かへる 東の国探訪記

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ウィーン軍事史博物館(28)

2015-12-19 22:04:13 | 旅行
これは実際に戦場から回収した物資のようだ。
弾薬などの他、食器などの日用品も見える。
展示の仕方が不気味で恐怖感を煽る。


この長椅子は何だと思って良く見ると、車椅子だ。
椅子に載っているのは、墺国の紋章の入った紙と、義足。
後ろにあるのは義手である。
後ろには、戦闘で脚を失った兵士の写真と、義足などを作る工房の写真がある。


ここにも脚を失った兵士の写真が複数ある。
飾ってある物体はコルセットのようだが、たぶん障がい者となった兵士の装具だろう。
背後の中央に展示してある大きな絵は、何かのポスターのようだが、
昔風のドイツ書体で書かれていて読めない。
左下には何かの書物がある。


書物の左側にはチラシやパンフレットや書籍がある。
説明書きによると、書籍は戦争に関する科学的文献や小説だそうだ。


この軍服は、襟の色からしてドイツ系歩兵のものと思われる。
後ろにある説明書きには、「このあたりの展示は戦争記念品である」というような内容が書いてある。
勲章が並んだその後ろにある何だかわからない形のモニュメントは、
チラシによると墺国の戦争記念碑を撮したものらしい。
無名の兵士を象徴したものだそうだ。


ここまで来て、わたしは自分が順路を間違えているらしいことに気づく。
この博物館には順路を示す矢印などはないが、
展示物のそばにあるパネルに番号が示してあり、
わたしの回っている順番が昇順になっていないのである。
周りを見ると、他の観覧者たちもみな、思い思いに見て回っている。
見落とさない限りは、これでいいか、と思い直してまだ見ていない展示の方へ足を進める。