欅の梢に天使がすわっている
烏だろうか
思ううちに
ふっ と消え
三日月が梢にひっかかっている
体を離そうと
ぽうっ と
もだえるので
梢がゆれる
一瞬 天使にみえたでしょう?
もがきながら
きいてくる
それにはこたえず
いつか三日月は
昇るだろう
物語のなかで
あの かぜふきとおる
梢の先の
穹まで とどく
梯子が、ほしい
と
見ている
R3.4.8
欅の梢に天使がすわっている
烏だろうか
思ううちに
ふっ と消え
三日月が梢にひっかかっている
体を離そうと
ぽうっ と
もだえるので
梢がゆれる
一瞬 天使にみえたでしょう?
もがきながら
きいてくる
それにはこたえず
いつか三日月は
昇るだろう
物語のなかで
あの かぜふきとおる
梢の先の
穹まで とどく
梯子が、ほしい
と
見ている
R3.4.8