Kagechoのネコ的音楽&介護生活

音楽と猫が好きな介護職員の日々の記録。音楽や猫が好きな方、介護関係の仕事をしている方に読んでいただければ幸いでしょう。

父をおくった日

2009-02-28 02:28:42 | Weblog
 「おくりびと」まだ観ていないんですけど…… 受賞の影響で大盛況みたいですね。

 実は3年前のちょうど今頃、父をおくりました。自分はちゃんと父をおくることができたのかな…… と、少し反省しています。
 実家から離れていたのでしかたないのですが、最後の瞬間を見届けることはできませんでした。というか、病院に見舞いに行って、もう少しもちこたえるかな、と自宅(アパート)に戻った日の翌日の夜、亡くなったのです。ぼくの自宅から病院のある場所までは約4時間以上かかります。ぼくが着いたときには、もう「おくられる」準備がほとんどできてました。

 死因は胃がんでした。前年から入退院をくり返し、母はだいぶ苦労したようです。特に、がんの悪化に伴い、いわゆる「痴呆」の症状が出て、夜中に暴れることもあったそうです。ぼくが付き添ったときには、それほどひどくありませんでしたが。点滴を自分ではずしてしまったり、看護婦さんの言うことをきかなかったり、母に怒鳴ってみたり。暴れないように、ベッドの枠にタオルで腕を縛りつけたこともありました。下の世話も大変です。自分ではトイレに行けないので、オムツの交換を何度もやりました。やせ細っていく父の身体の中で唯一、口のまわりの白髪のヒゲだけはきちんと伸びてたのが印象に残ってます。ヒゲって、死ぬ直前まで伸びるんだ…… と不思議に感じました。

 棺に入る前までに、当然ヒゲはきれいに剃ってありました(笑)。本を読むことくらいしか楽しみがなかったので、本を何冊か入れてあげました。「文藝春秋」だったかな? なぜか涙は出ませんでした。昔、飼い犬が死んだときは号泣したんですけど(笑)。自分でも意外なほど、淡々としていたような気がします。父には申し訳ないけど、これでやっと母が楽になるなと思いました。
 あの世で好きな本でも読みながら、見守ってくれていればいいのですが。

ロックの英詞を読む(ピーター・バラカン)

2009-02-27 23:18:44 | 読 書
 ピーター・バラカンといえば「ポッパーズMTV」。MTVができた頃(80年代前半)、よく観てました。現在はブロードキャスターという肩書で、NHKの「ジャパノロジー」という番組で、日本の伝統文化を英語で紹介したりしてますね(これはもともとは海外向けの番組らしい)。あと、NHKのFMで毎週土曜日の朝0715から「ウィークエンド・サンシャイン」という番組をやってます。ただし、音楽的にかなりの「マニア」なので、ときどき彼の趣味についていけないこともあります。

 この本は、50年代から90年代の洋楽(ロック)36曲の歌詞について、彼が解説したものです。日本語が達者なイギリス人が解説するんだから、納得するしかないっすよね(笑)。誰も反論できない(別に反論したいわけじゃないけど)。はあー、なるほど、というしかない。最も古いものがチャック・ベリー、エディ・コクラン( Summertime Blues )、最も新しいのがR.E.M( Losing My Religion )、プリンスあたりです。36曲中、ぼくがまだ聴いたことのない曲が11曲、あとの25曲はよく知っている曲です。

 ザ・フーの「 My Generation 」の訳詞がいい。そうか、あの歌い方はこういう風に訳せばいいのか、と素直に納得。
 あと、印象に残ったのがデイヴィッド・ボウイの「 Changes 」。最近流行の「チェインジ(ズ)」です。一部を引用。

 僕は何を待っていたんだろう いまだによくわからない
 八方ふさがりの状況の中
 イライラだけがつのって暴走してたっけ
 「やった、成功だ」と思うたびに
 現実はそう甘くないことを思い知らされた
 (中 略)
 何度も何度も変化して変化するんだ
 向きを変え知らない自分に直面して
 変化するんだ
 もっと金持ちになりたいわけじゃない

