かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

ウィーン軍事史博物館(29)

2015-12-20 10:19:10 | 旅行
ここからまたまた軍服の展示(何度目だ)。
左側はマントを羽織っている。
ここにあるヘルメットはまさに『鉄かぶと』と呼ぶのがふさわしい形態である。
後ろには新聞記事が貼ってある。
右の説明を読むと、表題は『Villa Giusti(地名と思われる)での停戦宣言』とある。
地名からして、イタリア国境での戦闘だろう。
このあたりでは、墺国、イタリア双方に多数の死傷者が出た。
アルプス越えをする墺国軍という写真を別の場所で見たことがあるが、とてつもなく過酷だったことがうかがえる。
銃の発射により雪崩が引き起こされて多数の兵士が亡くなったというのもギネスブックで見たことがある。


これらも兵士(歩兵)の制服。
首から双眼鏡を提げているのは偵察兵だろうか。

この体に多数付いているポケットには何が入っているのだろう。
大きさからして手榴弾のような気もする。

上記2枚の写真には、背後に当時の戦場や破壊された町の写真パネルがある。

これは大きな装備の一部。


これは軍服の上に着る革のコート。
右側にある布には『航空機報道』と表題がある。
たぶん空軍兵士の装備品なのだろう。


これは空軍機を撮した写真。
2人乗りの戦闘機で、後ろに座る兵士が砲弾を落とそうとしている図である。
兵士のどちらもが上記の革の上着を着ているのがわかる。

この当時は、人が乗ることのできる航空機が実用化されて10年あまりしか経っていないはずで、
空襲と言ってもこのように2人がかりで空から砲弾を落とすしかなかったのだろう。