7月14日(金)
好古会の7月例会です。
好古会は横須賀市自然・人文博物館で催された考古学・歴史講座の受講者が中心のサークルで、 活動内容は専門家の話を聞く・史跡見学・会員間の情報交換や博物館の行事に協力し、 会員相互の知識を深めながら親睦を図り、 月一回、博物館・史跡等の見学会や博物館か隣接する文化会館で学習会を行っています。
講師は横須賀市自然・人文博物館 元学芸員稲村 繁氏、参加者は22名。
今年度のテーマは'神奈川県の遺跡'で、今日は三浦半島の海浜の洞穴についてです。
弥生時代に海水面が下り海面や海中にあった洞穴が崖面に露出し砂浜も現れたので
人が使える空間ではあるが海に近く湿気も多いので人が住むには適さないので
漁労の短期的なキャンプ地や仮貯蓄や加工をする場として使われたらしく、
遺跡には焚火の跡や土器が残されている、また人骨も多く残っていることから
後には墓としても使用されたと思われる。