 とにかく同じ人間でいるのが嫌なんだ
 時の流れは僕を変えていくかもしれない
 でも僕は
 時の流れを追っていくことはできないんだ

 「自分を変えたい」という言葉はよく耳にしますが、彼の場合、本当にコロコロと自分のキャラを変えました。良い悪いは別にして、そこまでして「今までと違う自分」を演出するエネルギーは、すごいです。1970年前後の彼は、実際に音楽的にかなりの試行錯誤をくり返していたようです。「ジギー・スターダスト」として大ブレイクする直前の、初々しい彼の姿が浮かんできます。

 (発行:集英社インターナショナル 発売:集英社 定価:¥1600+税) 

 ピーター・バラカン
 デイヴィッド・ボウイ

ショボい雪だった

2009-02-27 14:39:23 | Weblog
 雪が降った! おおー、雪だ雪だ。雪国育ちのぼくは雪を見ると覚醒する。ウソだけど(笑)。だけど、すぐやんでしまった。なんだ、ショボいなあ。積もりもしない。こういうときに、「ダイヤモンド・ダスト」を聴くのだっと思ったら、やんでるし。「ダイヤモンド・ダスト」にはほど遠い。しかし、久しぶりに雪が見たいと思っていたけど、いざ降ってみると、寒い寒い。活動力が低下する。うちのネコもツチノコのようになって活動停止。

 

「カープール」って「相乗り」だったのね

2009-02-27 13:11:34 | 語 学
 ある英文を読んでいて、「 car-pools 」という単語が出てきた。ぼくはほとんど何の疑いも持たず、「駐車場」と思ってしまった。なんというか、「直感」的なものだった。「 motor-pool 」という単語が頭の中にあったせいかもしれない。「プールする」というと、何かを「集める」とか「ためこむ」というイメージがある。しかし、あらためて辞書を引いてみると、「共同利用のためにたくわえる」「共同出資する」という意味だった。「資金をプールする(しておく)」という表現は聞いたことがありますよね。だけど、「車をプールする」って、よくよく考えてみると、聞いたことないよな…… とにかく、辞書を引かずに「駐車場」と決めつけてしまった。これが先入観による失敗だった。「駐車場」ならば「 parking 」とか「 car-parking 」という表現になるはずだ。

 それは「相乗り」のことだった。「カープール」で検索すると、けっこう出てくる出てくる。もうカタカナの日本語になってたのねー。知らなかった。「カー・シェアリング」は知ってたけど。カー・シェアリングの場合は、契約というか規定にしたがって、数人で一台の車を共用する。カープールの場合は、もうちょっとお手軽というか、近所の知り合いの間で相乗りしたり、子供の送り迎えをしたりすることのようだ。自分はそういう経験が無いもんだから、思いつかなかったな…… 悔しい。というか、辞書を引かなかった自分が悪い!

 その英文は、50年以上前に書かれたものなので、その頃から「相乗り」は行われていたのだ。現在に比べれば、車も貴重品だったはずだし。今回は失敗で悔しい思いをしたが、このおかげで「カープール」という単語が頭に刻み込まれた(笑)と思う。

 カープール
 カー・シェアリング

恐るべし児玉清

2009-02-26 16:37:25 | Weblog
 「アタックちゃああーんす!」のクイズ番組でおなじみの児玉清氏(75歳)が新聞で紹介されていた。「本さえあれば何もいらない」というほどの読書家だそうだ。しかも、英語の原書(約250~400ページ)を月に4冊も読んでいる! とのこと。翻訳版が出るまで待ちきれないんだって。ニューヨークやパリまで本を買いに行く。バッグいっぱいに洋書を買って帰り、ごろりと寝転がって読む。それが至福の時らしい。小説が好きで、「小説を読まない国に未来なし」とまで言い切っている。

