東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

ちりげの灸、小児差斜の灸、肺兪、膏肓、心兪~今日の鍼灸実技

2015-12-02 20:49:42 | 鍼灸術・手技療法術
今日の鍼灸実技。ちりげの灸、小児差斜の灸。肺兪、膏肓、心兪への鍼。

「ちりげの灸(身柱への灸)」

主治:疳の虫

取穴:大椎(第7頸椎棘突起下陥凹部)を取って、下がっていって、第3胸椎棘突起下陥凹部に「身柱」穴を取る。

「小児差斜の灸(肝兪、脾兪への灸)」

主治:小児疾患(特に疳の虫)

取穴:筋縮(第9胸椎棘突起下陥凹部)、脊中(第11胸椎棘突起下陥凹部)を取って、それぞれの一寸五分外側に、(筋縮→)肝兪、(脊中→)脾兪を取る。

男児は左肝兪、右脾兪に、女児は右肝兪、左脾兪に取る。

「肺兪、膏肓、心兪への鍼」

主治:呼吸器疾患

取穴:身柱(第3胸椎棘突起下陥凹部)、第4胸椎棘突起下陥凹、神道(第5胸椎棘突起下陥凹部)を取り、身柱の一寸五分外側に肺兪、第4胸椎棘突起下陥凹部の外側三寸に膏肓、神道の一寸五分外側に心兪を取る。

刺鍼法:肺兪と心兪へは、直刺で1センチ、膏肓へは、斜刺で1センチプラスα刺し、置鍼。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 手の太陰肺経と手の陽明大腸... | トップ | 本当の!「気血津液」の歴史性とは... »
最新の画像もっと見る