『形而上学』(アリストテレス)を読み返している(正確に言えば、眺めているか?)。
若さのある時に、しっかりと学びたかった、との思いがする。
例えば、『形而上学』のΔ巻で「始まり(αρχη)」について、説かれている。
様々な角度から、様々な意見を取り上げて、その共通性に着目して......。
本当にすごい人。それも二千年以上前の人なのだから......。
何がすごいのか、と言えば、人類史上初の、まだ正解の無い問題に、そこまでの人類の英知を総動員しての思弁を、そこにさらに自身の思弁を重ねて......。
せめて、自身は自身の専門分野で、と思う。