 まさに翻訳家いらず。マイリマシタ……
 肩書きは「書評家」になっている。「週刊ブックレヴュー」にも出てますね。文章を書く仕事をするなら、こういう人と同等、またはそれ以上に本を読まなきゃダメだ。この人を見る目がかなり変わったな。

 児玉清

「洋楽を卒業」じゃなくて「卒業に洋楽」

2009-02-26 00:16:19 | 今日の音楽
 気がついてみると、卒業シーズンですか? ぼくにはあまり関係ないんですけど。日本の音楽には「卒業」とか「サクラ」をテーマにした曲が多いのですが、洋楽には「卒業」をイメージさせるような曲って、あまりないような…… 気がします。そもそも日本と外国じゃ卒業の季節も違うし。日本ほど感傷的にならないんじゃないのかな。
 「洋楽 卒業」で検索してみると、「卒業時にみんなで歌える洋楽」というのがありました。

 1 イエスタディ・ワンス・モア  カーペンターズ
 2 明日にかける橋  サイモン&ガーファンクル
 3 カントリー・ロード  ジョン・デンバー
 4 ロング・アンド・ワインディング・ロード  ザ・ビートルズ
 5 セイリング  ロッド・スチュワート
 6 スタンド・バイ・ミー  ベン・E・キング(ジョン・レノン)
 7 スーベニア  ビリー・ジョエル
 
 カーペンターズは一番無難でしょう。他にもいい曲たくさんあるし。「トップ・オブ・ザ・ワールド」とか。「明日にかける橋」は名曲ですが、歌うにはちょっと…… 難しいんじゃないかな。「カントリー・ロード」はいいですね。実は、卒業とは関係ないんですが、この曲と「スタンド・バイ・ミー」は人前で演奏したことがある(笑)。恥ずかしながら。ギターのコードもちゃんと覚えてますよ。「セイリング」も名曲です。ビリー・ジョエルの「スーベニア」は…… 良い曲ですが、知名度がちょっと(笑)。ファンじゃない人は、知らないでしょうね。ちょっと残念。

 自分の卒業のときのことは、ほとんど忘れてますが、一つだけ思い出があります。小学校の卒業式。BGMでプロコルハルムの「青い影」が流れたんですよ。流れたというか、同級生の女の子二人がエレクトーンで演奏してたんです。あれは良かった。いや、女の子じゃなくて、演奏が(笑)。いまだにこの曲を聴くと思い出します……

 プロコルハルム 青い影
 カーペンターズ
 ジョン・デンバー カントリー・ロード

焼きそばだー文句あっか

2009-02-25 20:58:27 | Foods & Drinks
 月に1~2回、「焼きそばの日」があります(不定期)。スーパーで普通に売ってる3食入りのソース焼きそばです。具材としては、ひき肉、キャベツ、もやしを使用。フライパンでジャッジャッジャッ。15分か20分もあればできますよね。独身の頃からつくってました。焼きそば、大好きなんです。

「引きこもり」という言葉

2009-02-25 16:50:19 | 語 学
 約20年前、まだ「引きこもり」という言葉は一般にほとんど知られていなかった。その頃、講談社現代新書で「退却神経症」という本が発売された。ぼくは、精神医学や神経症に興味があったので、その本を買って読んだ。が、あまりピンとこなかった。そもそも「退却」が何を意味するのかがわからなかった。だいぶ後になって、ようやくわかった。それは英語でいうと「 withdrawal 」のことで、「 (Social) Withdrawal Syndrome 」を「退却神経症」と訳してしまったのだ。だから、わかんなかった。これは明らかに翻訳の失敗である。誤訳とは言わないが、大きな「失敗」! だって、ヘタな日本語に訳したせいで、理解できなかったんだから(笑)。

