かへる 東の国探訪記

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ウィーン軍事史博物館(36)

2015-12-29 19:04:49 | 旅行
これは旗のような布である。
真ん中には墺国の国章があり、周りにはメダルや勲章の絵がある。
さらに外側には図や文章などがたくさん描かれている。
どうも武器や戦術について書かれたもののようだ。


旗(?)の右側には長方形の金属の物体がある。
この物体には紋章が入っているものもあり、上部には紐を通す穴が開いていて、下部には蝶番が付いている。
何かのタグが付いているものもある。
タグの真上にあるのは、信号や警報を鳴らすための笛(写真には写っていない)である。


これは笛の全景。
その横には写真があるが、説明書きから新兵を撮したもののようだ。


これらは武器の展示かと思ったら、戦利品として持ち帰ったもののようだ。
小銃などがある。


上↑の写真に写っている赤白のペナントのようなものがこれ。
白の部分にある三日月と星のマークから考えると、オスマントルコのものだろうか。
その前には軍刀やライフルなどがおいてある。


これは陸軍歩兵中尉の軍服。
襟の星が1つは少尉、3つが大尉である。


その足下にあるものは、戦利品の短銃や短剣。


その隣にあるこれらのカードは、タロットカードである。
絵柄は、戦争がモチーフになっているようだ。


これらの帽子や杖などは、後ろの写真パネルの人物が持ち主だったようだ。
『アルブレヒト大公』と書いてある。
彼はハプスブルク家の傍系に当たるテシェン公爵家の生まれで、のちにポーランド国籍を取ったが、
第二次世界大戦後に妻の祖国スウェーデンに亡命し、そこで亡くなった人物である。
第一次世界大戦では、陸軍大佐にまでなった。
パネルには『連合国防軍総監』と書いてあるので、それが肩書きだったのだろう。

真ん中に、赤白赤(墺国の国旗色)の大綬と勲章がある。

それぞれにとかとか番号が振ってあるのは、
パネルの説明文の番号と合致しているのだが、事件現場の証拠物件のようにも見える(不謹慎)。