東洋医学の理論~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

M・Y先生への評価〜鍼灸臨床実技の施術を受けて〜

2017-12-04 17:12:24 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
臨床実技で施術を受けた同級生に対しての評価。

自身が東洋医学というものを現象レベルの一般性ですら捉えきれていないので、効いた効かないという事実レベルでの像しか描けなかった、それゆえにそのレベル以下でしか書けないだろうとの思いから、評価用紙に記入を指示されたのであるが、形式として書かれている項目にチェックを入れたのみであったのだが、同級生からは、真面目に評価しての用紙を受け取ったので......以下、その評価。

今回の施術を受けて一番印象的であったのは、施術の丁寧さ、気配りであった。

具体的には、ベッドメイキングから始まって、四診、施術が丁寧なものであり、中でも、刺鍼(接皮、弾入、刺入、抜鍼等)のすべてが、自身が鍼アレルギーであることを踏まえてくれてか?丁寧かつソフトなものであった。

その後の病態に対しての患者指導(例えば自身の冷えに対しての、コーヒーは身体を冷やすので少し控えましょう等の食に関わってのアドバイス)にも、気配りが感じられ、さすが女性は違うなあ、と感心させられた。

このこと(気配り、丁寧さ)は、必ず患者に伝わることであるし、本来は伝わる様に自身の鍼灸の技、術を創り上げていくべきものである、と思えるので、そのような施術をすること、出来ることは素晴らしい、と思えた。

ただ、(自身の感想としては)一点だけ残念なことがある。それは、自身の(患者の)身体の状態がどうなっていて、どの様な診断?を下して、それに対してどの様な治療方針でどの様に施術していくのか、ということが(自身にとっては)明確ではなかった、ということである。

これは、時間の制約がある中で、かつ互いに鍼灸、東洋医学に対しての理解があるという条件での施術であったので、それよりは他のことを優先しての、であったかもしれないが、脈診、舌診によっての施術での効果が実感されただけに、自身の身体の状態が東洋医学的にはどうであって、それに対してどの様に施術するのか、したのかは知りたかったこと、であった。(もちろん、通常の患者にはそこまでの解説は必要で無いとの考えかたもあるであろうし、意図的にそうであるならば、それはそれで良いとも思うが......)

以上を要するに、今回受けた施術、自身の腰の古傷の状態を良くしてくれただけでは無しに、丁寧な心のこもった施術ということの大事性と脈診、舌診による施術の効果を実感させてくれたという意味でも、自身にとっての貴重な経験であった、と思える。ありがとうございました。






コメント    この記事についてブログを書く
« 今宵はスーパームーン〜生命... | トップ | 今夜の霧〜に原始の生命現象... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。