 これが今でいうところの「引きこもり」である。「社会、世の中から身を引く」という意味。ところが、「 withdrawal 」を「(軍隊の)撤退、退却」の意味と解釈したので、おかしくなってしまった。誰がそう訳したのか知らないけど。当時はまだ「引きこもり」という言葉が普及してなかったので、しかたないとも言えるが、そういう場合、翻訳者は自分で「最適な訳語」を作らなければならない! それは翻訳者の責任であり、腕の見せ所でもある。それを怠った翻訳者、著者、編集者に対して、ぼくはいまだに怒っている! のだ(笑)。

 ただ本を出せばいいってもんじゃないよ。出版関係者は、一つ一つの言葉に責任をもって仕事をしてほしい。

 講談社現代新書 退却神経症

ネコにまつわる英語のことわざ

2009-02-25 14:41:55 | ネコネタ
 辞書で「cat」を引くといろんな諺(ことわざ)が載ってます。

 A cat has nine lives. ネコには九生(命が九つ)ある
 All cats are grey in the dark. 暗闇ではネコはすべて灰色
 When the cat's away,the mice will play. 鬼の居ぬ間に(命の)洗濯
 There are more ways of killing a cat than by choking it with cream.
  クリームで窒息させるだけがネコの殺し方とは限らない
 Care killed the cat. 心配は身の毒
 Curiosity killed the cat. 好奇心はほどほどに

 最初のものは「ネコは簡単には死なない」という意味(そのまんま)。
 二番目のは「美貌などは一皮むけば同じこと」という意味だそうです。
 四番目のは随分残酷ですね。昔はそうやってネコを殺していたのでしょうか。要するに「何かをやろうとするとき、その方法はさまざまだ」ということを言いたいらしいのですが、なんでわざわざこんな言い方をするのかわかりません。

 最後のことわざにはちょっと思い入れがあって…… 書かせていただきます。ある洋楽の曲の歌詞の中に、このことわざが出てくるのですが、それを初めて聴いたとき、ぼくは三島由紀夫の小説「午後の曳航」を思い出し、「ああ、この歌手はきっとあの小説を読んだのだな」と思いました。かなり残酷ですが、主人公の少年が仲間と一緒に子ネコを殺して解剖するというシーンがあるのです。少年の好奇心がネコを殺してしまった…… という意味に考えました。ですが「好奇心はほどほどに」という意味からすると、これは「ネコ自身が好奇心のために命を落とした」ということなんでしょうね。勉強になりました。

 英語ことわざ 猫

ダイヤモンド・ダスト(冬が終わる前に)

2009-02-25 00:21:38 | 70年代洋楽
 また寒さがもどってきたようだ。寒くなると聴きたくなる曲。それがジェフ・ベックの「ダイヤモンド・ダスト」(1975年)です。これは良い。誰が何と言っても良いものは良い。アルバム「ブロウ・バイ・ブロウ」に収録。「哀しみの恋人たち」が有名ですが、ぼくはこっちの方が好きです。演奏時間が8分以上ある長い曲ですが、長さを全く感じさせません。ピアノの伴奏と、ギターの音色と、ストリングスの音が一体となって、ダイヤモンド・ダストの光景をイメージさせてくれます(ヴォーカルはありません)。ちなみに「ブロウ・バイ・ブロウ」って、「ギター殺人者の凱旋」(?)とかいう、すさまじい邦題がついていた記憶があるのですが…… どなたか覚えている人いませんか? 

 寒くて嫌われることが多い季節ですが、いざ終わるとなると少しさびしくなりませんか。ならないか。冬という季節にも、いろいろ良いところがあると思うんですけどね。
 冬が終わる前に、一度聴いてみてほしい1曲です。

 ジェフ・ベック ブロウ・バイ・ブロウ

英語達人塾(斎藤兆史)

2009-02-24 19:22:05 | 読 書
 サブタイトルが「極めるための独習法指南」で、自分で英語を学習する人、つまり学校とか留学とか家庭教師に頼らず、自分でコツコツと勉強する人のための本です。したがって、ぼくのようなやや引きこもり傾向のある人間にもピッタリ。でも、中身はすっごく厳しいことばかり書いてます(笑)。

