算による。(によって補正される)
(光害によるような)加算的(背景の)“傾きは乗算的傾きとは対照的に、対象物のsignalの乗算的増加なしに露出の間蓄積される。
これらの補正を適用するたいていの方法は3つのチェックボックスをチェックすることだ。
“Execute”(実行)ボタンをクリックした後(背景の)傾きは修正されるだろう。
今や(補正を)DBEで済ませた。ダイナミックセッションを終わることができる。もし、(背景の)傾きの前後の画像を比較を行うなら、右側の口径食パターンが取り去られていることをみることができる。同様に、左への緑がかった(背景の)傾きが消えている。

フラットなバックグラウンドを持つという、すべてのdeep-sky画像を処理する必要な前提条件を達成することができた。しかし、画像の色の補正がまだ、ということを思い出せ。
バックグラウンドは今だ強い黄色である。それはオートマチックスクリーンストレッチ(automatic screen stretch)を適用するSTFインターフェース上のRBGチャンネルにリンクするとき再び明らかになる。

これらの問題を修正するに必要なすべてのツールは“ColorCalibration”カテゴリーにある。
そしてたいてい“Process Explorer”ウィンドウにある。”ColorCalibration”カテゴリーはPixInsightでは2段階手順として実装されている。最初に、”BackgroundNeutralization”ツールで3つのカラーチャンネル(RBG)のバックグラウンドの空のレベルを平衡化する。2番目に、”ColorCaliblation”ツールで”ホワイトの基準をセットすることによって対象物の色をキャリブレートする。

“BackgroundNeutralization”ツールは各色成分から差し引かれるであろうsky backgroundの位置(値?)を計算する基準を必要とする。
そこで、今必要なのはバックグラウンドsky のデータだけ含む小さなpreviewを作ることだ。“BackgroundNeutralization”の”Reference Image”(基準画像)として、previewを選択した後、その画像に例(instance)を適用する。

さあ、STFパラメーターを再調整した後、背景が実にニュートラルであるのを見ることができる。しかし、画像の対象のすべてがまだ、強く赤い様子である。これらの色を
キャリブレートするのに、”ColorCalibration”ツールを開く。

“ColorCalibraion”インターフェースには2つの主たるセクションがある。一つはバックグラウンドの基準画像のためのセクション、そしてもう一つはホワイト基準ためのセクションだ。最初にbackground sky previewを再び選択しなければならない。ホワイト基準として、この場合の画像の主題の系外銀河を選ばなくてはならない。この理由は、白基準として系外銀河からの光のすべてを得ることで、その色相を最適に広げるためだ。そして星の集団との間により差を出すことができる。



カラーキャリブレーションのこのタイプを適用するのに、”Structure Detection”のチェックボックスを外さなくてはならない。この選択はスターフィールドの時や、さまざまな色の多数の星の色をキャリブレートしたいときに使われる。この場合、その系外銀河全体からやってくる光だけを考慮したい。

最後に、キャリブレーションのための白基準画像としてPreview02を選ぶ。それからその画像に“例”を適用する。STFパラメーターをふたたび調整したあと、系外銀河がneutral color バランスになっているのを見ることができる。すべての色の見え方が修正されただけでなく、今や赤や青の星の間の差も区別することができる。