梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

人の脳と老廃物

2007年08月20日 | 呼吸法
 私は小児喘息でしたので、小さい時から喘息との共存生活でした。その為に自分の身体に微妙な変化、気候と喘息発作の関係など、知らず知らずの内に自分の身体を観察することを行っていました。また、発作の時にブドウなどを食べると唾液が出て発作が楽になる、医者が黄色い液の薬(大人になり分かったのですがビタミンB2)を注射すると発作に効くなど、子供の時から喘息に付き合いながら、何が自分によいのか自分で身体に聞き、そのデータを蓄積するようになりました。高校時代は一番発作が激しく、高校も三分の一以上は通学していません。1年の時は9月から11月頃まで殆ど通えず、9月の中間試験も出来ない状態でした。特に8月後半に涼しくなり始めると鼻風邪を引き、その後に激しい喘息になりました。しかし、都立の受験校でしたが、有る程度の成績で皆についていけましたので、留年せず、卒業できたのはよかったです。大学の時に試験勉強を行っている時に試験が終るまでは喘息にならなかったのですが、終ったその日の夜から激しい喘息に襲われました。このような経験はその後たびたび仕事でも経験しました。では、何故ある目的が達成されるまで発作が起こらないのか。ここに人の脳に発生する老廃物のメカニズムを解く鍵が有ります。高校時代にはリラックスするまでは脳に有る喘息を起こす原因物質が溶け出さないと云うことは薄々気がついていました。しかし、それがはっきりと理由付けられたのは原気呼吸を行い、身体の気の流れが判るようになってからです。人体には大きく耳の部分、顎の下の部分、首の下の部分、肩甲骨の部分、下腹部の部分、腰の下部の部分、膝の部分、足首の部分、手足の部分などに気の流れを止めるダムが有ります。人それそれにそのダムの部分の流れにくいところが異なります。また、その流れにくい部分も常に変化します。また、気の流れも身体の右側、左側、前面、裏面、中心部など人それぞれに異なります。その流れ易い部分も変化します。まず、これが私達の身体の気の流れの基礎概念です。
 人類は脳が異常に発達した動物です。そして、脳は凄いエネルギーを消費する場所です。当然多くのエネルギーを消費すれば、その結果としての代謝毒、老廃物も多く発生します。この老廃物を脳に蓄積したままでは、人間は生きる事が出来ません。では、どの様にして人間は溜まった老廃物を脳から取り除いているのでしょうか。これは睡眠により、人に全身麻酔を掛け、脳のエネルギーレベルを高め、脳に溜まった老廃物をプラズマ状にして、脳から流し出すのです。この流れは気の流れるルートで脳から手足の先端に流れます。一部は体表面の皮膚に出、そこから発散されます。私達が寝ている時に何時も自分では知る事が出来ませんが、この事を自然に行っているのです。寝ている時に寝返りをするのは、この解かされたプラズマ状になった老廃物を手足の末端に流す為の自然な動作なのです。ですが、この脳から流れる老廃物は何時も一定では有りません。凄く集中し、激しく脳を使うと、また、睡眠時間を少なくし、過度に脳を酷使すると、脳にはその日に脳から流れ出す量以上の老廃物が発生し、脳に蓄積されます。しかし、脳は有る程度の老廃物を蓄積する容量を持っています。それが、耳の部分のダムです。しかし、そのダムは身体が正常な時にはリラックスした時に、また、気候など外的な刺激により、老廃物を開放します。それにより、脳が異状になるのを防ぐのです。
 流れ出した老廃物は量が多い時にダムのようなところで滞留します。その結果その周辺の臓器に影響を与え、色々な症状の病気を発生させます。私の場合は顎の下の部分に滞留した時には鼻が詰まったりし、鼻に症状がでます。口内炎になる事もあります。首の下の部分の時には喉が痛くなります。肩甲骨の部分の時には喘息になります。下腹部の部分の時には凄く身体がだるくなります。腰の下部の部分の時には腰痛になります。膝の部分の時には膝が痛くなります。足首の部分の時には昔テニスをしていた時ですが足首の捻挫をし易くなります。手足の部分ははれぼったい感じになります。このような症状は人により異なります。同じ人でもその時の身体の状況により異なります。滞留した老廃物が溶かされるには、一日で流れる事も有りますが、数ヶ月掛かる場合も有ります。風邪を引いた時に鼻かぜになり、その後喉が痛み、咳になり、お腹が痛くなり、最後に下痢になりますが、現象が発生している場所に老廃物が溜まっており、その場所が移動するのです。
 老廃物の滞留が病気の原因と分かると例えば繰り返し起こる腰痛に対しても、自分で全治何日と判断できるようになります。
 この溜まっている老廃物を早く流すのが、原気呼吸やヨガなどのストレッチ体操です。
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2 コメント

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人の脳と老廃物とは。 (handel)
2007-08-21 07:51:17
 拝見しました。老廃物の滞留が病気の原因と分かると自分で全治何日と判断できるようになります。
→よく自分を観察している人ならではですね。
小生にはできません・・・。
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身体の観察 (kaji)
2007-08-21 10:41:22
handelさん
身体の観察は自分の身体に起こったことを覚えておき、その関連性を掴む事ですが、訓練しなくても状況を記録しておけばよいのです。私のように持病で何時もその現象が発生すれば自然とその状況が掴み易いですね。最近原気呼吸を再開しましたので、老廃物と病気の関連をこのブログで記載したいと思います。西洋医学では治療困難な事が解決する一助になるかもと思います。多くの方のデーターが集まり、それを集大成できれば良いのですが。
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