 目 次
 第1章 入塾心得
  2章 音 読
  3章 素 読
  4章 文法解析
  5章 辞書活用法
  6章 暗 唱
  7章 多 読
  8章 丸暗記
  9章 作 文
  10章 視聴覚教材活用法
  11章 その他の独習法
  12章 英語教材の選び方

 所々に鋭い格言があります。
 「英語力は会話力にあらず。文法無視でペラペラしゃべる癖がついてしまうとそこで学習は頭打ちになる」
 「基本をおろそかにした我流では伸びない」
 「母語(日本語)を大事にしない人間は外国語の習得など望むべくもない」
 「語学力は辞書を引く回数に比例して伸びる」 などなど。

 また、各章には具体的な勉強法が指示されています。例えば、
 「毎日1回、最低200語程度の英文をゆっくり音読しなさい」
 「いまから1年以内に最低2000ページの英文を読みなさい」
 「大学受験レベル以上の英文法参考書を3度通読しなさい」
 「日本の昔話の縮約版(桃太郎、浦島太郎等)を1000語程度の英語で書きなさい」 などなど。

 最後に「翻訳」について。筆者の言葉をそのまま引用します。
 「僕は、文学翻訳の能力は、英語力の中でももっとも高度かつ特殊なものだと思っている。普通に英語を話したり書いたりできる程度では、とても文学翻訳はこなせない。(中略)したがって、翻訳家志望の人は、本書で解説してきた学習法に加え、日英の文学書の多読が必須の学習項目となる」
 道は遠いな…… 

 中公新書 英語達人塾

素直に喜べない人たち

2009-02-24 08:41:20 | Weblog
 昨夜のニュースはアカデミー賞受賞の話題一色だったが、ネットの中の一部で「日本に対するゴマすりだ」という書き込みもあった。それを読んで悲しい気持ちになった。本当にそうなの? その根拠は? この世の出来事については常に、好意的な意見とそうでない意見とが出てくる。どちらかの意見が優勢になると、それに反発する意見が必ず出てくる。ちゃんとした理由があれば納得もできるが、漠然とした反対意見には少々不快感をもってしまう。

 「日本からお金を取ろうとしている」とのことだが、受賞するとなぜそうなるのか説明がない。米国の誰が取るというのか。株価が上がるとか? 今回の受賞でどれほどの経済効果があるのだろう。ぼくは経済の専門家ではないのでよくわからないが、そんなたいしたものではないと思う。金額の規模もそうだし、時間的にもそう長くは続かない。一時的なものだ。実際に日本から米国へお金が流れたとしても、たかがしれてる。来週、来月になったら、アカデミー賞のことなんて、みんな忘れちゃうし(笑)。

 のん気に喜んでいてはいけないのだろうか。ぼくは日本の映画が海外でも認められたと素直に喜びたい。

祝「おくりびと」アカデミー外国語映画賞受賞!

2009-02-23 14:11:45 | 映 画
 「おくりびと」が受賞したそうです。よかったですね。それと「つみきのいえ」が短編アニメ賞を受賞したそうで。よかったよかった。おめでとうございます。日本映画も捨てたもんじゃないぞ。
 でも、「おくりびと」まだ観てないんだ(笑)。すみません。DVDでゆっくり観たいと思います。山形県の庄内地方を舞台にしてるとは知らなかったな。ぼくの出身地に近いんですよ。この地域はここ数年、映画作りが盛んなのです。「たそがれ清兵衛」もそうだし。

 滝田洋二郎監督。なんか聞いたことある名前だなーと思っていたのですが、もう20年以上前に「コミック雑誌なんかいらない!」という映画を観ました(主演:内田裕也)。けっこう衝撃的な作品でしたよ。タイトルは「頭脳警察」というロックバンドの曲名からとったものです。

