海住恒幸の松阪市議会通信 

議員活動を通して、自治体議会や自治体のあり方を考えるブログ

プロセス自体が街の元気づくり

2007年07月25日 12時33分22秒 | 自治体
松阪駅西地区の再開発の現在のレイアウトは、関係者だけによる密室プランです。
構想の段階からの市民参加が当たり前の時代に信じられない話です。

「市民参加」とは、説明すればいいだけでも意見を聴けばいいだけでもありません。(今回のケースで問題になっているのは、それすらなかった!という点です)

構想をつくっていくプロセスそのものを市民にオープンにしておくものです。

だれでもいつでも参加できる仕組みを確保しつつ、コア(核)となる市民、専門家がアイデアをカタチ(例・模型)にして市民(タウンミーティングを開催)に提示して意見を求め、修正を加え、また、提示し必要に応じ修正するというプロセスを重ねていくべきものです。

市民に開かれた検討会(ワークショップ)を半年で30回、50回、繰り返し、1年、2年かけて構想を練り上げていく。
この手法に大転換すれば、それは時間がかかっても、その作業のプロセスに大勢の人を巻き込んでいきますので、それ自体で街が活性しますし、街への波及効果を生む弾みとなります。

プロセスの中に、良識ある専門家と市民、行政のコラボ(協働)を採り入れることが、街の元気づくりです。
        (議会通信32号の巻末コラム)

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