きれいなきれい〈田添公基・田添明美のブログ〉

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ブロックと小石

2007年11月10日 21時30分36秒 | 日記・エッセイ・コラム

 近所の比丘尼公園は,横を通る白子川の水が溢れそうになった時は,貯水池に変身する施設の役目も兼ねています。そこが,今年の春あたりから改築工事中です。古いコンクリートの堤が解体され,端の方から新しい護岸タイプのブロックが積み重ねられる作業が,毎日根気よく続けられています。

 そのブロックの一番上段の形と積み方がこの写真です。ブロックのひとつひとつは微妙に凹凸が違うので,角のりんかくをきれいに揃えるのはかなりの技術のようです。ご覧のように,ブロックのお尻の箇所は,それぞれに合わせた大きさの違う小石が枕のように使われて,高さの調整がされています。左から2番目は小石が外れて,カックンの状態ですね。

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 そしてこちらの写真が仕上げになります。このコンクリートを流して固めた中では,上段のブロックが密かに小石の枕をお尻に当てているという訳です。このように出来てしまうともうそれを知ることは出来ませんが,こういう堤を見た時には思い出してしまいそうです。

2_4

 

 ここで初めての短歌を一発。一発とは言わないか(^o^;)。

 

  尻の下 小石持て置き ブロックの

       定まる秘密 たれぞ知るらむ

 

(追記 2007.11.23)
ここ辺の地図を入れておきます(グーグルマップ航空写真+地図)。
次の日記(2007.11.23)とも関連しています。
クリックで拡大されます。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんな風に、現場で調達した小石で、微調整するよ... (LM)
2007-11-12 20:46:17
こんな風に、現場で調達した小石で、微調整するようにできているんですね。ただ、積めばいいってわけじゃない。
小石のない現場ではどうするんでしょうね。
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LM さんが書かれたように,これだけの適当な大きさ... (陰丸)
2007-11-13 09:05:57
LM さんが書かれたように,これだけの適当な大きさの小石を調達するのは,なかなか大変なことです。細長い四角錐のようなものを,あらかじめコンクリートで作っておいたほうが効率的ですね(^o^;)。

でも,例え非効率でも,小石を使う方がいいなー。
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たぶん、小石に勝る建材はないんだと思います。自... (LM)
2007-11-13 18:00:48
たぶん、小石に勝る建材はないんだと思います。自然石って強いですから、鉄骨なみの信頼を置いているのでしょう。
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陰丸さんの家の方では白子川もこんなふうになるの... (くろたん)
2007-11-22 14:58:36
陰丸さんの家の方では白子川もこんなふうになるのですね。
うちは白子川の源流に近く、散歩道には、湧き出る水源の地下水脈を汲み上げて提供している「町田の深水」というのがあります。
蛇口をひねると出る地下水は、ペットボトル2本分で50円、ポリタンク1缶で100円。
ミネラル分は、「六甲の水」よりもやや柔らかく、「南アルプスの天然水」よりは硬いとのことです。
水質試験結果書も貼り出してあって、飲料に適しているとのお墨付きです。
私はまだ飲んだことはないのですが、お酒を割ってみてもいいかもしれませんね。
陰丸さんの家からは少し遠いと思われますが、機会があったら来てみてください。
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 くろたん,その湧き水に興味を持ちました。水質... (陰丸)
2007-11-22 18:41:48
 くろたん,その湧き水に興味を持ちました。水質検査も済んでいるのなら安心です。リュックに空きペットボトルを2本入れて,白子川を上流に向かって歩いていけば,その場所にぶつかるかもしれませんね。2キロの重さを考えると,自転車の方がいいかな。

 今,東映裏の白子川の工事中の目隠しに,白子川の源流からずーと追った写真が沢山展示されています。そこに「ここが源流」というのもありました。
「町田の深水」には,地図でよく調べてから行った方がいいかもしれませんね。 もし,そこへ行ったら,ブログに投稿します。
情報をありがとうございます。
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あれが白子川だったのかは分かりませんが。昔昔、... (koya)
2007-11-23 12:06:39
あれが白子川だったのかは分かりませんが。昔昔、東映撮影所の近くでカエルの卵(カンテンのチューブみたいなやつ)をとった記憶があります。あの辺いったいは湿地だった気もします。それにしてもクロタンは無事だったんですね。どこにも顔をださないので、どうしているかとおもってました。
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koyaさんがカエルの卵の感触を楽しんでいた頃,こ... (陰丸)
2007-11-23 14:57:13
koyaさんがカエルの卵の感触を楽しんでいた頃,この辺が湿地帯だったことは知りませんでした。今では想像もできませんね。その場所の可能性のある場所は,やはりこの比丘尼公園のような気がします。航空写真で見てみても,白子川との関係から,ここが湿地帯だったのではないでしょうか。今でも,八つ釜という水がわき出しているところも残っています。ここでは蛍を育成していますが,まだ一度も光っているのを見たことがありません(^o^;)。

補足の航空写真を追記します。
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