 俺にはコミック雑誌なんかいらない~♪
 俺にはコミック雑誌なんかいらない~♪
 おーれのまわりはマンガだ~から~♪

 たしかこんな歌詞でした。当時、実際にあったいくつかの事件を題材にし、内田がTVレポーター役で「恐縮です」と言いながら取材をするという社会風刺的な内容でした。キャストも豪華なので、もう一度観たいですね。あと「桃色身体検査」なんかもいいかも(笑)。

 滝田洋二郎

「20世紀少年」観るならT.REXを聴け

2009-02-23 05:03:58 | 70年代洋楽
 ぼくは「20世紀少年」を全く観たことがありません。でも、「20世紀少年」は大好きです。全く観たことがないんですけど、語ってみまーす。

 原作者の浦沢直樹って、「 YAWARA 」を描いた人でしょ。昔、ちょこっと読んでたけど、途中で飽きちゃったな。特に好きでもなく、忘れてしまっていた。それがこのブーム。テレビで毎日のように宣伝してるもんね。それと、彼は意外に音楽好きのようで、ある音楽雑誌でも紹介されていた。話によると、CDも出しているとか。60~70年代のロックが好きで、特にボブ・ディランの大ファンらしい。ぼくよりも少し上の世代に属する。

 「20世紀少年」って、T.REX(T・レックス)の「 20th Century Boy 」の直訳じゃん。よく考えてみたら。何だよ、タイトルのパクリかよ(笑)。まあ、いいけど。CMのBGMとしても使われてたな。「♪ジャーンジャ ジャジャ ジャーンジャジャーンジャン♪」ていう、あの独特のギターのイントロね。あれは一度聴いたら、記憶に残りますよ。彼らは演奏自体は上手ではなかったようだ。スタジオ録音の音を聴いてみると、ストリングスやコーラス等のアレンジで、かなり音を厚くしている。プロデューサーのトニー・ヴィスコンティが、うまくカバーしてたのだろう。

 とにかく、この「 20th Century Boy 」はT.REXの曲の中でも、最高の1曲と言っていいものです(ネットに動画有)。これから聴く人はベスト盤から入るのがいいでしょう。

 T.REX

第26回フェブラリーS回顧

2009-02-23 03:10:17 | 競 馬
 ハズレでした……(T_T) 残念。最近、不調です。優勝したサクセスブロッケンはほぼノーマークでした。
 自分の買った馬の成績をみてみると、

 ◎フェラーリピサ → 5着
 〇カネヒキリ → 3着
 ▲エスポワールシチー → 4着
 △カジノドライヴ → 2着
 △ヴァーミリアン → 6着
 △ヒシカツリーダー → ?
 ★アドマイヤスバル → ?
 
 2着から6着までは確実におさえてるんですけど(!)、1着の馬はノーマークでした。そこで、レースが終わってから気がついたこと。1着から4着の馬に共通していること、わかりますか。この4頭は、前走(前回のレース)で1800m以上の距離を走っているのです。今回のレースは1600mで、1分34秒6のレコード決着でした。芝コース並みの時計ですね。走りやすい馬場だったようです。こういう厳しい流れの中で勝ち残るには、最後のスタミナが重要になる。今回のレースよりも長い距離のレース(1800~2100m)を最近走って、それなりの成績をあげている。これがポイントでした。
 ◎のフェラーリピサ、△ヒシカツリーダー、★アドマイヤスバルの前走は1400mのレース(根岸S)でした。実績、実力が足りなかったこともありますが、距離の感覚というか、走り方に失敗したような気がします。馬は自分の走る距離を知りませんから、距離実績(適性)は大事です。気づくのが遅かったけど…… ヴァーミリアンはどうなんでしょう。残念ながら、ピークを過ぎてしまったかも。

 終わってみれば上位2頭は若い4歳馬でした。世代交代ですかね。フェラーリピサも次回はがんばってほしいです。