横手やきそば顛末記【中編】

・・・っつうゴドで、

ついに登場した、



横手やきそば

この「横手やきそば」の最大の特徴は、「目玉焼き」を従えてる！！・・・ってトコだな。
「従えてる」っつうが、「かぶってる」っつうが「のっけてる」っつうが、「冠してる」っつうが、とにかぐ、目玉焼きとのコラボ・協働・連立体制が上手く機能してる状態だな。

「麺類」＋「卵」の組合せっつうのは、「月見そば（うどん）」が代表的だげんちょ、
・・・この、いわゆる「月見系麺類」を食う場合、避けて通れない永遠の課題があって、
ほれはすなわち、
「いつの時点で、卵（黄身部分）を崩すか？」・・・だ。
　　　↑
この問題は、有史以来、人類最大のテーマであると位置づける学者もいるそうだ。（←ウソ）


「ん！？なに？『月見そば』の卵？あんなのはオメ、最初っから箸でブシュ！って潰して、ガーーー！ってやって、『そば』ど一緒にズスズスズス～～～って、やればいいだげだべ！」

「え゛～～～！最初っから、卵を潰しちゃうんですか？もったいない！ボクはアレですね。最初は『そば』だけを食べます。卵には、いっさい手をつけません。卵は後生大事に、そのままの状態で保存しておきます。で、『そば』だけを食べ続けて、『そば』を完食した時点で、初めて、漆黒の闇（つゆ）の中に浮かぶ満月（卵）が浮かび出るんすよ！ボクは、この満月を少なくとも１０秒間は、ジっと見つめますね。で、『ああ～、なんて美しい満月なんだ』と、感慨に浸りながら、この満月をツルっと飲み込み、口の中で、その柔肌に歯をたて、グシュ！っといくわけですよ！このとき口の中に広がる濃厚かつ芳醇な・・・」

「うるせ！うるせ！オメェ～ら、さっきから聞いでだら、なに馬鹿゛なゴド語りあってんだ！『月見そば』の卵の食い方だべ！ほんなの、オレに言わせりゃ『最初に潰す奴゛は馬鹿゛、最後までとっておぐ奴゛も馬鹿゛』だ！！オレはな、初期は『そば』のみを食う！んで、中期に『卵の損壊』に着手して、『そば』に絡めたり、絡めなかったりしながら、後期に向かい・・・って、中・長期的な展望にたって『月見そば』を食ってっと！！・・・っつうが、ホントは『卵を損壊』した時点で、ホレ以降は、計画もナニもなく、グダグダになってしまう！・・・っつうのが現状だげんちょな！」


・・・って、人々は、なぜか、「月見系麺類（麺類＋卵）」の話題になると熱く持論を語り出し、収拾がつかなくなって、

「んじゃ、結局゛・・・　『月見そば』なんか、頼まねげればいいべハ！！　」・・・っつう、なんだが訳がわかんね～結論に達してしまうことも珍しくない。


・・・っつうが、「横手やきそば」の話だったな。

んでも・・・「『月見系麺類』における卵問題」についてオレ自身、熱く語ってるうちに紙面がつきてしまったがらハ、
肝心の「横手やきそば」の味とか、オレの感想等は・・・次回だ！！

（この「横手やきそば顛末記」も中・長期的な計画に基づき話を展開すっかんな！）


ほんじゃ(^^)v！！

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