海住恒幸の松阪市議会通信 

議員活動を通して、自治体議会や自治体のあり方を考えるブログ

「想定外」・・・供給過剰? 緩和ケア病棟(松阪市民病院)

2007年09月01日 10時15分03秒 | 自治体
8月31日付け夕刊三重、アタマのニュース。
「ベッド余り、赤字増?」(市民病院の緩和ケア病棟)

市民病院のホスピス(緩和ケア病棟)20床の開院に向けた工事は着々と進んでいるとのことですが、一足先に、松阪厚生病院に緩和ケア病棟(20床)が開院してしまいました。しかも、利用者はいまひとつ伸びていないとのこと。南勢地区には緩和ケア病棟がなかったから市民病院は20床の確保を目指したわけですが、いまは40床となり、供給過剰になったのでは?という記事です。

記事では「想定外」となっています。

実は、松阪市民病院と松阪厚生病院の緩和ケア病棟は、因縁めいています。
病棟を開設するためには、医療圏(松阪の場合は南勢志摩医療圏)に病床の不足が生じたときの公募に合わせた三重県への申請、県医療審議会の審査、県の許可という手続きを経なければなりません。
2つの病院は、平成16年4月20日を閉め切りとする公募の際に、それぞれが「緩和ケア病棟20床」の確保を目指して申請手続きをとりました。
県は、市民病院に20床を許可、厚生病院を不許可としました。
その後、1年遅れぐらいで、厚生病院は再度申請。今度は許可となり、建設着手。
開院は、あとから許可をもらった方が先になったというわけです。








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