東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

卒業研究について(5)〜東洋医学の原点とその時代性を問う〜

2016-08-24 00:50:25 | 覚え書
卒業研究の形式と内容について。おおまかなデッサン。

(目的)
鍼灸の世界においては『黄帝内経』(=古代中国医学)は東洋医学の原点であるとして聖書の如き扱いをされている。にもかかわらず現状ではそれが文化遺産として充分には役に立てられていない。のみならず、その内容の検討もせずに非科学的な迷信の類?であるとしてしまっている鍼灸師も多数存在する。と思える。

そのような現状に鑑みて、東洋医学の原点である古代中国医学とその時代の社会の姿を明らかにした上での『黄帝内経』の正否を問うことの必要性が痛感される。

それゆえに本研究では、『黄帝内経』で説かれていることのその究明の方法を問う、とともに古代中国という時代性を把握することで、先ずは、東洋医学の原点とその時代の姿を明らかにすることを目的とする。

(対象と方法)
以上の目的から、『素問』『霊枢』を検討することを行う。その方法として、『東洋医学概論』等の東洋医学の原点とその時代に関わる書を参考にするとともに、古代中国と人類の認識の発展段階としての共通性を持つと思われる古代ギリシアのありかたから、古代中国のありかたを推測する。ということを行う。

但し、ここでの古代ギリシアのありかたとは、通常の歴史書的ありかたでは無しに、筑波大学医療医学系助教授である悠季真理が「古代ギリシアの学問とは何か」「古代ギリシア哲学、その学びへの招待」(共に『学城(1〜13)』所収)で説いて(解いて)見せてくれている、古代ギリシアのありかたでありその視点である。

(結果)

(考察)

(結論)

(参考文献)
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